バンビの独り言

バンビことけーちんの、あくまでも「独り言」デス☆

「我が家の子育て日記」(2003.4月〜5月)

2003-04-08 11:05:12 | 子育て親育ち

「友達の影響」2003/04/08

春ですね~。
ご入園、ご進級、ご進学おめでとうございます!

主婦になってからというもの「春」を感じることが少なくなっていたけど、子どもが幼稚園に入ったら戻って来た!学生時代に味わった「春」のワクワク感。背筋がシャンとする気持ち。

さてさて幼稚園に小さくて可愛い「新年少児」の姿が見えるようになってまた思い出した。
ウサコ入園の時のこと。
2週間大泣きで「幼稚園行かない~」のお布施テープ(?)だったあの頃。
友達に電話して「どうやったら慣れる?ねぇ、本当に慣れる時って来るの?」って毎日のようにしつこく相談しまくってたっけ。
『家では優しくしてあげなきゃいけない』と頭では分かっていたけど、とにかく疲れてイライラしてた。


その当時は「大丈夫ですよ。すぐに慣れますよ」とおっしゃって下さっていた園長先生も、後になってから「あの時は職員全員、ウサコちゃんの対応に困ってました」と暴露してくれた。
(園長先生、めちゃ面白い人なの。大好き)

そう、だから今、手こずってる方、絶対いつか慣れますよ。
ウサコが大丈夫だったんだもん。


最初から泣かずに行けれる子…きっと親御さんから愛をたっぷりもらっているから安心しているのでしょう。
今、まさに号泣の子…家が心地よくてお母さんが大好き。これが正常なんですって。


…ってことはどっちにしても大丈夫。気質、性格の違いであって、他の子と比べることではない。ウサコでも慣れたくらいだから。
(しつこい?)


そして園に慣れた頃襲ってくる悩みに「言葉遣いが悪くなった」こと。

ウサコもそうだった。
入園後2ヶ月経ったくらいに「うるっさいなー。あっち行ってよ」「バーカ」と言うようになったので担任の先生に相談したら「今はいろんな言葉に刺激を受けて『言葉遊び』をしてるんですよ。
『そんな言葉はママは好きじゃない』って教えていればそのうち直ります」とおっしゃってくれて、本当に数日で直ったの~。
ホッ。


今では「○○くんが『お前はあっち行け』って言うけどそんなこと言ったらお友達が可哀相だよね~」と言い、たとえはずみで私に「バカ」と言っても「ごめんね、ママ。ママのことじゃないから」と即座に訂正するようになった。
きっと「家庭」という基盤がしっかりしていて、家族に暴言を吐く人さえいなければ、言葉が悪くなる時は本当に一時的なことでは?


こんな小さな子どもでも、まずはいろんなタイプの子どもの影響を一通り受けてから、自分のスタイルを見つけて行くものなんだなーと娘を見ていて発見した。
でもやっぱり基本は家庭生活。


今、手こずってる方、もうしばらくの辛抱です。
時間が解決してくれますよ!


「ウサコのこだわり」2003/04/14

3/23付けの日記で「4歳になったら手がかからなくなった」云々…と豪語した私ですが、ご免なさい、最近また手こづってます。
どうやら春休み中は機嫌が良かったってことらしい。
親も子も不満に思うことが極めて少なかったから。


そして新学期に入ってから始まった、うさこの異常なまでの洋服のこだわり。
暑い日に限ってトレーナーを着たいと言い、寒い日に限ってTシャツ1枚がいいと言う。
オーバーパンツ無しでミニスカートじゃないとイヤ~と言って泣く。
朝、起きた時から彼女には「泣く準備」が出来ており、「ママ、今日は○○でもいい?」か細い声で最初からもう半ベソなのだ。
「え?それ洗濯したとこだからまだ濡れてるよ」とでも言えば「イヤァダァ~~~~~~(号泣)」。
もしや、なにを言ってもなくかもと思って試しに「あ」と言ってみたら「何が『あ』なのよ~~~」って泣いちゃった。(完全な『泣きモード』のウサコ。トホホ)


