私が縁有って夫と『連れ添って』これ、ちょっと使って見たかった表現です。可笑しいでしょう。 一応花嫁姿の日からもう半世紀以上の年月が経ってしまいました。 少し前から、彼が体の変調を口にする様になりました。若い頃軍人だった事もあり、寡黙で我慢が強く、ある面、正義感の強い処もあって、所謂昔型に近いと言えると思います。2年程前からの両足の痺れが次第に強くなって歩行が困難になったり、めまいや、仕事のあと息切れが酷くなったり、外から見てもおかしいと思われて以前から、不整脈 で、心房細動とか言われて病院でお薬を頂いては降りますが。 それで他の病院でも見ていただいてと、2 ,3軒の病院で診て頂いた結果原因らしきものが判りました。
其れまでは、気分が悪ければ、ご機嫌が悪く、此方は体の何処がどうなっているのか、胸になんの不満が有るのか判らないまま、余分な心配をして、心も体もがたがたになっていました。ただ私が胸に灰色のものを抱えていても自体は何も良くはなら無いので出来るだけ明るい顔をしていたのですが、其の時の不安は、初めてに思われます。
第1に心臓の筋肉が相当部分弱って来ていて、気をつけないと、大変な事に為るので無理をしない様に、との事。
、次にCTスキャンの結果、脳幹に出血の後の血腫が在ること。 それが両足の痺れにつながり。そして、脊椎の、骨と骨との間が狭くなっている処があるので歩行困難になると考えられる。 との先生の診断でした。 長い間障害と一緒にくらしてきた私には一つ々が納得の行く話で、今まで知りたかった事が解って一応納得が行き、妙にほっとして、落ち着いた気持に為れた様な気がしました。でも、是からですよね、私の場合嫁に来てからも倒れてからも、結構な年月で春夏秋冬の風が吹き荒れ、紆余曲折の胸の傷も、数え切れないほどもあった筈なのに、何時の間にか幾十年も経ってしまったと、今更に考えるのも愚の骨頂そのものと自分でも思っています。 一時は随分心配しましたが、原因が解って、問題は此れから夫に、今、自分の体に起きていることを受け入れて、対処しながら前向きに、明るく1日々を暮らして行って欲しいと思うだけです。勿論私も居ますけど。
願った様にいくと嬉しいですけど、あと、祈りと努力でしょうか。 聞いて頂きました。
暑い夏です。お気をつけ下さい。
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