GDP（国内総生産）の向上を目指すことが、いかにお粗末か

今度、発行されるcomcom（http://www.hew.coop/category/6_1）に寄稿した文章に、「GNH（国民総幸福度）」について書いた。

「GDP」は金銭的、物質的豊かさを目指すもの
「GNH」は精神的な豊かさ（幸福）を目指すもの。

日本は「GDP」は世界３位（このほど、中国に抜かれた）だけど「GNH」は先進国最下位だ。

もうピークオイルも過ぎちゃったし、生活見直さないと共倒れするっちゅーのに、今でも「GDPを増やすために」とか言ってる人たちが多くてビックリする。

んでね、今、こんなめちゃくちゃになってる日本について、
「これからの日本経済はかなり高成長となろう」
という見方があるわけ。

なぜか？

今回の地震＆原発震災で大きな損失が出たけれど、GDPでは失われたものは関係ない。

復興に向けて、いろんなものが使われるでしょ？
家も建てなくちゃいけないし、道路も整備しないといけないし、いっぱい輸入しなくちゃいけないし、莫大なお金が使われる。
だから、GDP向上を目指す人たちによれば、「今回の悲劇によってＧＤＰが増えるから良かった！」ということになる。

おかしいと思わない？