バンビの独り言

バンビことけーちんの、あくまでも「独り言」デス☆

「絶望から希望を見つけるトークライブ2010」 書き出し4(主に自動車メーカーの話)

2010-05-19 21:24:14 | 田中優&鎌仲ひとみ
お時間のある方はこちらを是非。
http://www.ustream.tv/recorded/6835206

(江守さん)
エンジンを作っている中小企業が日本にたくさんあって、多くの人が勤めている。その業界をつぶしてしまうと産業構造転換が必要になる。上手にやらないと多くの会社が潰れて失業者が増える。
車業界もハイブリッドでなるべく粘りたい某社と、電気自動車にいち早く行きたい某社がある。
一気にエンジンを捨ててしまって大丈夫なのか?という心配、(今までエンジンの部品を作ってた多くの人が)風車の部品や太陽光パネルの部品やらの製造に移って、「みんなにきちんとした雇用と儲けがある」というようにならないと移れないという構造なのでは、と理解している。

(エダヒロさん)
エンジンをは2万~3万の部品を組み合わせて作るので中小企業がたくさん連なっており、それだけ雇用を生み出している。
それに対して電気自動車はエンジンが一切要らないので、中古車に取り付けるだけでできてしまう。自動車会社は自分たちの優位性を守るためにできればガソリン車でやりたいと思っている。
交通関係の専門家の話では、自動車業界が難しい理由は、日本の国内市場だけを相手にしているわけではなく大部分の売り上げは海外なので、国内で環境意識が高まり「電気自動車だ」「ハイブリッドだ」と言われているけれど、海外の(特に)新興国はまだまだガソリン車がメイン。海外でも戦いつつ、日本の新しい需要にも応じる必要があり「研究開発どうする?」「リソース(資源)どうする?」といったバランスが難しい。
国内では「電気自動車で早くインフラ作ろうよ」っと思うけど、国内だけでやってるわけじゃないので難しいと(専門家は)言っていた。

企業は「社会が必要とするものを提供する」限りにおいて存続できる。
ある時代、ある社会の必要に応じて企業が作られ、消費サービスを提供している。
だけど「社会が何を必要としているか」は時代が変わると共に変わっていく。時代が変わって「社会が必要とするもの」が変わる時に、臨機応変に変えられるところは生き残れるし、そうじゃないところは恐竜のように絶滅すると思う。
私たちが「社会が望んでいるものを提供できるところは生き残っていけれるけれど、提供できないところは生き残れないよ」というメッセージを伝えていけば、企業は(生き残りたいから)変わらざるを得ないのではないか。

「今の時代、どちらへ動いていて、私たちが何を求めているか」ということをもっと早く伝えていくことが大事なのでは。

(優さん)
トヨタもホンダも日産も、1996年にカリフォルニアで電気自動車を売っていた。とても人気が出て数千人のリストが並んだにも関わらず、アメリカの石油業界と自動車メーカーの圧力に屈して一緒に潰してしまった。彼らの抵抗はものすごく強い。
有名な話では、とても効率の良い風力発電機が出来た時に、有名な「S」という石油会社が「それは素晴らしい発明だ」と言って特許を取って買い取って金庫に閉まってしまった。
切れない白熱球なんて大昔にできていたのに、これも特許で買い取って閉まってしまい、永遠に出てこない。
硬直性があるので、その硬直性を越えてまでいけるだけのパワーが必要。

つづく。

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