バンビの独り言

バンビことけーちんの、あくまでも「独り言」デス☆

「我が家の子育て日記」(2002.11月〜12月)

2002-11-29 14:11:19 | 子育て親育ち

「親の責任」(2002/11/29)

今日、山田真里子先生の講演を聞いた。

みなさん、現代の育児と昔の育児の違いについて考えたことってあります?
「核家族が増えて孤独な母親が増えた」
「育児ノイローゼが増えた」
とはよく言われる話だけど、その分、姑との争いが減ってマイペースでファミリーを楽しんでいる姿をよく見かけるし、子煩悩な良いパパも増えたよねーなんて楽観視してました。

で、今日の講演を聞いて、少々冷や汗が出た私。
少し、紹介しておきます。


…布おむつが当たり前の時代、おむつが濡れて不快な赤ちゃんが泣くと母親は駆け寄り「あら、気持ち悪かったわね~。さ、おしめ替えようね~。」と自然と声をかけるが、これは『共感』というとても大切なコミュニケーション。それを一日数回、おむつが外れるまでの何万回行われて行くうちに、子どもは人の気持ちを察することができる人間に成長する。

現代…紙おむつでは赤ちゃんは不快にならないし、親も手の空いた時に替えるだけなので、そういった『共感』の言葉がけは自然と生まれにくくなっている。紙おむつが当たり前になっている今、人の気持ちを分かりたくても分からない人間が増えているそうだ。友達付き合いの苦手な人間に成長する危険性大。

--対策--
このことを念頭において、紙おむつの場合でも極力、赤ん坊の気持ちになって話し掛けるようにする。スキンシップとコミュニケーションは心掛けてする。


…人間は2歳までに一生の汗腺の量が決定がするそうで、普通、日本人は60%の汗腺が開く。

現代…2歳までの間にクーラー漬けの快適な空間にいることが多いので汗腺が40%くらいしか開かず、汗をかくことによる体温調節が出来ないので、生涯に渡って、夏場はいつも体がダルイ、疲れやすいなどの不快を感じやすい体になる。

--対策--
赤ちゃん時代に思いきり汗をかかせてやることが大事。あせも予防にはクーラーではなく行水など昔ながらの知恵で乗り切る。

 

…ビデオが高価でテレビしかなかった時代、放映時間にしか番組を見ることが出来なかったので我慢を強いられた。また、長時間見ることもなかったので、脳にはあまり打撃がなかった。

現代…ゲーム、ビデオの時代。ゲーム、ビデオはいつでも何回でも見たい時に見れるので「我慢」することが出来なくなり、自己中心的な性格になる。しかも「いつでも見れる状態」でありながら我慢するということにかなりのストレスが溜まる。長時間に渡ってメディアにさらされると常に脳は興奮状態になり、学校生活についていけない、人の話が聞けないなど、これも一種の病い。

--対策--
時間を決めて短時間に。刺激の強い番組は避ける、画面から離れて見る、大人と一緒に見るなどのルールを。


この他、常にテレビのついている家庭で育った赤ん坊は、「人と目が合ってもそらすようになる」、「母親に何かを訴えることをしなくなる」というデータがあるそうで、テレビによる功罪はかなり大きいように思う。

山田先生の言葉で印象的だったのは「今、きちんと考えて育てないと、子どもはいわゆるハンディキャップを背負って生きていくことになります。」でした。
乳幼児期にしておかなければいけないこと、「ま、いいか」では済まされない事柄って実はたくさんあるのね。

戦いもののゲームを長時間していた子どもが、脳が正常に戻らないまま、町中を歩いていたら、そりゃ、人を刺すでしょうな。
愛情さえかけていれば誰でも幸せな人生が送れるわけではなさそうです。
私たち親がもっと危機感を感じなければ、誰もが加害者になりうる世の中にどんどんなっていってしまうのかもしれません。

 

「いろんな家族」(2002/12/01)

