四方を
海
に囲まれているイタリアでは、他のヨーロッパ諸国に比べ、比較的魚介類を多く食べていると言われています。
実際、ハンガリーやオーストリアで、魚料理と言えば、マスやフナやなまず、チョウザメなど淡水魚が多いのに比べ、イタリアでは、マグロ、タイ、メカジキ、ホウボウ、アジ、イワシ、アンコウ・・・様々な海水魚が食卓に上りますね。
で、魚を食べる量ではもっと日本人のほうが多いわけですが、その魚介類の中でも
特に人気なのは、エビ。
そしてイタリアもエビは大人気。
あの甲殻類を焼く
ときの独特の香ばしさが食欲をそそるのか、それとも魚を料理するのに比べると簡単なせいかもしれません。
では、どんな種類のエビを食べているかといいますと・・・
まず、エビのことを総称してgambero(ガンベロ)と言いますが、
ガンベローネ(車海老)
マッツァンコーラ(大正エビ)
ガンベレット(芝エビ)
スカンピ(手長エビ、またはアカザエビ)
アラゴースタ(伊勢エビ)
アースティチェ(ロブスター、またウミザリガニ)
オマーロ(オマールエビ)
など様々な種類があります。
これ以外にエビではありませんが、
同じく甲殻類のシャコも食べられているようです。
シャコに関しては、エビほど一般的ではないからか、地域によって呼び名も違い、スクイッラと言う地域もあれば、チカーラ・ディ・マーレ(海のセミの意味)、またカノーッキアとも呼ばれます。
ヴェネツィアを旅行したとき、メニューにcanocchiaとあって何かわからず聞いたところ、厨房から生きたシャコを持って見せてくれました。
うちの実家は春になるとシャコをトロ箱で買い、それを蒸して、みんなマイハサミでザクザク切りながら、ドンブリ一杯食べるぐらいのシャコ好きなので、狂喜乱舞
してなって注文しましたが、お皿の上には、たった3匹。
ゆですぎで味は抜けてるし、オリーブオイルをかけてフォークとナイフで食べるシャコはイマイチでした。
普通、イタリアではどっさり届くものが、日本ではちょびっとしか出なくて残念。
ってことに遭遇しますが、逆は初めてでした。
とにかく、これほど種類豊富はエビですけれど、実際数値で確認したいと探しましたことろ、ずいぶん古いデータではありますが、出所の確かなデータを見つけました。
世界のエビ消費状況
FAO(国連食料農業機構)の2002年度データ
1位 中国 64万2,000トン
2位 北米 60万2,000トン
3位 欧州 45万4,000トン
4位 アジア36万8,000トン
5位 日本 29万トン
となっていました。
データ上は、日本がトップではなくなりましたが、それでも、1位の中国以外は、一つの国ではありまえんからね。
また中国の場合を考えても、一人当たりの年間消費量に換算すると、
中国が約500g
であるのに対し、
日本はなんと2.4kgも食べている計算になります。
つまり中国の5倍近く食べていることになるので、やはり日本におけるエビの消費量は突出していると言えるのだと思います。
本当はこの欧州の中で、イタリアがどれくらいなのかが判ればよかったのですが、そのデータは見つけることができませんでした。
なんとなく、ヨーロッパの中ではイタリアが一番食べてそうな気がしますけれど。
イタリア版ミシュラン(グルメガイドブック)
はガンベロロッソ(赤いエビ)っていうぐらいですから、相当エビ好きかも。
とは言え、日本だとエビって、テンプラにしたり、そのまま鍋に入れたりする以外に、ミンチにしてシューマイや餃子のタネにしたり、エビハンバーグなんてのもありますけれど、イタリアでエビを食べるときってローストとかフリットぐらいしかイメージできないんですけれどね。
それに、海沿いの町ではエビ料理があっても、トスカーナとかウンブリア、あとロンバルディアとかピエモンテとかであまりそういうエビ料理って見かけないような気もします。
さて、日本とイタリアって実際にはどっちが食べてるんでしょうね。
また素敵なエビ料理とか、エビ料理のおいしいレストランとかあったら教えてください!!
これを読んでエビが食べたいと思った方はクリックよん



実際、ハンガリーやオーストリアで、魚料理と言えば、マスやフナやなまず、チョウザメなど淡水魚が多いのに比べ、イタリアでは、マグロ、タイ、メカジキ、ホウボウ、アジ、イワシ、アンコウ・・・様々な海水魚が食卓に上りますね。
で、魚を食べる量ではもっと日本人のほうが多いわけですが、その魚介類の中でも
特に人気なのは、エビ。
そしてイタリアもエビは大人気。

