私、特にゴジラ好きではありません。さらに特撮もいうほど好きでもない。
でなぜ『シン・ゴジラ』を劇場まで見に行ったかというと、庵野秀明氏が制作に関わったからです。新たに再起動させたエヴァンゲリヲン新劇場版シリーズを中断してまで作り上げたこの作品。見ずにはいられませんでした。
庵野監督自身のインタビュー記事でも驚きの事実を知ります。
2012年の『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』公開直後に鬱(うつ)状態になったというのです。
「6年間、自分の魂を削って再びエヴァを作っていた事への、当然の報いでした」という告白でした。
これはある種衝撃でした。そこまでの作品なのか、エヴァンゲリヲンは。
私はちょっと遅れてきたエヴァ好きで、Blogでもエヴァンゲリヲンの記事はいくつか書いていますが、新劇場版3作目のQの後、〝空白の14年゛というキーワードで検索されまくっています。Goo Blogのアニメ分野のランキングでもこのエヴァの記事がいつも上位になってる。
これはエヴァンゲリオン新劇場版Qの公開後も衰えることなく、日々ずっと検索数は減りません。
私のBlogで一番読まれているのは、音楽系の記事ではなくエヴァンゲリヲンなのです!(まぁそれはそれで嬉しいけどさ)
多くの人がエヴァンゲリオンの最新作、今度はFinalになるはずですが、待ち望んでいるのがよくわかります。どんだけいるんだって思うくらい。
でも庵野監督はエヴァから一旦離れなければ、それこそエヴァに侵食されてしまう状況だったのだと思います。
まさかエヴァを中断して「ゴジラをするの!?」と驚きましたが、エヴァファンの大多数の人も再びエネルギーを充電できるのであれば、これで庵野監督が前へ進めるのならばと、庵野監督のゴジラ制作に理解を示したと思います。
『シン・ゴジラ』、タイトルからエヴァを思い起こさせる。
『シン・ゴジラ』はもちろんゴジラだけどエヴァTasteも随所に感じれもした。タイトルロゴもだけど、昭和感もあっていい。
まず突然、何か得体の知れないものが登場する。
政府(防衛省や自衛隊)、行政の危機管理体制についても入念に取材したとだけあって、政府、官僚の緊迫感あるやりとりが続く。
言ってみれば、こういう事態(突然異形なものが現れたときどうする?)に遭遇した時の、対応の裏側を見ている感じもあって楽しめる。(人って裏を見るのが大好きだからね)
エヴァにもよく出てくる描写の、血しぶき。謎の生き物は、体から真っ赤な液体を放出します。
この異形な感じのものが突然登場し、自衛隊が総力をあげて迎え撃つというのはエヴァと同じです。
BGMもエヴァの戦闘態勢で流れる分と同じで、あの太鼓のリズムが館内に響き「ニヤリ」としてしまう。
使徒が登場して迎え撃つ緊張感をアニメでなく実写で感じることができるのです。
制作費は、CGのシーンと役者のギャラで占められていると思います。
多くのシーンが、官邸みたいなところや会議室。ま~出演者が多い!300人を超えているそう。そして物語の大半はそこでの会話で占められている。この辺のセットにはほとんど金はかかってないだろう~。
脚本も庵野氏という所で、いたるところにこの方の今の日本の憂い、メッセージが込まれれているのも感じる。
役者さんもこのセリフの長さにはかなり苦労したのではないでしょうか。
この豪華な俳優陣で主役を張るのが長谷川博己。最近だと、MOZUのチャオ東の怪演ぶりが頭に残り続ける。
このセリフの多さは大変だったろうな。
女優の方、石原さとみもいい。女優のポジション、どんどん上げている印象。米国大統領特使というよくわからない役だけど。下手くそとか一部言われてるけど、英語、めちゃくちゃうまいじゃん。さすがAEON(イーオン)のCM出てるだけある(爆)。
この庵野ゴジラは、まったく子供向けの作品ではないと思います。っていうか完全に大人向けの作品。
ゴジラが放射能炎を吐いて街を破壊しつくしシーンは、鷺巣詩郎の音楽ともマッチしてすばらしかった。ハイライトシーンでしょう。
ここにもエヴァTasteが全開。
ちょっと右寄りの映画にも思えました。今の日本を、日本の危機意識の薄さ、若者の無気力さまでも投影されていた。
放射能は原発の事も示唆しているのか。
でも最後は、日本の素晴らしさと希望も感じさせる作品にもなっている。
庵野監督は、『シン・ゴジラ』を通じてこういうメッセージを発信したかったにちがいない。
庵野監督は、ずっと溜まっていたものをやっと放出できたんだと思う。
こうして作品としても大ヒットという結果を出し、さらに絶頂感を味わったに違いない。
リピーターも多いみたい。
エヴァもそうだけど、庵野作品ってまた見たくなる所があるんだよな~。
そして、庵野監督は、既にエヴァンゲリオンFinalに向けて始動している模様。
エヴァのファイナル、想像がつかない。公開された時、また日本はエヴァに染まるんだろうな。