「好きな服を着せてあげればいいじゃん」って皆さん、思うでしょ!?
「暑ければ本人が後悔するだけ」そうそう、確かにそうよね。「服にこだわることって良いことなんだって」そうなんだー。
フムフム。
でも、ウサコはアトピーなのだよ。
アレルギーさえなければ自由に洋服を選ばせてあげていただろう。
でもそういう訳にはいかないのだ。
暑すぎれば汗をかいて痒くなるし、スカートの下に何も履かなければ股や関節の裏が一気に悪化してしまうし、襟ぐりの開いたブラウスを着てったら首周りがどす黒くなって帰って来た。
(無意識のうちに掻いているらしい)


そんな「朝の号泣」を毎日繰り返してたら、しまいには半ベソの声を出されるだけでイラついてしまい「なんでグズグズ言うのよーっ!」と吠えるのが条件反射になってしまった私は、だんなと母に「すぐに怒るのやめなよ。優しくなったんじゃなかったの?」「いちいち泣かせるのやめれば?」と怒られる始末。
(フーンだっ!)


今まで買ってた洋服、ほとんどオジャンじゃないのよ~。
私好みの「ラルフローレンのようなシンプルでユニセックスの服」に対してウサコの好みはピンクのフリフリ、くまさん付き。
(私の最も苦手とする部類なのだ…。くすん)


それから困ったことに、今、かなり「ひらがな」に興味しんしん。
誰も教えていないのに4歳のお誕生頃から「ひらがな」を読み書きできるようになってしまった。

友達に「ヒドーイ!ケイコ(私)が『小学校に上がるまでは字を教えない方がいい』って言うから教えてなかったのに、ウサコこんなに書けてるじゃーん」と言われて初めて気がついたくらい、急に書けるようになってしまったのだ。

「字が読めるようになると虫や動物やお花とお話ができなくなってしまう」って聞いたけど、ウサコはもはやタイムリミットなのか?
でも、私がどんなに興味を逸らしても無駄なの。
「この字は何て読むの?」「『か』にてんてんがついたら何になるの?」質問攻め。
あーあ、この勢いは誰にも止められない。


皆さん、少なくともそんなウサコを「字が書けるなんてすごいねー」なんて誉めないで下さいね(泣)。

…………………


 

「ノンちゃん、熱性ケイレン」2003/04/20

ノンちゃんは体が弱いのかよく熱を出す。

今回は咳も鼻水もないのに突然の40度近い高熱だった。
(結論から言えば、「突発疹」だったんだけどね!)

本来は「熱が出るのは体のウイルスをやっつける為の自己防衛だから安易に下げてはいけない」とか「3日熱が出ればたいていの病気は治るから薬は必要無い」わけだからなるべく病院には連れて行きたくない!と健康な時はいつも思っているのだけど、高熱が出るとへっぴり腰の心配性になってせっせと病院通いしてしまう私。
なぜなら、「熱性ケイレン」にビビりまくっているからなのさ。


さかのぼること3年前、忘れもしないウサコ1歳1ヶ月の時、3回連続ケイレンを起こしている。
目は天井を向き、体が固定したまま動かない。
「何だか変じゃない?ちょっとー、意識ないって」という状態のものを続けて2回も起こした後、救急車を呼べばいいのに、自家用車で救急病院に行ったためにそこで2時間も待たされることとなった。


「あのぅ、2回もケイレン起こしてるんです。早く診てもらえませんか?」と看護婦さんに訴えてはみるが「ママ、ツライよぉ~」と待ち合い室のあちこちでグッタリしている子どもたちを目の辺りにして「ウチの子をまず先に」なんてどうしても言えなかった。

仕方なく、高熱を冷やそうと外気にふれさせていたら、抱いているウサコの顔があっというまに紫色になったのだ。
手も足も内側に折れ、体中硬直している。
3度目のケイレンはヒドく、長かった。
「キャー!」と叫んで処置室に駆け込んで行ったと記憶している。

「お母さんは出て行って下さい!」とドアを閉められ、隙間から処置室を見たら、ウサコの体は長い間紫色のまま動かない。
「神様!お願いです。見捨てないで下さい」一緒にいた姉と泣きながら何度も何度もお願いしたっけ…。泣き声を聞くまで生きた心地がしなかったもの。


