Facebookより。
「本当に貧しいのか」
とある農業国の一見貧しそうに見える農夫と、その地を訪れた先進国の男性の会話。
男性「どうやって暮らしているんだね?」
農夫「今日食べる分だけ畑から収穫して暮らしています。」
男性「何故、もっと大規模化したり、効率よい農業をやらないんだ?」
農夫「そうしたら、どうなるんですか?」
男性「お金が稼げて、もっと豊かな生活が出来る。」
農夫「それで?」
男性「お金を貯めて、田舎に家を買い、老後はそこで暮らせばいい。」
農夫「退屈しませんか?」
男性「そしたら、もう一度農園をやればいい。その時は今日食べる分だけ収穫しながら、のんびり暮らせばいいのさ。」
農夫「じゃあ、僕は、もうその生活を手に入れてるというわけですね。」
男性「・・・。」
どこの国でも、そして誰もが、農業を効率化し、大規模化する必要などありません。
自給自足で豊かな農業国は、過去に沢山ありました。
しかし、そこに肥料と農薬を大量に持ち込み、その自給自足の生活を奪ってゆきました。
そして今は、遺伝子組み換え作物による効率化です。
効率化は、必ずと言っていいほど、人にとってかけがえのない食の安全を失わさせます。
狭い農地しかない狭い国土に、多くの人たちが住む国々の人々の食糧を確保するために、農業を効率化することは否定しません。
しかし、自給自足できている農業国にまで、その触手を伸ばすのはやめていただきたい。
彼らは彼らで、十分に豊かな生活をしているのかもしれませんから。
※参考記事
「アフリカの遺伝子組み換え農業」
http://ourworld.unu.edu/jp/are-transgenic-crops-safe-gm-agriculture-in-africa/