我が家の次女、ノンちゃんが入院した。
40度近い熱が続いていたが「突発疹だわ」なんてのほほーんとしていたら、風邪が悪化、軽い気管支炎になってしまった。
でも、これといった治療もなく「安静がくすり」の2泊3日、それはそれは有意義なひとときでした。
最近は超多忙で本を読む暇さえなかったので、本が一気に読めたこと。
ゆっくり休養できたこと。
ノンちゃんと恋人同士のようなラブラブチュッチュな時間を過ごせたこと。


入院した部屋は4人用。
カーテン1枚あるだけのプライバシーもなにもない部屋なので、会話もすべて丸聞こえ。


お隣は人なつこくて可愛い3歳の女の子。
付き添いには、お母さん、仕事を休んで来たお父さん、祖父母も毎日会いに来ていて、みんなに愛されてるとっても幸せな女の子だった。
ぬりえに絵本、たくさんのおもちゃに囲まれている。テレビは始終ついていて、ハム太郎やドレミちゃん、ミニモニが大好き。
病院食よりも「マックのハンバーガー」が好きだそうで、退院したらハンバーガーもおもちゃもたくさん買ってもらうんだって。そう、これがきっとごくごくフツ~の家族の姿なのだろう。


ななめのベッドの女の子は5歳で、早期教育熱心な母のもと、いつもお勉強をしていた。
「そうじゃないでしょ。ちゃんと頭使いなよ」
「フラフラしないの」
「さっさとやりなよ」いつもいつも怒られてた。
「入院するとわがままになって困るのよ」ってボヤいてたけど、実はこの子、母親に反抗したり泣いてぐずることなど3日のうち一度もなかった。
(ヒョエ~、うちの入院娘が次女ではなく長女だったら、ウサコのワガママさ加減と私のしつけの甘さに憤慨しただろうよ。)
とうとう一度も笑い声を聞くことはなかった。


最後の日、見るに耐えられなくて「向こうで絵本でも読もうか」と誘ったら「行きたい」と言った本人のか細い声が、母親の「もうすぐ回診だからダメでしょ」に消されてしまった。

あ~、いろんな家族がいる。

で、山田真里子先生の講演会に参加した後だったこともあり、この3日の間にいろいろ考えた。
我が家の育児方針。


最初の区切りはやっぱり7歳。
体をつくる大切な時期だから健康管理に手抜きはしないぞ。
食べ物は勿論、電磁波や紫外線から守ってやるのも親の責任。デザイン云々は二の次にして、靴選びには慎重に(足は第二の心臓って言うしね)
それから、社会生活を楽しく過ごせるよう、命の大切さやマナーやルールもきっちりしつけていこう。

そして、小中学生になったら、しつけ半分、あとは自主性に任せようと思う。
友達付き合いも大切だから、少々のスナック菓子もテレビも嘘もヒミツも時には受け入れてあげよう。

…我が家の育児はひとまずここまでかな?

高校生からは子どもが自分で考え自分で行動すべき年代だと思うから、私たち夫婦にできることは人生の先輩として模範となるべく言動をすること。
助言したり支えること。信じること。
時には修正起動することくらいかな?

そう、その為にも今が頑張り時なのよね。
育児ほど、手応えを感じられる仕事は他にないもの。

………………

 

「帰ってきた母」(2002/12/04)

私、怒るのやめました。
今までは「なんで、毎朝泣くんだろう」「どうして、いつもグズグズ言うんだろう」「なんで、妹に優しくできないんだろう?」気付けば、いつも「なんで?どうして?」ってことばかり思ってました。
長女がかんしゃくを起こし出すと、私まで不機嫌になって「あー、イヤだなぁ。まただよ」って思っていたのです。

で、担任の先生に「だって、まだ3歳だから」と言われて、なんだか力が抜けてしまったのです。
そうか、この世に生を受けてまだ3年目なんだ…。
とっても重要なことをすっかり忘れてました。
シュタイナー教育のH.Pを作成し、広めようとお絵書き教室を始めた当の本人が模範となる教育をしていないんじゃ、説得力がないよね。
(ご免なさい。)