あの甲殻類を焼く

では、どんな種類のエビを食べているかといいますと・・・
まず、エビのことを総称してgambero(ガンベロ)と言いますが、
ガンベローネ(車海老)
マッツァンコーラ(大正エビ)
ガンベレット(芝エビ)
スカンピ(手長エビ、またはアカザエビ)
アラゴースタ(伊勢エビ)
アースティチェ(ロブスター、またウミザリガニ)
オマーロ(オマールエビ)
など様々な種類があります。
これ以外にエビではありませんが、
同じく甲殻類のシャコも食べられているようです。
シャコに関しては、エビほど一般的ではないからか、地域によって呼び名も違い、スクイッラと言う地域もあれば、チカーラ・ディ・マーレ(海のセミの意味)、またカノーッキアとも呼ばれます。
ヴェネツィアを旅行したとき、メニューにcanocchiaとあって何かわからず聞いたところ、厨房から生きたシャコを持って見せてくれました。

うちの実家は春になるとシャコをトロ箱で買い、それを蒸して、みんなマイハサミでザクザク切りながら、ドンブリ一杯食べるぐらいのシャコ好きなので、狂喜乱舞

ゆですぎで味は抜けてるし、オリーブオイルをかけてフォークとナイフで食べるシャコはイマイチでした。

普通、イタリアではどっさり届くものが、日本ではちょびっとしか出なくて残念。

とにかく、これほど種類豊富はエビですけれど、実際数値で確認したいと探しましたことろ、ずいぶん古いデータではありますが、出所の確かなデータを見つけました。
世界のエビ消費状況
FAO(国連食料農業機構)の2002年度データ
1位 中国 64万2,000トン
2位 北米 60万2,000トン
3位 欧州 45万4,000トン
4位 アジア36万8,000トン
5位 日本 29万トン
となっていました。
データ上は、日本がトップではなくなりましたが、それでも、1位の中国以外は、一つの国ではありまえんからね。
また中国の場合を考えても、一人当たりの年間消費量に換算すると、
中国が約500g
であるのに対し、
日本はなんと2.4kgも食べている計算になります。
つまり中国の5倍近く食べていることになるので、やはり日本におけるエビの消費量は突出していると言えるのだと思います。
本当はこの欧州の中で、イタリアがどれくらいなのかが判ればよかったのですが、そのデータは見つけることができませんでした。

なんとなく、ヨーロッパの中ではイタリアが一番食べてそうな気がしますけれど。
イタリア版ミシュラン(グルメガイドブック)

とは言え、日本だとエビって、テンプラにしたり、そのまま鍋に入れたりする以外に、ミンチにしてシューマイや餃子のタネにしたり、エビハンバーグなんてのもありますけれど、イタリアでエビを食べるときってローストとかフリットぐらいしかイメージできないんですけれどね。
それに、海沿いの町ではエビ料理があっても、トスカーナとかウンブリア、あとロンバルディアとかピエモンテとかであまりそういうエビ料理って見かけないような気もします。
さて、日本とイタリアって実際にはどっちが食べてるんでしょうね。
また素敵なエビ料理とか、エビ料理のおいしいレストランとかあったら教えてください!!