救急車さえ呼んでいれば3度目のケイレンはなかっただろう…後悔した。
そして「今度、ケイレンを起こしたら救急車を呼ぼう」と強く決心したのだ。


そして17日、ノンちゃんは、手足はさほど火照っていないのに熱が40.8度あった。
何故か5分間隔くらいでビクッ、ビクッとショック状態になる。
そのうちいきなり体がビーンと伸び、硬直し、目は天井を見開いている。
続いて体がガクガク震えだし、唇はみるみる紫色に…。
(もちろん、救急車を呼んだ)

ケイレンって、何回経験しても全然慣れない。毎回生きた心地がしないもの。
「2~3分すれば元に戻る」「脳に障害は残らない」とは知っていてもいつも「死」が頭を横切ってしまう。


★熱性ケイレン豆知識★

  • 指や箸、スプーンなどを口に入れるとかえって口の中を傷つけるのでそっとしておく。
  • 吐いたもので呼吸困難になるといけないので顔は横向きにしておく。
  • たいていの子どものケイレンは後にも先にも1度きりだそうだ。2回3回と繰り返すような場合は5~6歳になるまでは「ケイレン止め」を予防的に使うこともある。(注意*乳幼児の脳は未熟なので高熱に耐えられなくてケイレンを起こす。5~6歳になれば大人の脳に近付く)
  • 高熱の割に足が冷たい(ノンちゃんもこれ。足先にまで血液が流れていない証拠)ことが予兆の一つらしい。
  • ケイレンは熱の上がりはじめに起こることが多いので「解熱剤」で体温を下げてしまうことは更なるケイレンを起こすきっかけを作ることになるらしい。
  • 放っておくと自然に治るのでゆすったりしない。
    (刺激を加えると更にケンレンを起こす場合あり)

小さいお子さんをお持ちの親御さん、いつかケイレンを体験する時が来るかもしれません。
でも、ほとんどの場合、脳に障害は残らないし、2度3度と繰り返すことは稀だそうです。
安心して下さいね。

……………………

 

「続・絵本にハマる」2003/04/21

その後もやっぱり私は絵本にハマりまくっている。
私だけじゃない、ウサコとノンちゃんもそうなのだ。

ノンちゃん(1歳3ヶ月)の「これ読んで」の欲求はエンドレスだし、ウサコは「早くしないと○○だよ」なんて脅かさなくても「早く支度すれば絵本を読んであげるよ」というだけでかなりスムーズに事が運べる。
(こんなにいとも簡単に子どもを操作できるなら、もっと早く絵本に出会いたかったわ)

しかも絵本の影響でウサコのボキャブラリーは増え続ける一方。
ままごと遊びをしていても「この酒うめぇぞ。おめぇも飲んでみるべか?」なんてじいさん言葉になってたりして笑わせてくれる。


さて、私が今、絵本のことをしつこく言うのは訳がある。
それはあまりにも世間の育児ママさんたちが良い本と巡り会っていないことがヒジョ~にもったいないと思うから。
よその家庭に行き、そこの本棚に入っているのはたいていは「幼児雑誌」「キャラクター絵本」「ディズニー絵本」のみだったりする。
他にあったとしても「公文のあいうえお」「公文のABC」「ノンタンと一緒シリーズ」辺りのしつけか早期教育本で優良絵本に巡り会うことは稀である。


ちょっとした疑問なんだけど、みなさん、「しまじろう」や「ノンタン」「幼児雑誌」を見てて本当に面白いって思ってる?
(私的にはかなりつまらないんだけど…)

「こどもチャレンジ」はしまじろうグッズが増え続けることがどうしても耐えられなくて&「ビデオでしつけてしまおう」という狙いが苦手で1回もとったことがないし、お下がりでもらった「ノンタン」の本は少なくとも大人の私たちが見ていて楽しい内容とは言い難い。訳の分からない、意味のない言葉の繰り返しは、子どもの心に刻まれるものは何もないような気がする。

「おもらしはしないように頑張ろう!」「夜は早く寝ましょう」と訴えているだけの『しつけ絵本』だから深い意味などは必要ないのだろう。
「幼児雑誌」を見ていてもセンスのなさと消耗品特有の安っぽさが私は苦手。