私にシュタイナーを教えてくれたカイダさんという友達は、本当に尊敬できるステキな人で、彼女にはサラちゃんという4歳の娘がいるんだけど、決して感情で怒ったりしない。
きちんと、きちんと受け止めてる。
「どうしてそんなに穏やかでいられるの?」と聞いたら、彼女、毎朝鏡に向かって「今日はイヤミを言わない。脅さない。怒らない」と自分に言い聞かせるそうだ。
ちゃんと努力してるのよね。
ほんと、あなたは素敵すぎます。


『畏敬の念をもって子どもを受けとめ、愛をもって教育し、自由の中に解き放つこと』

ルドルフシュタイナー



もう一度、初心に戻ってウサコと向き合うことにした。
「ダメー!ノンちゃん。あっち行っててよ!」と叫ぶ娘にいつもなら「そんな大きな声出さないでぇ。どうして優しいお姉ちゃんになれないのよ。」と言っているところを「怒れちゃうんだね。何がそんなに嫌なの?」と抱き締めて聞いてみた。
「だって、だってノンちゃんが私の大事なもの取るんだもん…」
「そうか、イヤだったんだね。でも、ノンちゃんお姉ちゃんが大好きなんだって。お姉ちゃんの持ってるもの触ってみたいんだって。どうしようねぇ」と言ったら
「ノンちゃん、さっきは怒ってごめんね。お姉ちゃんもノンちゃん大好きだよ。違うおもちゃを貸してあげる」
…私の接し方一つでこんなにも変わってしまうの?

不機嫌がなかなか治らない娘に「いい加減にしなよ」ではなくて「さ、どっちがゲラゲラ笑えるか競争しよう!」と言ったら、つられて笑い出した。

イライラする前に子どもの気持ちになってみる。
怒る前に抱き締めてみる。
ワンクッション置くだけで、本当に怒らずに済むのです。


シュタイナーと出会った頃の、全くイライラしなかった時の私に戻りました。
怒るのをやめて、現在5日目。
いつまで続くか分からないけど、つまづいたら、またこの日記を読み返そうと思ってます。

………………

 

「非常識な大人」(2002/12/12)

「子どもは大人の背中を見て育つ」というのに、非常識な大人を度々見かけます。
許せないのは、身障者用の駐車場に平気で止める人。
(あたしゃ、臨月の時でも止められなかったぜ)

近いから?
空いてなかったから?
理解できない。

子どもが後部座席に座っているのに平気でたばこのポイ捨てする父親に子どもを叱る資格があるとは思えない。

先日、参加した保護者大会(私立幼稚園の母親が参加する会)の休憩時間にバイオリンとピアノ演奏があった。きれいなドレスを着た女の人が奏でる音色はとても華やかで素晴らしかった…のだが問題は傍聴者。
めちゃめちゃ大きい声でしゃべったり大笑いしていてほとんどの人が聞いていない。
中には「電源を切るかマナーモードで」との再三の注意も無視してケイタイで長話する人も…。

休憩時間といえども限度がある。
トイレに行きたきゃそっと外に出ればいいのだし、話がしたければロビーで話せばいい。
生身の人間が目の前で演奏をしているのにどうして静かに聞くことが出来ないのだろう。
もうこの奏者の方たちは二度とこの場で演奏することはないだろう。

親がこんな状態で子どもが良い子に育つわけはない。
人の話を聞く、人の演奏を聞くという最低限のマナーが親にないのだから。
不愉快な気持ちで家路に着いた。


でも注意ができなかった。
今までは、足の不自由な人が目の前でよろけながら電車のつり革につかまっていることに気付かない女子高生に「席を譲りませんか?」と言ったり、横入りするおばちゃんに「皆さん並んでますよ」など、言うべきことは言っていく主義だったのだけど、相手が反省してくれるどころか「悪い印象だけ残しておしまい」ならリスクが大きすぎる、と守るべき娘が誕生した辺りから臆病になっているのだった。
(「うさこちゃんのママ」って言葉に弱い私。自分が単体でないことを痛感する言葉…。)


