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The Fall -落下の王国- 後編 憧れのロケ地

2011年04月05日 | 映画・ドラマ
  以前紹介させて頂きましたターセム監督の『落下の王国』の後編。構想26年、撮影に4年かけたターセム監督の入魂の作品。CG全盛期の現代で、CGなしで創り上げているのも素晴らしいと思いますが、その美しい映像に魅了されます。後編は、実際にこの作品の撮影場所で印象に残っているもの、行ってみたい、憧れの地の紹介をさせて頂きます。
 CGなしでもすばらしい映像が撮れたのは、世界遺産をはじめとする地球の財産のような素晴らしいロケーションが舞台となったからでしょう。それらの場所は、CMやMusic Video監督としてこの業界に入ったターセムが世界各地を周る中で、いつもこの作品の構想が頭の中にあり、そのイメージとFitする場所を探し求めてたどりついたロケ地のようです。国は24か国、13の世界遺産で撮影されたとありました。ただ世界遺産といってもほんのワンカットとかもありますが・・・
 世界遺産でなくても、神秘的で美しい場所はたくさんあります。どちらかといえば私が魅了されたのは世界遺産でない場所の方。ターセム監督の出身地であるインドの中のロケ地に集中しました。
 まず一番惹かれたのがパンゴン湖です。



 インド北西部にある標高4200メートルの塩湖。長さ約150km、幅平均約7km、一周すると、ジープでも3日はかかるそうです。行くまでもかなり大変みたいですが、ここはほんと絶景っぽい。映画でもこのままの風景をバックに撮影されています。標高4200メートルですから空気も薄く、かなり過酷な環境だったそうで、撮影も大変だったそうですが、すばらしいシーンとなっています。そこに行かれたedanさんのPicを転載させて頂いたのですが(Special Thanks To edanさん)、ほんとに映画の世界がそこにある。あの木も1本あるのに驚きました。たまらない、この風景は。
  


 これって何かとおもったら井戸だそう。次に、紹介するのはラジャスターン州アーバーネリー階段井戸。



 この10世紀に造られたChand Baori(チャンド・バオリ)と呼ばれる井戸は、深さ30メートル、13層にわたる階段は3500段もあるそう。幾何学的な不思議な造り。ある意味インド的です。穴場的な場所のようです。(この映画で使われてからはわかりませんが)
 次に、インド、ラジャスターン州ウダイプール・水中宮殿ホテル。作品の中では、復讐にのぞむ仲間たちの前線基地のような感じになっていますが、美しいホテルです。



 湖上に浮かぶ白亜の美しいホテル。すごくRomanticなホテル。湖好きなおれとしてはたまりません。湖上となると実際、いろいろ不便さはあるようにも思うのですが、電気とか大丈夫なのかな~。料金調べたら3万~7万。こんなホテル日本にはない。
 インドときいて真っ先に思い浮かぶ世界遺産はタージマハル(ここも行ってみたいです)ですが、ファテーブル・シークリーという世界遺産も魅力的。ムガール帝国3代目皇帝アクバルによって1574年に建設された勝利の都だそうですが、過酷な環境で水不足となり14年で放棄された都でもあるそうです。インド文化とイスラム文化が融合した建築物と世界観が素晴らしい。仏教の世界観も感じれる。



 こうしてみるとインドはとても魅力的な観光地があります。インド、いつか行きたい。サイババはどうしているのだろう。
 もう一つ最後は、ナミブ砂漠。アフリカ南西部に位置するナミビアに拡がる砂漠だそうですが、映画でも、聞かせ物語のオープニングに登場し、砂漠の赤色と空の青のコントラストに圧倒されます。



 日本にはこのような景色はないですね。こんな砂漠自体ない。鳥取砂丘(と比べるのもどうかと思いますが)に行ったことはありますが、ここまでの壮大感はないです。



 他にも、魅力的な景観が満載の『落下の王国』ですが、以上が私の惹かれた場所です。
『落下の王国』の中には、この他にも多くの美しい場所が舞台となっています。そしてその場所と物語が見事が融合しています。濃厚な感じはないかもしれませんが、淡い物語の中にも深いテーマを感じます。
 絶望の淵に落ちても、生きてさえいればこの世界は美しい・・・この作品の世界に触れるとそう思えます。


☆ブルーレイ、お奨めです。特典映像も、ロケ地について詳しく紹介されていますし、作品にそってターセム監督のコメントもあります。
ザ・フォール/落下の王国 [Blu-ray]
クリエーター情報なし
ワーナー・ホーム・ビデオ



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