VALERIAN 映画と音楽 それはおれの非日常へのささやかなトリップ

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ウォーリー (08)

2009年12月27日 | 映画・ドラマ
  日本のアニメーションの水準は世界のトップレベルでしょう。(でも実写の作品となるとやはりハリウッドの水準には到底及ばない。)今、世界のアニメーションを牽引しているのはピクサー(ディズニー)とジブリなんでしょうね。
 詳しくはないですが、ピクサー作品はアニメというよりCG(コンピューター・グラフィック)の作品。いわゆる一般的なアニメの映像の感触とはちがう。この辺は好みなんでしょうか。今も『カールじいさんの空飛ぶ家』がヒットしていますね。さらに3D仕様。私はやはりいわゆるアニメの感覚が好きですね。ジブリというか宮崎駿作品は、『ナウシカ』『ラピュタ』、『カリオストロの城』が好き。
 ピクサー系は、正直そんなに好みじゃない。なんかどの作品も雰囲気が似てるので、同じような印象をもってしまう。でもどの作品も水準以上で、それなりの満足感は必ず得れるのだと思います。『Mr.インクレディブル』は見たことがあります。映像も素晴らしかったしそれなりに楽しめました。ただそれ以上のものはおれ的にはないんですが。『ファイティング・ニモ』もやっぱ積極的に見る気にはなれないです。決して子供向けの一言で片付けれる作品ではないと思いますが。
 ただこの『ウォーリー』は見たいと思いました。テーマが好きなので。以下内容。
『人間が宇宙に移住した29世紀。ゴミだらけの地球を片付けるたった1台のお掃除ロボットのウォーリーが、ある日突然宇宙からやってきたロボット(イヴ)に恋をする。それをきっかけに荒廃した地球と人間が移住した管理システム船を舞台にした大冒険ラヴロマンス。』といった感じ。
 どうやらおれ、この孤独感が好きなんですね。ウォーリーは、人間が自らの過ちで住むことのできなくなった地球を、たった1台で来る日も来る日も自分の任務であるスクラップ処理をしているのです。人々は、ロボットだけを残して大型宇宙船で地球を後にします。残されたロボットたちは、ロボットですから来る日も来る日も自分にインプットされた任務をひたすらします。そして1台1台、故障などで壊れていきこのウォーリーだけになるのです。それを700年たった一人で続けるのです。その感覚をイメージしただけでおれ的にはもうその世界にはいってしまいます。(スピルバーグ監督の『A.I.』ともちょっと似てるかも)
 ウォーリーは太陽電池で動いていて、かしこくもあるので壊れたパーツも動けなくなった同じタイプのロボットのパーツを使って交換するんですね。ロボットなんだけど、このウォーリーの孤独さにいつのまにか感情移入してしまうのです。この辺の微妙な描き方も素晴らしい。そんな孤独なウォーリーに付き添うゴキブリが1匹。ゴキちゃん死ぬほど嫌いなおれですが、このゴキちゃんはいとおしく感じる。
 そんなとてつもない孤独なウォーリーのもとへ、ある任務をもった最新型の探査ロボットのイヴがきます。ここから物語が動いていくわけですが。まー純愛系というか一途系のお話です。孤独だったウォーリーは救われるのか?ピクサーのCG技術のスピード感あるアクションシーンも満喫できます。見事、アカデミー賞でも長編アニメーション部門で受賞します。
 おれが一番恐れるのもは、永遠の孤独(死)です。死が永遠の孤独ではないとわかれば、あるいはそう思えるようになればまだ救われるのですが・・・


感染列島 (08)

 “パンデミック”流行語大賞にならなくてよかったですね。新型インフルエンザでデリケートな時に、こういう作品を公開することはどうなのよとは思いましたが、ちょっと趣旨が違う感じですね。あまりシミュレーション的な感じでは見れませんでした。ちょっと有りえなさすぎて。これくらいな感覚な方が、ファンタジー感もって見れるのでいいです。その辺のリアリティー出せないのが日本映画なのかぁ。
 妻夫木ちゃん主役ですが、好感度いいですが、演技はどうなのよ~。NHKの大河の直江とあまり変んないですが。もうちょい幅広い演技力が求められるのでは。とはいっても消えていく俳優でもないとは思いますが。
 爆笑問題の田中演じる役のエピソードは狙いがみえみえで全然感情移入できなかったし、田中の演技どうなのよ~。
 そんな中惚れてしまったのが、壇れいさん。あまり普段テレビではみかけませんが素敵ですね。

 このまま新型の脅威が大きくならずに春が来て欲しいです。


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