もし私がこんなものしか知らなかったら、きっと育児はたいくつでつまらないものだったように思う。
(大好きな人がいたらゴメンなさい)


今、ウサコには1日に合計10冊くらいの本を読んでいるが、「読んであげる」というより「読ませてもらってる」というに相応しいほど、私が入り込んでいる。たとえスラスラと字が読めるようになっても小学校低学年までは親が読んであげることが大切だから、このくらい親が入り込んでないと長続きしないかもね。
「子どもが喜ぶから読んであげる」ではなくて、まずは親が絵本にベタ惚れして、それを「子どもたちに与えてあげたい」が手順じゃないと、『読み聞かせ』はただの苦痛な日課になってしまいそう。


…ということで相変わらず絵本をどんどん増やしてます。
銀行に貯金してもほとんど利子がつかない今、何十年経っても価値が変わらず、「子どもが情緒豊かに育つ」利子付きの『絵本貯金』もまんざらでもない気がして、それを言い訳に買いまくってまーす。

(母に「火事になったら灰になるよ」と言われてしばし絶句したが…)

……………

 

「嘘」2003/05/01

皆さん、ご自身の反抗期の記憶ってあります?
私は…うーん、あった、あった。でも、自分なりには道理の通っている(つもりの)反抗だったように思う。

我が家の両親は思春期の恋愛を頑に否定する親だったので、恋多き私はその辺りでしょっちゅう衝突してた。
中には『母親こそが親友』で友達同士のトラブルも恋愛も「まず先に母親に相談する」という友達もいて本当に羨ましかった。
そう、誰だって本当は嘘なんてつきたくない。
だけどそうさせているのは親なのだ。


当時は「中学生になれば誰だって好きな子くらいできる。それがうまくいけば両想いだし、片想いなら傷付いて悲しむ。どうして娘の幸せを喜べないの?」といつもいつも親に食ってかかっていた。今思うといっぱい「嘘」ついてきたなぁ~。

私は頑固な親にはなるまい。恋愛感情を抱くのはごく自然なこと。
それを受け入れ、喜び、年令にふさわしい恋愛を導いてやることこそが親の役割ではないか…自分が親になったら子どもに「嘘」はつかせないぞ!と10代の頃から堅く決意してきた。


ところが、最近のウサコはいっぱい嘘をつく。
(思春期の「嘘」とは違うか…。)

「手洗っといで」と言えば「ハ~イ」と良い返事。
でもなんだか早すぎるぞ。「本当に手洗った?」と聞くと「洗ったよ。でも洗面所見に行かないでね。」…とか、寝る前のトイレも便座に座ってみただけで「おしっこ、した」と言ったりする(トイレットペーパーをちぎったり、水を流す演技付き)。
私の目を盗んで、食べたくないおかずをばーちゃんのお皿にそっと盛ったりもする。


これ、どうよ。どう対処したらいいのよ?と困惑しベテランママさんに相談したら、「子どもって面白よね~。全然、気にすることじゃないよ。成長の証じゃない。」って。
フーン、そんなものなのか。まぁ、確かに誰かを傷つけるような嘘ではないけれど…。


我が家の大人たちは子どもにバレる嘘はつかないように日々心がけている。
たとえば言葉のはずみで「お土産買ってくるから」と言ってしまったならどんなささいなものでもちゃんと買って帰るとか、病院に連れて行く時「注射しないって約束してよ」と言われれば「ママは先生に『しないで』ってお願いするけど、それでもするって先生が言うならそれ以上は何も言えないよ」と説明し、本当に先生に「できれば注射はしないで下さい」と言ってみる。その場限りのごまかしは極力しないつもりだ。

逆に嘘をつくときは絶対にバレないように気をつける。
お友達からのお誘い電話を断る時は、正直に話して説得する時もあるけれど、気分を損ねて泣かせるだけなら「今は、ママのお友達から」と嘘をつく。


大人の世界でも時と場合によっては嘘(お世辞)をつくことが必要な場合もある。
何でもかんでも正直に話していては人間関係は成り立たない。
大人だってちゃんと嘘をついて生きているのだ。
だから子どもの嘘ばかりを棚に上げて厳しく叱るのは気が引けるので、大したことじゃないなら大目に見るようにして、コメントするとしても「嘘は哀しいな」「ママはうーちゃんを信じてるから」くらいにサラっと言う程度。

