やさしさを

生きていく道をみながら

1泊そして長野へ

2011-02-12 23:19:26 | 日記
父は街並みの中の一軒の旅館へ入りました。
お客様を迎える玄関は今のホテルや旅館の様に明るくは無く畳の床にきちんと
正座をして私達を迎えてくれた女将の色の白い丸顔が不思議に忘れられません。
部屋は良く磨き上げた黒い階段を上って二階の一部屋だったと思います。夕食は戦時中ですが品数が結構出てこんな経験は始めての私は只々感動の思いだけで他は何も覚えて居ません。
本当に覚えていなくて情け無くなりますが、記憶は長野の善光寺様の前まで飛んでしまっているのです。其の年の十二月九日になりますが朝から長野は霙(みぞれ)と言うか氷雨なのか冷たい雪が降っていて初めて体験する寒さでした。