書の歴史を臨書する

古今の名磧を臨書、最近は米フツ。
時折、気の向くままに漢詩や詩、俳句などを勝手気侭に書いております。

一休宗純

2007-09-06 06:58:05 | Weblog
一休宗純(1394-1481)
後小松天皇の御落胤とも言われる。
早くから詩才に長じ、少年時に既に、洛中で評判となる漢詩を作っている。
20代半ばにして風狂の生活に入る。
諸国を漫遊し当時の禅宗の弊風を誹り、あたかも狂人の如く振舞う。
仏教の戒律で禁じられていた飲酒·肉食・女犯を行い、側女がいたりなど多くの奇行が伝えられている。
後に、後土御門天皇の勅命により大徳寺の住持に任ぜられた。
権威を否定し悟りさえも否定して庶民の中で生き抜いた生き様は
多くの民衆に慕われる存在であった。
・・門松は冥土の旅の一里塚めでたくもありめでたくもなし・・

その書は枯淡で風格があり、
強烈な個性にて異彩を放つ。

読み:
諸悪莫作

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