'07/047/27の朝刊記事から
苫小牧殺人 元同僚の21歳男逮捕
死体遺棄容疑 被害者パチンコ店員
【苫小牧】苫小牧市糸井の海岸沿いの遊歩道脇で全裸の男性遺体が見つかった殺人・死体遺棄事件で、苫小牧署の捜査本部は26日、この男性を同市内のパチンコ店で働いていた同市内のビジネスホテル居住、派遣社員山口安文さん(31)と特定するとともに、死体遺棄容疑で、同じ店の元同僚で同じホテルに住む派遣社員川島透容疑者(21)を逮捕した。
調べでは、川島容疑者は24日未明、同市糸井の遊歩道脇の消波ブロックに山口さんの遺体を遺棄した疑い。
調べに対し、川島容疑者は容疑事実を大筋で認めた上で、「山口さんを素手で殴った後、海岸にあった石で頭を殴って殺した。石は海に捨てた」と供述しており、同本部は殺人容疑でも近く立件する方針。
動機について、川島容疑者は「山口さんと金銭的なトラブルがあった。山口さんのせいで上司に怒られたこともあった」などと供述。
事件の前日、同容疑者はパチンコ店を解雇されたという。
また、同容疑者は「山口さんを殺害後、裸にして遺棄した」とも述べており、同本部は山口さんの身元を隠すため、全裸にして遺棄した可能性が高いと見て調べている。
川島容疑者が使用していたレンタカーの中には、山口さんのものと見られる血痕が残っていた。
捜査本部は、川島容疑者がこの車で現場から逃走したと見ている。