そう言われてみると、ミラノやトリノではアンティパストコーナーにゆでエビがマリネになったのを見た記憶がありますが、あまりエビ料理としては食べた覚えがないです。
やっぱり海の近くか、南の方が多いのかもしれませんね。
読んだことがあります。
日本はきっと消費量世界一だろうと思ったら、なんとエストニアが一位でびっくりしたのを覚えています。
8キロくらいだったような記憶が・・・。
あとで、甘エビの産地だと知りました。。。
イタリアってどのくらいなんだろう。
あぁ・・・出張でイタリア人にご馳走になった、生のスカンピ(刺身っていうのかなぁ)。
あれは最高においしかった!また食べた~い。
参考になりました!
日本人はエビ好きですよね!?
温泉旅館とか行くと、これでもか!っていうぐらいエビ祭な料理が出てきたりしますよね。
刺身に、焼き物、茶碗蒸し、天ぷら、煮物、ほとんどは冷めてて冷えてますが…
イタリアでもエビ料理を探してみますが、うちの奥さんがエビアレルギーなんで、食べられないかも知れません。
彼女はエビ好きなんで、エビ料理を食べてる人を羨ましそうにチラ見したりしてます(笑)
イタリアではウチみたいなトラットリア形式の店では、スカンピは常備してますが、エビはあったりなかったり。あっても小さいものです。
大きいエビは他のものに比べて価格が跳ね上がるので、リクエストがない限り使えませんね。
宴会や、高級な店だと多用するようです。やはり高級感が出るし、いろいろと手を加えやすいですからね。
エビ、確かにイタリア人好きですね。
どうしようもない小さなむきエビ(よくサラダに使われます)からアラゴスタのグリルまで。
エビ料理で日本人にも好まれるのが、アスティチェのカタラーナではないでしょうか。
名前からしてイタリア料理?ってかんじですが、
魚介のレストランではよくみかけます。
サルデーニャ産のトマト(名前失念)を使ったものが特においしいです。
イタリアのセコンドって魚介にしても肉にしても、
シンプルな料理が多すぎて、ちょっと飽きますよね・・・
パスタもなるべくエビが入ってるのを選んじゃいますが、ソースがからむとより一層食べにくくなりますよね。
あの殻からダシが出てるとわかってるんですが、いつも最後には手で殻を剥く事になり、上品なお店には行けません・・・。
「手のひら位の大きさのエビ」を殻つきで、豪快に鉄板焼きで焼いて、レモン絞って食べて、、、
あの香ばしさは、今でも覚えてる!
値段高かったけど(汗)、もう一回試したい!
そんな食べ方、もちろんイタリアでもアリですよね!!!
あっ、エビで思い出したけど、、、
そちらで「かっぱえびせん」、売ってませんか?
1度、スロヴァキアのブラティスラヴァのスーパーで買ったことあるんです!
しかも名前が、、、
「さくら」
まるでポッキーの「MIKADO」のように。
でもしっかり「アルファベット&ひらがな」併記。
でもでも、パッケージはまんま「かっぱえびせん」!
・・・ギャグみやげでジャケ買いしちゃいました。。。(笑)
味はもちろん同じ!(爆)
がっちゃんさんのお話とえらい筋がちがっちゃいましたが、ウチの「欧州でのえび」で思い出すのはこんな感じです。。。
本当に場所によりますね。
以前アルバアドリアーティカに行った時、そこで出てきたスカンピは今までみたことのない立派なもので、こんなにも大きなスカンピがいるものかと驚きました。
日本でも海沿いの地域にお住まいでないとシャコなんてみたことない方も多いですしね。
そうそう、私もシャコ好きを自認していたのに、あるとき青森に仕事でいって夜食事に行ったところ、そこで出てきたシャコの巨大さに本当に度肝を抜かれました。
30cm近くあったんです。
やっぱり地域差ってありますよね。
>ずいぶん前に岩波新書の「エビと日本人」という本
>を読んだことがあります。
>日本はきっと消費量世界一だろうと思ったら、なん
>とエストニアが一位でびっくりしたのを覚えていま
>す。8キロくらいだったような記憶が・・・。
ひぇええええええ~
8kgですか? それは漁獲量じゃなくて、消費量なんですね。まぁエストニアって人口少なそうですから、一人当たりの数値が跳ね上がるのかもしれませんけれど、それにしてもすごい。
昔五木寛之の小説で、確かノルウェーだったと思うんですが、漁港のそばで水揚げしたばかりの海老をドラム缶でゆでて、それを新聞紙に包んで塩を振って売ってて、皮を海に弾き飛ばしながら食べる。ってシーンがあって、それだけで北欧に行きたくなった単純な私です。
生スカンピって本当に新鮮じゃないと食べられないですよね、おいしそーーーー
でも絶対おしょうゆ持参じゃないと!!!
確かに、今東南アジアにおける海老の養殖場って、東京ドーム100個分とか、200個分とかって言う規模らしくて、それを見せて高い利息を歌った詐欺とかもあったような・・・
養殖の海老しかほとんど手に入りませんけれど、養殖は養殖でとんでもないエサって言うか、病気を防ぐために抗生物質付けだって聞きますし怖いです。
>イタリアではウチみたいなトラットリア形式の店で
>は、スカンピは常備してますが、エビはあったりな
>かったり。あっても小さいものです。
私は車えびよりも、網焼きにしたスカンピが大好きでイタリアに行くと必ず食べるもののひとつです。
日本だとすごーーーーーーく小さなスカンピが2尾ぐらしかついてないことが多くて・・・。
あっでも車海老は天然ものを生で食べたら本当においしいですね。親戚が下関にいて、毎年年末になるとおがくずに入った海老が送られてくるのですが、毎年すごく楽しみです。