で、母に言われてます。「直接言えないなら、怒っても仕方ないじゃん、そういう世の中になったんだよ。」と。
確かに、今は正義感を出したら殺されてしまう世の中なのよね。
人を殺しても数年で出所して半分くらいの人が再犯するくらいだから、反省なんてしてないんだろう。


引越をした友達が、公園に行っても無視されると言っていた。
その地域に「よそものは受け入れない」風潮があるそうだ。一般的な親は、自分の子どもが「いじめられていないか」心配するが「いじめていないか」とは心配しないものらしい。


大人同士のいじめがなくならない限り、子どものいじめもなくならない。
子どもは親や周りの大人からモラルやマナーや気づかいを学んでいくのだ。
子どもを責める前に自分の言動をチェックしてみましょうね
(私もね。)




「リバウンド?」(2002/12/17)

約半月、怒らない母でここまで来た私ですが、本日とうとう怒ってしまいました。
鼻炎&アトピーで眠りの浅いうさこは目覚めが不快だからか、まずは毎朝大泣きするのだが、何故か今日は受け止めてあげられなかった。
しかも幼稚園最大(?)のイベント「クリスマス祝会」だったから、洋服はこの組み合わせにしよう!と前々から用意して言い聞かせていたのに、朝になって、

「いやだぁ、こんなのぉ~~~~~(号泣)」
…そう、うさこは毎朝、服選びで大泣きしてくれる。
こだわりは大いに結構!できることなら彼女の意志に任せたい。
だけど許容範囲ってものがあるから何でもかんでも「いいよ」と言えないのも事実。


でね、今日はカチンときた。
10着中9着に「こんなのいや、こんなのいらない~~」とケチをつけた。
おいおい、それって「こだわり」超して「贅沢」なんじゃないっすか?
「遠い国には着る洋服がなくて泣いてる子もたくさんいるっていうのに。うーちゃんは贅沢だ!もう何も着なくていい。もう何も買わない。物を大事にできない子の所にサンタさんは来なーい!」
タンスの洋服を全部ゴミ袋に入れました。


さてさて、「怒らないことに決めたんだ」と人に言うと決まって「ストレスたまらない?」と言われるけど、私の場合、「怒らない」方がストレス溜まらないみたい。
一発お見舞いしてスッキリタイプの親には不向きかもしれないが(こういう人、尊敬する)、私のようにネチネチタイプは怒りのドツボにはまらないうちに抜け出す方が良いらしい。


例えば我が家の例を挙げてみましょう。
◇子どもが「おやついっぱい欲しい~」とグズった場合

今までのパターン
母「そんなに食べたら晩ご飯食べられなくなるでしょ、もうダーメ!」
娘「いやだ。もっといっぱい食べたい。出してよ」(怒り度数1)
母「ダメだよ。そんなわがままばっかり言うならおやつあげられない」
娘「うるさーい!そういう言い方するなー!食べるったら食べる」(度数5)
母「あ、そう。どうぞ好きなだけ食べれば。そのかわり晩ご飯食べれなかったら明日からおやつないからね、いいね」
娘「もう、ママなんか嫌いだー!どっか行っちゃえーっ!」(度数10)

そしてうさこが改心(?)した頃には私のネチネチが始まるのだ。
娘「ママー?笑って」
母「笑えない。ママ嫌いなんでしょ。どこかに行って欲しいんでしょ」(度数10)
娘「じゃ、後で笑ってね。ママのこと大好きだから」
それでも私の怒りはおさまらない。
母「笑えません。怒ってます」(度数9)

で、徐々に怒りが覚めていき、その後、後悔の念に苦しめられる。

母(ハグハグしながら)「さっきは怒ってごめんね。うーちゃん大好きだよ。ママの娘に生まれてくれてありがと。」(度数0)

