バンビの独り言

バンビことけーちんの、あくまでも「独り言」デス☆

この国の「食品安全基準」はメチャクチャです

2011-04-13 15:31:15 | 地震・原発事故
「放射性物質・放射線に関する基本的事項について」 

東京都市大学環境情報学部教授 環境総合研究所所長 青山貞一さん
(2011年4月10日)
http://eritokyo.jp/independent/aoyama-fnp044..html

簡単にまとめます。
(詳しく知りたい方は、上記URLの本文を読んでね)



実は、日本は、食品中の放射能に関する基準を決めてませんでした。

ただ、海外から輸入する分に関しては、基準を決めていたのです。
それは「食品1kg当たり370ベクレル(Bq)」でした。

生活クラブなどは、この値は危険すぎるとして、
国の基準の10分の1「37ベクレル」を自主基準としてきたのです。
http://www.seikatsuclub.coop/coop/news/20110407_a.html

ところが、何と何と、今回の事故後、国が決めた基準値は、チェルノブイリ事故によって決めた基準よりはるかに多い

「500ベクレル」です!!

〈セシウム(Cs-137)137〉 
牛乳・乳製品 200 ベクレル(Bq)/kg
野菜類      500 ベクレル(Bq)/kg
穀類         500 ベクレル (Bq) /kg
肉・卵・魚・その他 500ベクレル (Bq) /kg

一方、ヨウ素131(半減期は8日)についても大幅な規制緩和。

〈ヨウ素(I-131)131〉 
牛乳・乳製品 300ベクレル(Bq)/kg
野菜類 (根菜、芋類を除く ) 2,000ベクレル(Bq)/kg


…………では、水は?…………

今までの基準は、ヨウ素とセシウム共に「10ベクレル」でした。

今まで…
ヨウ素 I-131   10ベクレル(Bq/L) 
セシウムCs-137  10ベクレル(Bq/L )
http://whqlibdoc.who.int/publications/2004/9241546387_jpn.pdf
(203-204ページ、表9-3参照)

が、日本政府は、「30倍」も規制緩和しました。

ヨウ素…
成人は 300ベクレル
乳幼児は 100ベクレル

セシウム…
成人  200ベクレル
乳幼児 100ベクレル

 
つまり、高濃度放射性物質が検出されたから、それに合わせて基準をゆる~くしたのです。
そして、その上で「安全です」と言っています。

くどいようですが
「ただちに影響の出るレベルじゃない」
というのは
「まぁ、数年後には苦しんで死ぬかもしれないけどね」
って言葉が隠されているのです。

もし、国が正しい基準を決めて、それをきちんと公開してくれるなら、農家や酪農家さんを守る為に、
「私は食べるけど、子どもには食べさせない」
と言った選択が可能だと思います。

でも、それをしてくれない(政府が信用できない)から、産地を選んで買ってしまうのです。
子を持つ親なら、それは当然のことです。

政治家はパフォーマンスで汚染地域の食べ物を食べたりもします。
でも、年配の方は大して心配いらないのです。
その高濃度な基準値のものを、孫にも「安全だ」と言って食べさせてますか?と、政治家にも聞きたい。

お子さんがいる家庭の方は、今こそ、信頼できる生協に入るべきかも。

水に入っている放射性物質は、活性炭や竹炭でも除去できるそうです。
一度調べてみてくださいね。

…となると、心配は「給食」。
「爆発したら、逃げるから」には賛同してくれる子どもたちも、「自分だけお弁当」には首を縦に振ってくれない。
真実を知る親が増えて「給食ではなくお弁当持参」って子が増えれば、子どもたちも納得するかなぁ。

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