Kodak DC4800
'07/07/31の朝刊記事から
中国産サバに抗菌剤
6-7月輸入分 厚労省が検査命令
中国産ウナギから検出された合成抗菌剤マラカイトグリーンの代謝物が、6月から7月にかけて輸入された中国産サバからも相次いで検出されたことが分かり、厚生労働省は30日、食品衛生法に基づく検査命令を出し、今後すべての中国産サバの輸入業者に対し検査義務付けを決めた。
このほか韓国産シジミなどからも基準値を超える別の殺虫剤が検出されたため、同省は検査命令を出すことを決めた。
厚労省によると、6月1日と7月20日に東京港に水揚げされた冷凍の中国産サバ切り身を検疫所職員がサンプル検査したところ、本来検出されてはならないマラカイトグリーンの代謝物、ロイコマラカイトグリーンが微量に含まれていることを確認。
国内には流通しておらず、輸入業者に対し全商品の積み戻しか廃棄処分を求めた。
中国産の切り身のサバは今年1月から7月までに計約2万4千トンが輸入されている。