’08/09/24の朝刊記事から
息子の言葉で絶望
福岡 男児殺害容疑の母供述
福岡市西区の小学1年富石弘輝君(6つ)が殺害された事件で、殺人容疑などで逮捕された母親の香る容疑者(35)が福岡県警捜査本部の調べに対し、病気で体が不自由なため弘輝君にトイレ介助を頼んだ際に「なんでそんなことしなきゃいけないの、と言われ絶望的になった」と犯行動機を供述していることが23日、関係者の話でわかった。
また、首を締めるのに使った凶器について、捜査本部は弘輝君の携帯電話を首からつりさげるひもとみていたが、薫容疑者は「自殺衝動があり、普段から持ち歩いているビニールホースを使った」と話し、捜査本部が裏付けを急いでいる。
関係者によると、薫容疑者は弘輝君と公園の大型遊具で遊んでいた際、弘輝君から「一緒に遊ぼう」と誘われたが、病気のため体が思うように動かず、遊んであげることができなかった。
その後トイレに行ったが、便座に座ったり、立ち上がるのを手伝うよう頼んだ際の弘輝君の言葉が首を締めるきっかけになったとしている。
薫容疑者は、体調が悪く弘輝君の世話を十分できないことに以前からストレスを感じ、弘輝君もあまり面倒を見てもらえないことに不満を持っていたという。
薫容疑者は18日午後、自宅近くの公園にあるトイレの障害者用個室で弘輝君の首を絞め殺害、トイレの裏に遺棄したとして逮捕された。
撮影機材
Kodak DC4800