WOWOWとTBSの共同制作ドラマ。Season1『百舌の叫ぶ夜』の今年の4月から6月まで放送されました。
WOWOWのドラマ作りは『パンドラシリーズ』や制作されている連続ドラマ等のように民放とはちがう重厚なものです。
そこはスポンサーがバックにいるのではなく、加入者が支払う視聴料金で支えられている事による制作スタンスもあると思います。スポンサーに縛られないWOWOWのドラマ作りは魅力的です。よって俳優陣も、芸能事務所のパワーバランスで決めるのではなく、作品にあった実力派が選ばれているように思います。
その有料放送のWOWOWと民放のTBSがタッグを組みます。双方、お互いに利点があるからだと思います。WOWOWは、ある意味WOWOWのドラマの質の高さのプロモーションとなる。TBSもWOWOWが制作する質の高いドラマを放送できるという恩恵を受ける。
そのWOWOWの作品がどこまで一般放送で受け入れられるかも注目でした。
原作は、逢坂剛による公安警察シリーズでかなりのハードボイルド作品。実際、描写でけっこうえぐいシーンもあり万人受けするものではない。
今回この地上波で、その番組作りがどこまで受け入れられるか注目していましたが、爆発的なヒットとまではいかなかったようです。。『MOZU』の全11回の平均視聴率は11.01%。最終回は最高の13.8%だったようですが、裏番組の小栗旬主演の『BORDER』の平均視聴率は12.16%で、視聴率では負けた模様。
しかし、見たらわかると思いますが、起用されている俳優陣や映像、演出は明らかに民放ドラマの水準をこえています。そもそも逢坂氏による原作の映像化が難しいといわれていたのを映像化したわけですから。
Part1の全11話は、毎週見る時間がなく録画で何回かまとめ見をしましたが、かなり引き込まれましたね。やはりCMが入るのが物語のトリップ感を断線させますが、次の展開が読めないから気になる。
後から振り返ると終盤、ちょっと間延びした感じはあるけど、先の展開が読めなかった。(わかったらわかったで「な~んだ」って思う所は若干あるけど)
で『MOZU』の待望のpart2が10月16日から放送です。必見です。
この辺が共同制作なのでしょうが、Part2の全5話はすでにWOWOWで放送されています。私も見ました。さらにこれまた録画で5話を一気にまとめ見したのでかなりトリップしました。至福の時間でしたね。
Part1を見たほうがもちろんより楽しめる。ただ2から見ても十分楽しめる。(パート1も無料放送コンテンツとかもあるみたい)
シーズン1は、都心で起きた爆弾テロから物語が始まる。多くの犠牲者の中に公安のエースと言われる、西島秀俊演じる倉木の妻もいた。それは偶然なのか。爆弾テロの裏に潜む国家的規模の陰謀が、倉木の執念で明らかになっていく。
俳優陣も一流の人ばかり。現在の日本俳優陣の最高ランクレベルにいる3人。西島秀俊、香川照之、真木よう子。さらに長谷川博己、伊藤淳史。重要な役を演じる小日向文世。陰のある石田ゆり子の演技もいい。切れてる池松壮亮、吉田鋼太郎、そして生瀬 勝久。このキャスト陣だけでも錚々たる顔ぶれ。それぞれが演じる役柄がしっかりしてるから物語もおもしろくなる。
今回のシーズン2は、ロシア連邦の名前も出てきてさらなる国際的なスケール感も感じます。パート1でもでてきた「グラークアルファ作戦」、都市伝説「ダルマ」の真相。
国家的機密作戦「グラークα」、公安の精鋭部隊が送り込まれた所はどこなのか?
キレキレの演技をみせる長谷川博己演じる元公安の殺し屋・東は「オメロスの地下牢」という比喩話を出します。
オメロスという人々が平和に幸福に暮らす理想郷があったと。しかしその理想郷はひとりの少年を地下牢に閉じ込めることによって成り立つ偽りのユートピアだった。前回のエピソード1では、国家は、平和と治安を維持するために〝臭いものにには蓋をする″と。その国家の手先が公安だと。
そしてエピソード2では、東はついにオメロスの地下牢にたどり着いたといいます。そして、倉木もそこにたどり着きます。いったいオメロスの地下牢とは?そこに何があるのか??って感じでかなり引き込まれます。長谷川博己演じるチャオ東、どんどんおかしくなっていくのがいい。ぜったいあれは過剰演出だな。
倉木のキレ具合も半端じゃない。その倉木がグラークα作戦を調べていくうちにたどり着いた人物、イワン・タイラー。倉木は、この人物を手段を選ばず探し求めます。
最後にやっぱ驚きはウルトラマン・タロウの光太郎さんですよ。同じ時期にWOWOWでタロウを放送していたんで驚きました。若かりし頃のタロウのさわやかな演技とはちがう、篠田三郎の演技にも注目です。っていうかあまりにも光太郎さんのイメージが強くて・・・
普通のドラマの水準をはるかに超えている作品だと思います。CMとかで断線するのはちょっと痛いですが。映像化が難しいといわれていたこのシリーズは、この『幻の翼』ではさらにハードルがあがっているように思います。ほぼ映画のレベルです。
ダルマの謎も明らかになる!?シーズン3はあるのか??
