書の歴史を臨書する

古今の名磧を臨書、最近は米フツ。
時折、気の向くままに漢詩や詩、俳句などを勝手気侭に書いております。

百人一首を書く  貞信公

2010-08-16 08:56:42 | Weblog
小倉山やま峰の紅葉葉心あらば今まひとたびのみゆき待たなむ  

小倉山の峰を美しくいろどっている紅葉よ、もし、おまえに物のあわれを解する心があるのなら、いまそんなに散り急がずに、もう一度天皇がここにいらっしゃるときまで待ってて欲しいなぁ。

貞信公(880~949)
藤原忠平。関白藤原基経の四男で、兄の時平・仲平とともに「三平」とよばれた。醍醐天皇に仕え、摂政・関白を長く勤め藤原氏が栄華の元を作る。
朝政を司り、延喜の治と呼ばれる政治改革を行う。
極めて聡明で、穏健寛大な人物であったとの記録が残っている。
兄・時平と敵対した菅原道真とは親交があったとされる。
平将門が忠平の家人として仕えた時期があった。

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