ところが、である。

今朝、姉から「どうしてそんなにうーちゃんのこと怒ってるの?」との電話。
「へ?怒ってないけど」と言うと「今朝の電話でね『ママが昨日からプリプリ怒ってばかりで今日も許してくれないの』って哀しい声で言ってたよ」とのこと。

あいつめー!
そういえば昨日「ママ、そんなに怒るならチーママ(姉)に電話してママのこと言っちゃうから!」って言ってたっけ?
とうとう叔母を見方につける術まで学びよったか。

でも、子どもに嘘をつかせたのは私なのよね!?
やっぱり責めるのは止めときます。
オロロ~ン。

 

「鬼ババ・リターンズ」2003/05/05

頂くメールで「中根さんは優しいお母さんなんですね」とおっしゃって下さる方がいるがこの場を借りて訂正します。
「とんでもないです!!鬼ババです!」

確かに自分でもうっとりするくらい優しい母親の時もあるし、以前は「怒らない」時もあったけど、最近はダメダメ。
特にこの1週間は…。

アレルギーには苦しむが、寝込むことのあまりないウサコが2年ぶりに1週間も風邪でダウンしてしまった。
幼稚園に行けないので「幼稚園行きたい~」と泣き、「お友達と遊びたい。誰か家に呼んでよ~」と泣く。
気分が悪いのかとにかく何をやっても気に入らない。善悪の判断もつかないし、とにかく泣く!掻く!怒る!
掻きさえしなければ放っておこうものの、とたんに体中をガリガリし始めるのでそうそう見て見ぬふりもしていられない。
ここ1週間、ウサコはストレス発散の場がないのか四六時中カリカリしてるの。

「病気の時くらいは優しくしてあげなきゃ」と思う時もあるけれど、半日みっちり遊びにつきあった後、少しメールチェックをしていたら「もう(怒)!全然遊んでくれないんだからー!少しはうーちゃんと遊びなさいよ!」にプッチーン★

素直に「はい」と言わず「はいはい、分かった分かった。そんなことばっかり言わないの!」といちいち返す言葉にプッチーン★

それにしても私はウサコの号泣が本当に苦手なの。
部屋の隅でしくしく泣いているのならキュンとくるものを、彼女の場合ゴーゴーといつまでも泣く。
「どうしちゃったの?」なんて優しく言葉をかけても簡単にかき消されてしまうくらいの大音響。

「ママ、抱っこして」と可愛く言われれば抱っこの一つでもしてやりたい所だが「ママ、抱っこしなさいよ。」と言う。
「いーや!」誰が抱っこなんてしてやるもんか!

怒りのドツボからなかなか抜けだせない母を持ったのは君の運命なのだよ。
ワッハッハ。
(その代わり、優しいばーちゃんと、救世主のパパがいるから安心したまえ)

現時点での私の「怒りから解き放たれる方法」は、大人に説教されることではなく(←これ逆効果)松井るり子さんか、としくらえみさんの本を読むことに限る。
だから今日はだんなに子どもを預けて少々時間を頂いたのだ。
(このお2人の本は私にとっての鎮静剤。読んでるうちに怒りはすっとんで、子どもを抱っこして頬づりしたくなってしまうの)

そうそう、私、「良い子」って言葉に抵抗があるの。
気をつけなければよその子に簡単に使ってしまう言葉だけど、「良い子」っていうのはイコール「親にとって都合が良い子」ってことだから「言いたいことも言えず、親の顔色を伺って良い子を演じている」だけなのかもしれないよね。
そうだとしたらそれは怖いこと。
だから、ウサコが非常に聞き分けが良い時は「もしや我慢してる?」と心配したり、母に「あんたの顔色見てるんじゃない?」なんて言われて不安になる時もあるけど、その心配はないことがこの1週間で判明しやした!