最悪でしょ!?私。
うさこは母のネチネチな性格に振り回され、機嫌を取ってる。
私の豹変振りにもかなり疲れてると思うわ。


で、今回のパターン
母「ママがうーちゃんのこと大好きなのは知ってるよね!?」
娘「知ってるけど」
母「ママ、うーちゃんに栄養のあるご飯毎日作るでしょ?それを食べてもらえないと哀しいんだ。分かる?」
娘「ちゃんとご飯もたべるから、お菓子もっと食べたい」
母「それは無理なの。ママね、うーちゃんの体が大事なの。元気に大きくなって欲しいから、お菓子じゃなくてご飯を食べて欲しいの。分かるよね」
娘「(しぶしぶ)はーい。お腹の小人さんが『もうお菓子は食べないで』っていうもんね」
母「ま、なんて優しいの?嬉しいなぁ。さすがママの大事な娘!」

ね、素敵でしょ!?
ストレスが溜まるどころか、我が子がますます愛おしくなるの。
こんな感じで半月過ごしたら、彼女に変化が表れた。
反抗的な態度も半分くらいに減ったし、妹に優しくなった。
「怒らない」イコール「子どもを甘やかす」と思われがちだけど、彼女はわがままになるどころか、優しい、物わかりの良い子に変わっていった。


今日は怒ってしまったけど、久々だったからか、うさこはすんなり反省してくれて、ゴミ袋に入った自分の洋服を「もうこれからはお洋服大切にする」と言いながらていねいに畳んでタンスにしまってました。
(私はこっそり覗いてました)


あ、友達がね『明日から怒らない』っての、ダイエットに似てるね!と言ってました。
なるほど、似てる似てる!
「試してみようかな?」と思われる方、どうかリバウンドだけはしないでね。

…………………

 

「次女、アレルギーなし!」(2002/12/21)

ノンちゃんは手がかからない。
昼寝は3時間してくれるし、そのおかげか機嫌も良くて一人で遊ぶことも多く、あまりグズらない。
うん、これが普通なんだとは思うんだけど、我が家にとってはそれはそれは「超、楽な子」なのだ。

…というのも長女は赤ん坊時代から全然寝ない子だった。
最高新記録がなんと40分。始終寝不足な長女は不機嫌な時が多くひとり遊びをしない赤ちゃんだった。
後になってそれは「大人の15倍」もあるアレルギー体質のせいだったと知ったのだけど、それまでは「なんでうちの子だけこんなに手がかかるのだろう…」とずっと思っていた。


で、ずーっと気になっていたノンちゃんの血液検査の結果、なんと「アレルギー数値ゼロ」だったのでーす。
思わず「先生、本当ですか?」と興奮して何度も何度も確認してしまった。
くすん、努力が報われたぜぃ。

それにしても、どうして同じ親から生まれてこうも違うんだろう。
よく「第2子、第3子になるにつれてアレルギーが出やすくなる」と言われているけど、少なくとも私の周りでは逆のパターンが多い。
1人目はアトピーだけど次からはアレルギー無し…つまり我が家と同じケースがほとんどである。
(2人目、3人目で初めてアトピーって子はいるけど。)


どうしてなの?
友達は「1人目が母親の体内の毒素を全部引き受けて生まれて来るんじゃない?」と言っていた。
これってあり得るかも。

私の考えでは、1人目がアトピーだと生活全般を見直すから家庭からアレルゲンも減るし、妊娠中や離乳食にも気をつけるからじゃないかな?と思う。
ノンちゃんの場合、1歳までは牛乳と卵はタブーとしたし、ミルクもアレルギー用にした。
住環境においても、ペットはもういないし、ダニ対策、浄水器に空気清浄機…、うさこを妊娠&出産した頃に比べて格段、健康的な生活をしている。


そう思うと、うちの家族はうさこのおかげで健康を手に入れることができたのかもしれないね!
全てを背負って生まれてきてくれたウサコよ、どうもありがとう。
ノンちゃん、お姉ちゃんに感謝するんだよ。

…………………

 

「教会 de メリークリスマース!」(2002/12/24)

