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桜を詠んだ歌の中で、最も好きな一首は西行のものです。
春風の 花を散らすと 見る夢は
覚めても胸の 騒ぐなりけり
この歌は、小林秀雄の『私の人生観』で初めて知ったのですが、まるで、春風に散る花びらが降って来るような感覚におそわれました。それにも驚いたのですが、後に続く小林秀雄の文章に「まるで虚空から花が降って来る様な歌だ」と書いてあり、再び驚いたのが深く印象に残っています。
さて、ここにアップした写真は、先日、善福寺川緑地の花見(「善福寺川緑地の桜」参照)の帰りに見つけた桜です。大きく高く、立派な枝垂桜でした。
出来ることならば、花の散るときに、もう一度足を運んでみたいと思っています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/fd/1432edfd7192b78d02690b31037820cf.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/d3/a5292d36efbdea29f349ac4b19910ea4.jpg)
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春風の 花を散らすと 見る夢は
覚めても胸の 騒ぐなりけり
この歌は、小林秀雄の『私の人生観』で初めて知ったのですが、まるで、春風に散る花びらが降って来るような感覚におそわれました。それにも驚いたのですが、後に続く小林秀雄の文章に「まるで虚空から花が降って来る様な歌だ」と書いてあり、再び驚いたのが深く印象に残っています。
さて、ここにアップした写真は、先日、善福寺川緑地の花見(「善福寺川緑地の桜」参照)の帰りに見つけた桜です。大きく高く、立派な枝垂桜でした。
出来ることならば、花の散るときに、もう一度足を運んでみたいと思っています。
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確かに満開に咲く桜の美しさは素晴らしいですね。しかし、こういう桜も、何と口で言ったらいいか、分からない程の、美しさや、儚さ、健気さ、等を感じます。
もしかすると、人は花を愛でるのも、ペットを愛でる様に、何か充足されない悩みや、不安などを解消してくれる(投射する)からこそかもしれませんね。
ここで、一句、詠めるほど、愛でる気持ちや、文学の才があればよかったのですが。
「萌え桜、枝垂れ桜に、散り桜。
愛でる者達、何をうつさん。」
お後が悪いようで、、、(自爆)。
「萌え桜、枝垂れ桜に、散り桜。
愛でる者達、何をうつさん。」
とても覚えやすい俳句ですね。
私も一句、と思ったのですが、気配さえ浮かびませんでした^_^;