被災地の見えない闇

■配偶者間暴力、被災地で深刻＝福島で６割超―児童虐待も過去最高を記録【震災２年】
(時事通信社 - 03月10日 12:01)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130310-00000029-jij-soci

仕事や家を失い、仕事の見通しも無く将来の生活へ不安は大きくなる一方のようです。その行き場のない気持ちが暴力となっているのでしょう。周りが復興しはじめれば取り残されたようでさらに不安は大きくなります。

されどやられる女性や家族は堪ったものではありません。

多分自分も分かっていても止められないのでしょう。アルコール依存や薬物依存のような病気と似ていると思います。

このことに関してああすればよいこうすればよいと、いろんな意見があります。それはすべて正論だと思います。

だけど、悪いと分かっていても止められない心の闇があるのかも知れません。

私は被災地に住んでいますが、家族や家も無事でした。しかし一歩回りをみれば未だに一階部分が津波で抜けた家がたくさんあります。少し大きな揺れ（地震）でも当時のことを思い出し動揺します。

震災を風化させないことは重要です。

今後起こる可能性がある東海地震の震災でも同じ問題はきっと起こります。

自分が当事者になった時どうするか、どのようなケアが必要か、自分のためにも家族や知人のためにも考えておかなくてはならないことだと思います。

言葉ではうまく説明できない問題です。

復興復興・・・建物や仕事の再建だけが進み、肝心の人間が取り残されてる現状。目には見えない場所です。

自分には一人でも多くの人がこのことから抜け出し、笑顔が戻ることを願うことしか出来ません。

さて、明日は震災より2年。まだ2年しか経ってないんですね・・・

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