娘の通う幼稚園はキリスト教幼稚園。
私は今のところ信仰を持つつもりはないが、子どもの頃に宗教心を養わせておくのはとても良いことだと思ってる。


うちの親は私が小さい頃、とある宗教に入っていた(もう今は入ってない)ので、私は物心ついた時から夜になると「今日も一日有り難うございました」と手を合わせていた。
小学生になってどんどん礼拝場が立派になっていくのを見て、「お父さんが一生懸命働いて稼いだ給料が建築費に消えていっているのでは」と疑問を持ちはじめてから、宗教に対して気持ちが一気に冷めてしまったけど、それから今までもずっと「感謝する気持ち」や「悪い行いに躊躇する気持ち」は変わっていないので無駄ではなかったように思う。


さて、話はズレましたが、クリスマスシーズンになると目を伏せたくなるのが広告。
「キャラクターのプラスチックのおもちゃが目白押し」の広告が毎日のようにわんさか入ってくる。
これだけの商品がいづれは見向きもされなくなってゴミになるのよね。


あー、うんざり。

今は小子化だから双方の祖父母や親がプレゼントを買い子どもはチヤホヤされる。
クリスマスにはたくさんのプレゼントをもらうのは当然だと子どもは錯角している。
目についたもの、友達が持っているもの、テレビコマーシャルで放映されているものetc…全部全部、子どもは欲しいのだ。
(これを真に受けて買うのはどうかと思うぞ。)


で、せっかくカトリック系の幼稚園に通っているのだから、今年のクリスマスは教会で過ごすことにしたのですが、それが、それが、すっごく良かったの。
平和を願い、ろうそくに火を灯して賛美歌を歌う。
「世界には凍死や飢餓で亡くなっていく人々が大勢いる」あらためて聞いていると自分が本当に恵まれていることに気付く。


娘にはたいくつだろうな~と思いきや、厳かな雰囲気にうっとりして「ママのことだ~いすき!」とニッコリ微笑み腕に巻き付いてきた。
子ども心に幸せな気分だったんだろうなぁ。
帰ってからも「ママ、遠いお国にはパパやママと一緒にいれない子がいるんだね」と言っていた彼女の心にも何か刻まれるものがあったのかもしれない。
クリスマスに教会で過ごすのって本当に良いかも。
(病み付きになりそう)
きっと高校生くらいになったら友達や彼とクリスマスを過ごしたいだろうから、それまではいっぱい良い思い出作ってあげよう…。


さて、我が家のプレゼントは夜抱っこして寝るためのうさぎの人形。
その名も「ぬいぐるみスリーピー」。お腹の中にさくらんぼの種が入っていて、レンジで暖めればカイロ代わりに、夏場は冷凍庫で冷やせば安眠できるという代物です。
「何が欲しい?」とは聞かずに「サンタさんがうーちゃんに一番良いもの選んで持ってきてくれるよ!」と伝えておいたんだけど、朝、靴下の中に入っているプレゼントを見つけた娘は「わー、サンタさん、うーちゃんがいっちばん欲しいものちゃーんと分かってたんだぁ」と大感激してくれました。
プレゼントは、サンタさんからの『1つだけ』で十分なのです。

…………………

 

「この1年」(2002/12/31)

出産からはじまったこの1年、気付けばいつもいつも子どものことを考えていました。
今までの人生で一番よく笑い、怒り、泣き、悩み、反省し、こんな喜怒哀楽の激しい年もなかったように思います(笑)。


そしてうちのだんなさまは今までで一番「掃除」をした1年だったでしょう。
休みには家中の掃除機をかけ、お風呂やトイレもピカピカに。
布団乾燥機の後は全ての布団の両面を「ダニ用ローラー」でくまなく掃除(←これほぼ毎日)。
グータラな私を伴侶に選んだおかげで彼は掃除のスペシャリストとなりました(結婚したこと後悔してるだろうなぁ)。


