ベリーダンサーASYA ☆ オフィシャルブログ

レバノンを拠点に、アラブ諸国を股にかけた過去を持つベリーダンサーASYA(アシア)の今と昔の奮闘日記

MUST TO

2012-07-04 01:51:32 | レバノン

Habibi, you must to come with me to za(the) night club.

Habibi, you must to prepare yourself to go to Oman.

Habibi, you must to watch this video.

Habibi, you must to...

 

レバノンでは(そしてその他近隣諸国でも)、フツーにこういう表現での英語会話がされている。

 

でもここまで読んでみて、気付く人は気付いたはず。

・・・must to... って。。。???

 

ここで英語の文法を説明するつもりはあんまりないのだけど、短く説明すると、must の後は、述語(動詞の原型)か、疑問文になった場合には主語とか、とにかく must と to がくっつくこと自体が実は間違い。

 

じゃあなんでこんなことに? 

となると、考えられるのが、こっちの案。

「must」 と 「have to」 は、どちらも「~しなければならない」という意味。

ということは、「must」=「have to」

だから文章の中で「must」を「have to」と置き換えることが出来るんです。

 

でもなぜだかその辺が勘違いによって「must」 と 「have to」 を置き換えるって言うより、must と have を置き換えてしまっている皆!!

だから Habibi, you must to come with me! ってなってしまう訳よ。

 

はじめは話した人数人に見られるちょっとした文法間違いかしら、って思ったのだけど、実は国中で must to 文章を使い、今では文化となっている。(←大袈裟。笑 *) 実は英語教育のが長かった私は、ずっと「それおかしいよ!!」って思っていたの。。。(←お前の日本語もおかしいよ!!ってこともありますがその辺は今は棚に上げときます)

 

それでも私、熱くなって彼らに話しかける(ってか訴えかける)時にはいつしか

Habibi, you must to listen to me!! (ハビービ、私の言っていることをちゃんと聞いてよ!!)

 

そう、これこそ巷で言う「郷に入っては郷に従え」ってやつなのです。

 

誤解のないよう言っときますが、決して批判しているわけではありません。実は私、そういうアラブの英語が大好きなのです ♥

もしかしたらフランス語を英語に直訳しちゃうとそうなっちゃうのかもしれないね。フランス語→英語でのあれ?ってのは他にも面白いのあるのでまた次回。

 

 

脚注)* もちろん皆ではありません。あくまで私が接してきた大多数の人たちの話ですが。

 

コメント (2)
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