明日16日からのTBS系列で21時からです。!!
☆音楽はFavの菅野祐悟氏なんだと最近知る
WOWOWのドラマ作りは『パンドラシリーズ』や制作されている連続ドラマ等のように民放とはちがう重厚なものです。
そこはスポンサーがバックにいるのではなく、加入者が支払う視聴料金で支えられている事による制作スタンスもあると思います。スポンサーに縛られないWOWOWのドラマ作りは魅力的です。よって俳優陣も、芸能事務所のパワーバランスで決めるのではなく、作品にあった実力派が選ばれているように思います。
その有料放送のWOWOWと民放のTBSがタッグを組みます。双方、お互いに利点があるからだと思います。WOWOWは、ある意味WOWOWのドラマの質の高さのプロモーションとなる。TBSもWOWOWが制作する質の高いドラマを放送できるという恩恵を受ける。
そのWOWOWの作品がどこまで一般放送で受け入れられるかも注目でした。
原作は、逢坂剛による公安警察シリーズでかなりのハードボイルド作品。実際、描写でけっこうえぐいシーンもあり万人受けするものではない。
今回この地上波で、その番組作りがどこまで受け入れられるか注目していましたが、爆発的なヒットとまではいかなかったようです。。『MOZU』の全11回の平均視聴率は11.01%。最終回は最高の13.8%だったようですが、裏番組の小栗旬主演の『BORDER』の平均視聴率は12.16%で、視聴率では負けた模様。
しかし、見たらわかると思いますが、起用されている俳優陣や映像、演出は明らかに民放ドラマの水準をこえています。そもそも逢坂氏による原作の映像化が難しいといわれていたのを映像化したわけですから。
Part1の全11話は、毎週見る時間がなく録画で何回かまとめ見をしましたが、かなり引き込まれましたね。やはりCMが入るのが物語のトリップ感を断線させますが、次の展開が読めないから気になる。
後から振り返ると終盤、ちょっと間延びした感じはあるけど、先の展開が読めなかった。(わかったらわかったで「な~んだ」って思う所は若干あるけど)
で『MOZU』の待望のpart2が10月16日から放送です。必見です。
この辺が共同制作なのでしょうが、Part2の全5話はすでにWOWOWで放送されています。私も見ました。さらにこれまた録画で5話を一気にまとめ見したのでかなりトリップしました。至福の時間でしたね。
Part1を見たほうがもちろんより楽しめる。ただ2から見ても十分楽しめる。(パート1も無料放送コンテンツとかもあるみたい)
シーズン1は、都心で起きた爆弾テロから物語が始まる。多くの犠牲者の中に公安のエースと言われる、西島秀俊演じる倉木の妻もいた。それは偶然なのか。爆弾テロの裏に潜む国家的規模の陰謀が、倉木の執念で明らかになっていく。
俳優陣も一流の人ばかり。現在の日本俳優陣の最高ランクレベルにいる3人。西島秀俊、香川照之、真木よう子。さらに長谷川博己、伊藤淳史。重要な役を演じる小日向文世。陰のある石田ゆり子の演技もいい。切れてる池松壮亮、吉田鋼太郎、そして生瀬 勝久。このキャスト陣だけでも錚々たる顔ぶれ。それぞれが演じる役柄がしっかりしてるから物語もおもしろくなる。
今回のシーズン2は、ロシア連邦の名前も出てきてさらなる国際的なスケール感も感じます。パート1でもでてきた「グラークアルファ作戦」、都市伝説「ダルマ」の真相。
国家的機密作戦「グラークα」、公安の精鋭部隊が送り込まれた所はどこなのか?
キレキレの演技をみせる長谷川博己演じる元公安の殺し屋・東は「オメロスの地下牢」という比喩話を出します。
オメロスという人々が平和に幸福に暮らす理想郷があったと。しかしその理想郷はひとりの少年を地下牢に閉じ込めることによって成り立つ偽りのユートピアだった。前回のエピソード1では、国家は、平和と治安を維持するために〝臭いものにには蓋をする″と。その国家の手先が公安だと。
そしてエピソード2では、東はついにオメロスの地下牢にたどり着いたといいます。そして、倉木もそこにたどり着きます。いったいオメロスの地下牢とは?そこに何があるのか??って感じでかなり引き込まれます。長谷川博己演じるチャオ東、どんどんおかしくなっていくのがいい。ぜったいあれは過剰演出だな。
倉木のキレ具合も半端じゃない。その倉木がグラークα作戦を調べていくうちにたどり着いた人物、イワン・タイラー。倉木は、この人物を手段を選ばず探し求めます。
最後にやっぱ驚きはウルトラマン・タロウの光太郎さんですよ。同じ時期にWOWOWでタロウを放送していたんで驚きました。若かりし頃のタロウのさわやかな演技とはちがう、篠田三郎の演技にも注目です。っていうかあまりにも光太郎さんのイメージが強くて・・・
普通のドラマの水準をはるかに超えている作品だと思います。CMとかで断線するのはちょっと痛いですが。映像化が難しいといわれていたこのシリーズは、この『幻の翼』ではさらにハードルがあがっているように思います。ほぼ映画のレベルです。
ダルマの謎も明らかになる!?シーズン3はあるのか??
明日16日からのTBS系列で21時からです。!!
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