結局この1年、カラオケも夜遊びもしてないっす。
昔のようにオールナイトカラオケしたい…願望はあるものの、そのツケを想像するとゾッとしてしまうのです。

「今頃、鼻が詰まって泣いてないだろうか?」
「痒がっていないだろうか?」
と心配でハメを外せなかったり、次の日寝不足で朦朧としていながら『お店やさんごっこ』につきあうことの苦痛…。
「夜遊び辞めよー。子どもと一緒に早く寝よう」簡単に諦めがつき、更に、そんな自分に「良い母親だわ」なんて自己陶酔しまうおバカな私なのであった。


5年くらい前の番組だったかな、奥さんを病気で亡くしただんなさんが「妻に対して愛情を精一杯かけてきたから後悔することはない」と言っていたのがとても印象的で、それからというもの、私も大事な人に対して、できるだけ悔いの残らない接し方をしようと心掛けるようになった。
もし家族が病気になったら「キチンとした食事を作っていたか?」と自分を責めてしまうだろうから、食費が多すぎようと減らすことはできない。
(添加物だらけの食品を食卓に出すことを「緩やかな殺人行為」と感じてしまうのだ。)


もし万一、子どもが何らかの事故で亡くなったら「もっと愛してあげれば良かった」と後悔するのだけは嫌だから、今、精一杯向き合ってあげようと思っている。
そして、だんなの「健康診断の結果」と子どもの人格形成こそが私の『通知表』だと思って日々生活をしているのでした。


このH.Pを見て下さっている大勢の方、アトピー治療情報や励ましのメールを下さる方、「おもちゃ箱」商品の購入を通じて親しくなった方々、幼稚園の先生方、旧友に加え新しくできたママ友達、そして親愛なる家族、あなた方のおかげで今の私があります。
みなさんありがとう、
そして来年も宜しくね!
幸せな親子が少しでも増えるように、これからも皆さんといろいろと考えていきたいなぁと思っています。
シュタイナー教育のおぼろげな知識を肩書きに、堂々とH.Pなど作ってしまってご免なさい。
(その道の方々、怒らないでね)


それでは皆さん、よいお年を。

 

………………

 

「我が家の子育て日記」(2002.2月〜4月)
http://blog.goo.ne.jp/banbiblog/e/68e3779621db34f3231a10e81314ffaa

 

「我が家の子育て日記」(2002.5月〜6月)
http://blog.goo.ne.jp/banbiblog/e/d92d944ca6df74ef5f0c7153b4ed7449 

 

「我が家の子育て日記」(2002.6月〜8月)
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「我が家の子育て日記」(2002.9月〜11月)
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「我が家の子育て日記」(2002.11月〜12月)
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「我が家の子育て日記」(2003.1月〜2月)
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「我が家の子育て日記」(2003.2月〜4月)
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「我が家の子育て日記」(2003.2月〜4月)
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「我が家の子育て日記」(2003.4月〜5月)
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「我が家の子育て日記」(2003.5月〜7月)
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「我が家の子育て日記」(2003.8月〜10月)
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「我が家の子育て日記」(2003.10月〜12月)
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「我が家の子育て日記」(2004.1月〜2月)
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「我が家の子育て日記」(2004.3月〜6月)
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「我が家の子育て日記」(2004.6月〜9月)
http://blog.goo.ne.jp/banbiblog/e/67002a64207030a57c4eb93577b7319f

 

「我が家の子育て日記」(2004.9月〜2005.1月)
http://blog.goo.ne.jp/banbiblog/e/1a076f957ab6fdc51d583d82ad487cfd

 

「我が家の子育て日記」(2005.1月〜8月)
http://blog.goo.ne.jp/banbiblog/e/f71cda39230c83de35e4852f65b18055

 

豊田市発行のタウン紙「ぴポ」コラム「こだわり自然派子育て」2003.10.20〜
http://blog.goo.ne.jp/banbiblog/e/81e4a9a8653f0156ef8f6ed8b9272978

 

我が家の暮らし紹介(2005.3)
http://blog.goo.ne.jp/banbiblog/e/7542984fdb86254272133f8533220c4a



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