サミット

昨日からいよいよ「北海道洞爺湖サミット」が開幕しました。

少なくとも私が生きている間は（！？）二度と無いであろう北海道でのサミット。

昨日はアフリカ諸国を含めた拡大会議が開催されました。

Ｇ８にアフリカ諸国が参加・・・（実は昨年のハイリゲンサミットでも拡大会議は開かれたそうです）

学生時代、「第三世界論」を専攻した私としては何か感慨深いものがあります。

学生時代初めて知った世界のおける「搾取」の構造。

日本におけるアジア、ヨーロッパにおけるアフリカ、南アメリカ（一部アジアもありますが）。

先進国と呼ばれる国々は皆、貧しい国々を「踏み台」にして発展してきた歴史があります。

近年、その国々も少しずつでは有りますが、発展途上国から新興国へと発展してきています。

しかし、そうした新興国は「ＢＲＩＣＳ」や「ＶＩＳＴＡ」など、まだまだごく一部に過ぎませんし、特にアフリカは、私の学生時代から数えて約２５年経った今も、発展が遅れていると言わざるを得ません。

サハラ砂漠以南の人々の４割は、一日わずか１ドル未満の収入しか無いのが現状です。

現在も続く、飢餓・貧困・・・

その実態を知る日本人はまだまだ少ないのが実情かも知れません。

しかし、良い意味でも悪い意味でもこれだけグローバル化が進んだ現代。

まして日本は資源を持たない国であり、食料も輸入に頼らざるを得ない惨状です。

世界の中の日本。

日本人一人一人が、そんなことを考える契機になるサミットであって欲しいと思います。

そして何より、議長国・日本、そして議長である福田首相のリーダーシップが問われています。