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080418 空自 イラク活動 違憲

2014-02-04 18:56:25 | イラク

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’08/04/18の朝刊記事から

空自 イラク活動 違憲 名古屋高裁
兵輸送は武力行使 「差し止め」認めず


自衛隊のイラク派遣は憲法違反として、市民ら約1100人が、派遣の差し止めや慰謝料を国に求めた訴訟の控訴審判決で名古屋高裁は17日、「航空自衛隊の空輸活動は憲法9条に違反する。多国籍軍の武装兵員を戦闘地域のバグダッドに空輸するものについては武力行使と一体化した行動」として、空自のイラクでの活動は違憲との判断を示した。
自衛隊のイラク派遣をめぐる違憲判断は初めて。

原告側弁護士によると、9条違反を認めたのは1973年の札幌地裁・長沼ナイキ基地訴訟判決以来35年ぶり。
高裁では初めて。

青山邦夫裁判長(退官のため高田健一裁判長代読)は原告側の控訴は棄却し、請求は一審に続き退けられたが、原告側は実質勝訴と受け止め上告しない方針。
国も勝訴のため上告できず、判決は確定するとみられる。
陸上自衛隊派遣の判断は言及がなかった。

町村信孝官房長官は同日午後、「バグダッド飛行場などは非戦闘地域の要件を満たしており、納得できない。自衛隊の活動は継続する」との見解を示した。


自衛隊のイラク派遣
2003年7月に成立したイラク人道復興支援特別措置法に基づく。
陸上自衛隊は04年からイラク南部サマワで医療指導や給水活動、学校・道路の修復活動などを実施、06年7月に撤収した。
航空自衛隊は04年3月から、クウェートの空軍基地を拠点に、C130輸送機で陸自への支援輸送などをしていたが、陸自撤収後はイラクの首都バグダッドや北部に活動範囲を広げ、多国籍軍の兵士や国連の要員、物資の輸送などを行なっている。
派遣規模はC130が3機と隊員計約200人で、4ケ月交代。
4月16日までに、任務飛行は計694回で物資計約596トンを輸送した。




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