山本馬骨:たそがれジジイの呟きブログ

タイトルを変更して、これからは自分勝手なジジイの独り言を書くことにしました。

重ね着を

2017-12-12 10:15:39 | ジジババ世代の話

 歳をとると寒さが苦手となる。今年の冬ははなり寒くなりそうだとの予報があるようだ。ラニーニャ現象というのが起こり始めているらしい。エルニーニョ現象の方は、どうなっているのかさっぱりわからない。いずれにしてもこの二つの現象が異常気象を引き起こす元凶となっているのは明らからしい。この冬に何が起こるのか判らないけど、やたらに雪などが降ったり、底冷えがきつくなったりして老人を苦しめるようなことはやめて貰いたいと願っている。

 タイトルに重ね着と書いたが、自分は着るものを何枚も重ねるのはあまり好きでない。秋が深まり寒さが近寄るのを感じ出す頃になっても、下着の上に少し厚手のシャツを1枚着るだけで、寒さを感じる時はその上にセーターを着るくらいで過ごしている。外出の際は薄いウインドブレーカーを羽織るだけで、ジャンバーなどは滅多に着ない。ズボンの下は、一年中ステテコなどで通しており、股引のようなものとは無縁である。ま、若者の中にはもっと薄着の人も多いのではないかと思う。

 ところで、何年か前に中学校の同窓会があり、鬼怒川温泉の宿で10数人が会したのだが、同室に5人ほどが一緒に寝た際に、まだ10月だというのに自分以外の殆どがラクダの股引や上着に包(くる)まっているのを見て驚いたことがある。老人になるとそれほど寒さに敏感になるのか、それとも田舎出身の生活習慣で、年寄りは温かく身を装うものと信じ込んでしまっているからなのかと、自分との落差に驚いたのだった。

 真老の世代となっても、自分のこのペースを守りたいと思っているのだが、この頃は上半身よりも下半身の方が少し頼りなくなりだしているのを実感している。下半身などというと誤解を招きそうだが、自分の言う下半身とは、膝と足裏のことである。膝は若いころ随分といじめているので、要注意なのだ。それでこの頃は膝から下を包(くる)むサポーターを常用することにしている。又足裏は全体重を支えるなどして、身体の中で最も虐げられて過ごして来た箇所なので、これを労わろうとかんがえ、靴下を2枚重ねて履くことにしている。一枚は絹入り(と書いてある)5本指の靴下、もう一枚は厚手の温かい靴下である。この二つの手当ては効果的で、今のところ毎朝の歩きも順調に楽しむことが出来ている。

 しかし、まあ、今年はも一枚着るものを増やさなければならない時が増えそうな予感がしている。無理して我慢をしていると思わぬ災厄に見舞われるかもしれない。最早そのような世代に居るのだというのを、日々思い知らされているこの頃である。

  重ね着を も一つ増やす 喜寿の秋   馬骨

 


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