そもそも世の中(少なくとも日本)でスマホがメジャー化し始めたのは、ここ数年の話。
2007年のアイフォン発売がスマホ普及に大きな役割を果たしたとされているようですが。。。
中東や北アフリカを踊りあるいていた私は、
1年のうちラマダンの1ヶ月ほどだけを日本で過ごすという生活をしていた訳で、
ともなれば、日本での携帯電話なんている時だけ使えるプリペイドフォンで良いじゃない、
ってことになる。いつどこに赴くか分からない生活をしている上、
向こうに行ったら向こうで番号(SIMカード)を買って電話に入れ替えるのが必然的な流れ。
だって日本でしか使えない携帯電話を契約したら、
縛りがある上に不必要にお金を払い続ける事になるわけでしょ?
スマホに至っても同じこと。
(ローミングは別だけど1年ローミングした携帯を使ったらすごい高額な使用料になるのは間違いない)
ちなみにアイフォンもSIMカードを入れ替えても海外では簡単には使えないそう。
なんか色々トリックがあるらしいですが。
その年、私はラマダン明けにオマーン・スルタン国にいく契約が決まっていたところ、
不意の病で思いの外日本に長くいることになったのです。
泣く泣く向こうに行く契約はキャンセルした訳だけど、
以来私はいつまた中東に赴いても良いように(?)と、
スマホに買い替えないでいるところ。
でもここ数年、まさに思いの外日本に長くいる今、思うんです。
スマホが良い、と。
だってくっそ忙しい中、電車の乗り換えも調べられない、
地図も調べられない(←それさえも出来ない。なんせプリペイドですから)、
ということで新しいところに行かなきゃいけない時は私、やってるんです。
乗り換え時間や詳細を紙に移し書いたり、手書きの地図を作ってみたりってことを。
もしくは、人から携帯に送られる写真データが大きすぎると勝手に削除され、
結局見れないから再度その人に連絡してパソコンアドレスに再送してもらう、などなど。
なんて時間の無駄なんだ。
今までは笑いのタネでしたが最近はもう笑えない。
でもね、マーフィーの法則を思う今日この頃。
スマホに変えた途端、もしかしたらまた中東に行くことになるのでは?なんて。