でなぜ『シン・ゴジラ』を劇場まで見に行ったかというと、庵野秀明氏が制作に関わったからです。新たに再起動させたエヴァンゲリヲン新劇場版シリーズを中断してまで作り上げたこの作品。見ずにはいられませんでした。
庵野監督自身のインタビュー記事でも驚きの事実を知ります。
2012年の『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』公開直後に鬱(うつ)状態になったというのです。
「6年間、自分の魂を削って再びエヴァを作っていた事への、当然の報いでした」という告白でした。
これはある種衝撃でした。そこまでの作品なのか、エヴァンゲリヲンは。
私はちょっと遅れてきたエヴァ好きで、Blogでもエヴァンゲリヲンの記事はいくつか書いていますが、新劇場版3作目のQの後、〝空白の14年゛というキーワードで検索されまくっています。Goo Blogのアニメ分野のランキングでもこのエヴァの記事がいつも上位になってる。
これはエヴァンゲリオン新劇場版Qの公開後も衰えることなく、日々ずっと検索数は減りません。
私のBlogで一番読まれているのは、音楽系の記事ではなくエヴァンゲリヲンなのです!(まぁそれはそれで嬉しいけどさ)
多くの人がエヴァンゲリオンの最新作、今度はFinalになるはずですが、待ち望んでいるのがよくわかります。どんだけいるんだって思うくらい。
でも庵野監督はエヴァから一旦離れなければ、それこそエヴァに侵食されてしまう状況だったのだと思います。
まさかエヴァを中断して「ゴジラをするの!?」と驚きましたが、エヴァファンの大多数の人も再びエネルギーを充電できるのであれば、これで庵野監督が前へ進めるのならばと、庵野監督のゴジラ制作に理解を示したと思います。
『シン・ゴジラ』、タイトルからエヴァを思い起こさせる。
『シン・ゴジラ』はもちろんゴジラだけどエヴァTasteも随所に感じれもした。タイトルロゴもだけど、昭和感もあっていい。
まず突然、何か得体の知れないものが登場する。
政府(防衛省や自衛隊)、行政の危機管理体制についても入念に取材したとだけあって、政府、官僚の緊迫感あるやりとりが続く。
言ってみれば、こういう事態(突然異形なものが現れたときどうする?)に遭遇した時の、対応の裏側を見ている感じもあって楽しめる。(人って裏を見るのが大好きだからね)
エヴァにもよく出てくる描写の、血しぶき。謎の生き物は、体から真っ赤な液体を放出します。
この異形な感じのものが突然登場し、自衛隊が総力をあげて迎え撃つというのはエヴァと同じです。
BGMもエヴァの戦闘態勢で流れる分と同じで、あの太鼓のリズムが館内に響き「ニヤリ」としてしまう。
使徒が登場して迎え撃つ緊張感をアニメでなく実写で感じることができるのです。
制作費は、CGのシーンと役者のギャラで占められていると思います。
多くのシーンが、官邸みたいなところや会議室。ま~出演者が多い!300人を超えているそう。そして物語の大半はそこでの会話で占められている。この辺のセットにはほとんど金はかかってないだろう~。
脚本も庵野氏という所で、いたるところにこの方の今の日本の憂い、メッセージが込まれれているのも感じる。
役者さんもこのセリフの長さにはかなり苦労したのではないでしょうか。
この豪華な俳優陣で主役を張るのが長谷川博己。最近だと、MOZUのチャオ東の怪演ぶりが頭に残り続ける。
このセリフの多さは大変だったろうな。
女優の方、石原さとみもいい。女優のポジション、どんどん上げている印象。米国大統領特使というよくわからない役だけど。下手くそとか一部言われてるけど、英語、めちゃくちゃうまいじゃん。さすがAEON(イーオン)のCM出てるだけある(爆)。
この庵野ゴジラは、まったく子供向けの作品ではないと思います。っていうか完全に大人向けの作品。
ゴジラが放射能炎を吐いて街を破壊しつくしシーンは、鷺巣詩郎の音楽ともマッチしてすばらしかった。ハイライトシーンでしょう。
ここにもエヴァTasteが全開。
ちょっと右寄りの映画にも思えました。今の日本を、日本の危機意識の薄さ、若者の無気力さまでも投影されていた。
放射能は原発の事も示唆しているのか。
でも最後は、日本の素晴らしさと希望も感じさせる作品にもなっている。
庵野監督は、『シン・ゴジラ』を通じてこういうメッセージを発信したかったにちがいない。
庵野監督は、ずっと溜まっていたものをやっと放出できたんだと思う。
こうして作品としても大ヒットという結果を出し、さらに絶頂感を味わったに違いない。
リピーターも多いみたい。
エヴァもそうだけど、庵野作品ってまた見たくなる所があるんだよな~。
そして、庵野監督は、既にエヴァンゲリオンFinalに向けて始動している模様。
エヴァのファイナル、想像がつかない。公開された時、また日本はエヴァに染まるんだろうな。