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My Special Perfect One/Chante Moore (シャンテ・ムーア)(94)

2009年01月22日 | お気に入りの1曲
 written by Chante / Simon A. Law / Ross Anderson & Harvey Brough
produced by Simon A.Law & Ross Anderson


 破竹の勢いのMCAレーベルを牽引した敏腕A&R(アーティスト&レパートリー:アーティストを発掘・育成する人)ルイス・サイラスJr.に見出されたシャンテ・ムーア。92年に『Precious』でデビューします。
 私が、シャンテのボーカルに出会ったのが、94年サントラ『ビバリー・ヒルズ・コップ3』でのジャム&ルイスが手がけた「Mood」で。曲のとおり洒落た雰囲気のあるこの曲とシャンテのボーカルに魅了されました。最初、聞いたとき(同じく)ジャム&ルイスが手がけたキャリン・ホワイトに感じが似てるなと思ったのですが、よくきくとまたちがう。
 彼女のアルバムをフルに聞いたのが2nd『A Love Supreme』。ジャケの写真を見て、なんか1stと顔が違うなって思ったんですが。それはおいといてこのアルバムすごく気に入っています。
 ライナーノーツにもありましたが、UKソウルの雰囲気が漂ってる。グランドビート調の曲も多く、このゆったり感がシャンテのボーカルともあう。昼より夜にあうアルバム。シャンテのボーカルは、このアルバムを聞いて、キャリン・ホワイトよりダイアナ・ロスに近いものを感じました。かといっても同じではない。ダイアナよりパワーもあり艶やかさもある。そこにはシャンテのオリジナルのボーカルがあります。すごく好きな女性ボーカリストなのです。お気に入りアルバムでレビューしたいくらいなのですが、シングルにもなっていないこの「My Special Perfect One」のトータルの完成度にしびれてお気に入りの1曲としてとりあげます。
 イントロは原始的なパーカッションのリズム、そしてグランドビートが加わり、エキゾでドラマテックな雰囲気をかもしだす。そしてシャンテのボーカルの魅力が全開。バックボーカルも彼女自身で多彩なボーカル。理想のパーフェクトな恋人を歌ったリリックも熱い。
 
彼の手 彼の顔 彼の流儀
彼の体 全て
私に話しかける様子
そして瞳
彼の優しさとたくましさ
彼の男気
それらに 二人の間に必要な情熱を加えたら
私の理想の男性の出来上がり

 アルバムには、他にレトロな「Old School Lovin」他魅力的な大人の楽曲が満載。こないだ夫のケニー・ラティモアと来日公演したんですね。生歌声体感したい女性ボーカリストの一人。
シャンテは、次の3rd『This Moment Is Mine』(99)はジャム&ルイスがメインプロデュース。ロドニー・ジャーキンスも参加して豪華な1枚。4th『Exposed』(00)ではジャーメイン・デュプリによるいきのいい「Straight Up」もいい。ダーリンとのデュオアルバム『Things Tha Lovers Do』(03)ジャム&ルイスも2曲pro、も製作。どれもよいアルバムだと思います。

ムード

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エクスポーズド
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