それにしても、ウサコは本当に友達を必要としているわ。
もはや親では満足できないらしい。
友達と遊べないことが彼女のイライラの一番の原因だもの。
幼稚園では何のトラブルもなく、本当にうまく友達付き合いしているみたいだし、何と言っても友達といる時は目の輝きが違うの。
園から帰って来ても「今日は誰と遊ぶのー?」「誰か家に呼んでよー」と毎日のように要求してくるし。
(あまりにも家庭環境が正反対だと友達宅に連れていくのを躊躇してしまうけど、そんなこと大した問題じゃないのかしら?)

私も学校大好きだったからなぁ。
休みの日はたいくつでスケジュールは全部埋めていた。

「何でウサコはこんなに激しいの?」とため息をついたら母が「あんたそっくり」だって。
「言い出したら折れない。間違いがあれば徹底的に反論してくるところなんて全く一緒だよ。」…。
(返す言葉がないじゃないのよ…)

ウサコの喜怒哀楽の激しさと友達好きも間違いなく私譲りなのだった。
は~ぁ、…てことはこの先もこの激しさは変わらないってこと?
(行く末が怖い…。)

…………………


「癒しの散歩」2003/05/10

この春、伊達市に引越した友達から手紙が来た。
雪の山並が映える広い広い青空。
崇高な気分にしてくれる大きな山。
小川のせせらぎ。
大きく広がる海。
味のある鮮魚店。
海の見える露天風呂。
子どもと1日5キロは散歩して、毎日が感動と感激の連続だそうです。
いいなぁ、北海道。

それに比べて家の近所の交通量の多いこと。
(私の住む豊田市は「クルマの町」なので空気汚染度は全国でもトップレベルなんだそうだ)
山はどんどん削られて、住宅地と人工的な遊び場が増えていく。
夏場に窓を開けて寝ているとバイクの爆音に子どもは怯えて目を覚ます。
これが現実。

さて、今、私は昼間の2~3時間だけ短期のバイトをしている。
地元では「美味しい」と有名な某パスタ屋なのでランチ時はそれはそれは忙しくて、短時間の労働と言えども終わるとグッタリ。
そして無性に子どもに会いたくなる。
「ウサコとノンちゃん抱っこしたいなぁ…」私にとって仕事の疲れを癒してくれるのはやっぱり子どもの存在らしい。
(母親になったんだなぁ。しみじみ…)

そこで、天気と体調が良い日には園からのお帰りを徒歩にしてみた。

なるべく自然の多い道を探し、ゆっくりゆっくり時間をかけて歩く。
ピーピー豆(カラスのエンドウ)を吹いたり、スギナの節を1本、2本と数えながら抜いたり、小花をつけた可愛い雑草を発見したり。
寄り道しながら帰ること1時間15分(車だと5分の道のり)。
かなり癒されてます☆

庭に植えてあるキレイな花もいいけれど、私は雑草の方が好き。
可憐なのにたくましい。
小花のついた草は本当に可愛いし、雨上がりの透き通るような緑の草はうっとり見とれるほどキレイ。
「ツツジ」の花びらで色水を作ったり、「スズメのエンドウ」をくるくる巻いてリースにしたり…。
シロツメ草の大冠を頭に乗せたらお姫さま気分。
目線を低くしてゆっくり自然と向き合っていると懐かしい匂いがしてくる。
こんな楽しみ方、20数年間忘れてたなぁ。
(ウサコとノンちゃんのおかげだね!アリガトウ)
そして最後には、その夜食卓に飾るお気に入りを見つけて来て、ガラス瓶に差す。
 

なーんだ目先を変えれば十分、豊田市でも自然を満喫できるじゃない。
自宅からほんの数分のところにこんな癒しのオアシスがあったなんて。
子どもの目線には楽しいことがいっぱい写っているんだね。

…………………


「りーちゃんの友情」2003/05/15

私たち夫婦は滅多にケンカをしない。
だんなは冷静で穏やかな人なので彼の言うことは「そのとーりです」と素直に反省してしまうし、性格は正反対だが趣味と価値観が似ているので不満に思うことがないのだと思う。

