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’08/04/28の朝刊記事から
中国人留学生 韓国でも愛国心爆発
聖火リレー「五星紅旗」一色
【ソウル27日共同】「加油(がんばれ)北京」「我愛中国」
漢字とハングルが交じったプラカードが掲げられた広場は、大小の五星紅旗が振られ赤一色となった。
27日、ソウルで行われた北京五輪の聖火リレー。
中国から留学中の若者らは、中国政府による北朝鮮脱出住民(脱北者)の送還政策に抗議する脱北者らの集会に敵意をあらわにし、愛国心を爆発させた。
出発式典会場のオリンピック公園では、中国人の若者ら数千人が早い時間から集まり国歌などを合唱。
公園の外では、脱北者や支援の市民団体約百人が、チベット問題を含め「人権状況の改善に取り組まない中国に五輪を開く資格はない」と抗議するシュプレヒコールをあげた。
「チベットは中国の領土」。
聖火を大歓声で見送った直後、千人以上の若者が横断幕を手に脱北者らに詰め寄り、ペットボトルやパイプを投げ付ける騒ぎに。
若者らは割って入った機動隊と衝突し、韓国紙の写真記者は頭部を負傷した。
午後7時すぎ、機動隊による厳戒態勢の中、聖火が到着した市庁前広場も中国人らが埋め尽くし、赤い旗が波打った。
チベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世に対し「煽動・破壊行為をやめさせろ」と要求する横断幕も。
ソウルに留学中の中国人男子学生(24)は「同じ大学の仲間500人と来た。聖火の応援と、妨害をさせないため、(行動は)中国人として当然だ」と話した。