「ケンカするほど仲が良い」とはよく言うが、どちらかがいつも我慢している訳じゃないなら「ケンカにならないならそっちの方がずっと良い」と私は思う。

さて、幼稚園に入園して「お友達」の存在がクローズアップされると親はいろいろと考えさせられる。

先日、家に遊びに来たウサコのお友達は、人形を抱いて「これ、あたしの赤ちゃんなのよ。可愛いでしょ?」と言うウサコに「へ?それ人形じゃん」とクールに応えた。
「まねごとなの!」と反論すると「まねごとはいけないんだよ。嘘つきなんだよ」だって。
夜、布団の中で「ママ、まねごとは嘘つきなの?」って聞かれて何だか心が痛んじゃった。やっぱり気にしてたんだね。

子どもと言えども、やっぱり気の合う合わないがあるらしい。
「気質が合えば子どもは安心して遊べるし、気質が違えばストレスを感じる」そうなので『なるべく気質の合う子と遊ばせたい』と親心に思うのだが…。
(このお友達のことが大好きみたいだから、きっとイイ所もいっぱいあるんだろうね)

さて、お絵画き教室を手伝ってくれている親友(なんと片道1時間半かけて通って来てくれてるのだ)の娘に「りーちゃん」がいる。
ウサコとりーちゃんは同い年でそれはそれは仲が良い。
りーちゃんが「行こー!」とリーダーシップを取り「うーん!」とどこまでもついていくのがウサコ。
このバランスが絶妙に良いのかもしれないが2人の間にトラブルはなくまるで子犬がじゃれあうように始終ゲラゲラ笑い転げている。
2人を見ていると本当に愛おしく「友達っていいものだなぁ」と痛感する。

りーちゃんは一人っ子なので遊び相手が欲しくって「犬を飼いたい」とずっと要求していたらしい。
が、最近になって「やっぱり犬はいらない」と言い出した。
「あんなに欲しがっていたのにどうしてだろう?」と思って聞いてみると「だってうーちゃんが家に来たらかゆかゆになっちゃうでしょ(注*ウサコは犬アレルギー)」と言ったそうだ(涙)。
りーちゃんは友達の為にかねてから念願だった「犬を飼う」という夢を断念したのだ。

私たち大人の方がもっとクールかもしれない。
友達のアレルギーの為に、ペットを断念などするだろうか?
家では「自分が一番」のウサコも、友達に関しては、自分より友達の方が大事だったりするのだ。
ウサコを誉めると「○○ちゃんだって●●ちゃんだってみんな優しいよ。みんな可愛いよ。」と大反論されて驚くことも少なくない。
4才児の友情に学ぶことって意外にも多いのだった。

……………………

 


「共感できない…」2003/05/21

シュタイナー教育に関しての講師をしていらっしゃるような先生方はとっても柔軟な思想をお持ちで「人を批判せず受け入れましょう」「他者と共生しましょう」と言う。私のような「シュタイナー初心者」の方がずっとずっと堅物だと思う。

私は違う考え方を持つ他のママさんに自分の育児法を押し付けまいと気をつけているので、子どもがいろんな家庭を行き来するにあたって知っておいて欲しい必要最低限のことだけを伝えていた。
ウサコがアレルギーなので室内で動物を飼っている家には行けないこと、5時にはお別れしたいということ。
預ける以上は個々の家庭の方針に従うべきなので、その2点の他はまぁ良しとしようと今までは思っていたのだが、ここのところ行き来が毎日の光景になりつつあるので悩みごとも増えてきた。

友達の家に行った日、ウサコは晩ご飯が一口も食べられない。
「今日は何してたの?」と聞くと「ビデオをずーっと見て、赤や青やとっても色のきれいなガムと飴をいっぱい食べた。それから美味しいお菓子をいっぱい」…。
ご飯が食べられないのはウサコが悪いんじゃない。
4歳にして自分でおやつをセーブすることなんて不可能だ…とは分かっているのだが、どうにもイライラしてしまうぞ。
これからはなるべく我が家に子どもを招待しよう。

ここで「おやつ」について考えたい。
本来の「おやつ」の目的とはなにか?
胃が小さくて一度にたくさん食べられない子どもには3食だけではパワーが持たないと言われる。
だったらその間に何かを少しでもお腹に入れておく必要があるだろう。

「砂糖は百害あって一利無し」というご意見もあるが「少々の糖分は心の栄養」とも思うので、安全な材料を使ったなるべく味の淡白なお菓子を与えたり、時間に余裕のある時には「いも蒸しパン」「果実ゼリー」などを作る。
おやつの基本は『栄養とパワーの補給』なので、子どもによってはおやつは要らない場合もあるかもしれないし、次のご飯に支障をきたしては逆効果だと思う。
添加物だらけで高カロリーのスナック菓子などはもってのほかである。

うちに遊びに来た子には、私が少しのお菓子とお茶しか出さない(給食で牛乳を飲んでいるので家庭では「お茶」にしている)ので「えー?これだけ?」「ジュースが飲みたい」と言われることもある。
その時は「うーちゃんの家では飲み物はお茶だよ。おやつもこれでおしまいね!」と応えている。

たいていの親は「おやつを食べすぎて晩ご飯を食べないの」と嘆き、「スナック菓子とジュースしか喜ばない」と言う。ほとんどの家庭で「おやつ」の比重が大きすぎると感じる。

さて、育児をしていて、「子どもの言う通りになりすぎている親が多い」と思うことがよくある。
「あれ買って」と言われればたいていの親は「分かった分かった。パパにお願いしようね」などと受け入れるし、子どもは「あれ食べたい」「これいらない」「あれ買って」「あそこに行きたい」という要望をよほどの事情がない限りたいていは叶えられているという印象を受ける。
(うちの園の特徴かな?裕福な家庭が多いから)

「ママ、あのね」という子どもの声に耳を傾けてあげることや、子ども中心の生活を送ることは重要なことだけど、子どもの物欲やわがままを全て受け入れていればこどもは我慢ができなくなり、大人を自由自在に操れると錯角してしまいそう。
最近の親に「威厳が感じられない」と思うのは私だけだろうか?
(我が家の対策としては、物欲をかき立てる雑誌やCM、売り場から子どもを遠ざけ、欲しがっても「今あるもので十分よ」と諭しています)

ゴメンなさい。育児進行形の私には、全く育児法が違うママさんを柔軟に受け入れて、共生していくことは難しいことです。

 

…………

 


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http://blog.goo.ne.jp/banbiblog/e/736c9f92aae118808932a861a3286127

 

「我が家の子育て日記」(2003.4月〜5月)
http://blog.goo.ne.jp/banbiblog/e/85335d4bc0fb02e911d03b6e3d962fe0

 

「我が家の子育て日記」(2003.5月〜7月)
http://blog.goo.ne.jp/banbiblog/e/67bac59cbaaf6cd6b7c4f7dd54a34d08 

 

「我が家の子育て日記」(2003.8月〜10月)
http://blog.goo.ne.jp/banbiblog/e/7041ae1ac8214c526637ab556c8ca44e 

 

「我が家の子育て日記」(2003.10月〜12月)
http://blog.goo.ne.jp/banbiblog/e/274578788f8a3b7956402af33d171997  

 

「我が家の子育て日記」(2004.1月〜2月)
http://blog.goo.ne.jp/banbiblog/e/a401c61f189f79dc819b991cab6cad13

 

「我が家の子育て日記」(2004.3月〜6月)
http://blog.goo.ne.jp/banbiblog/e/d11ca2d29a35b79b0f2944cc847b5b30

 

「我が家の子育て日記」(2004.6月〜9月)
http://blog.goo.ne.jp/banbiblog/e/67002a64207030a57c4eb93577b7319f 

 

「我が家の子育て日記」(2004.9月〜2005.1月)
http://blog.goo.ne.jp/banbiblog/e/1a076f957ab6fdc51d583d82ad487cfd 

 

「我が家の子育て日記」(2005.1月〜8月)
http://blog.goo.ne.jp/banbiblog/e/f71cda39230c83de35e4852f65b18055

 

豊田市発行のタウン紙「ぴポ」コラム「こだわり自然派子育て」2003.10.20〜
http://blog.goo.ne.jp/banbiblog/e/81e4a9a8653f0156ef8f6ed8b9272978 

 

我が家の暮らし紹介(2005.3)
http://blog.goo.ne.jp/banbiblog/e/7542984fdb86254272133f8533220c4a

 

 

 

 

 

 



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