アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

ティーツリーとスモークツリー

2024-06-09 19:00:00 | みんなの花図鑑
ティーツリー

またも、ティーツリーですか (´・ω・)



そうなんです、安城デンパークへいったらまだ咲いていたので、スミマセン (´∀`)






「ティーツリー(中略)は、フトモモ科コバノブラシノキ属(英語版)の常緑植物、学名はMelaleuca alternifolia 。」(wiki「ティーツリー」)






「先住民族のアボリジニの間では、この葉をつぶして患部につけ、上から粘土パックで覆いケガや皮膚の治療などに使われてきた。西洋人は未開人の知識としてこれをなかなか受け入れられなかったが、1920-1930年代には各国で研究が行われ注目を集め、1949年には「英国薬局方」にも掲載される。」(同上)


その5日後

さすがに色がくすんできました。





スモークツリー

於大公園(東浦町)にて


スモークツリーは Wikipediaには 和名「ハグマノキ」として載っています。
ウルシ科の木です。昔はウルシ科のウルシ属に含まれていましたが、現在はウルシ科のコティヌス属(ハグマノキ属)として独立しています。





 ちなみに「ハグマ」とは「白熊」のことで、古来から、旗・槍・かぶりものなどの白い房飾りや、払子(ほっす、仏教の僧侶や道教の道士が携行した埃や蚊蠅を払うための道具)の材料として使われたヤクの尾の白い毛を「白熊(はぐま)」と呼んでいました。 また白熊を赤く染めたものを赤熊(しゃぐま)、ヤクの黒い毛で作ったものを黒熊(こぐま)と呼びます。






「雌木の枝先につく花序は長さ約20cmで多数枝分かれし、花後に伸びた花柄が遠くからは煙がくすぶっているように見えます。雄木は花序が短く、煙状にはなりません。」(同上)





「雌雄異株の落葉樹です。初夏に咲く花木の代表で、ヨーロッパから中国に分布します。」(趣味の園芸「スモークツリーの基本情報」)








後日、安城デンパークで、スモークツリーの種子?を観察してきました。





〔参考〕ウルシ科のピスタチア属のピスタチオ

2004年9月4日@アレッポ近郊・シリア



〔参考〕ウルシ科のピスタチア属のカイノキ

2021年11月15日@安城デンパーク






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オルレアとガイラルディア

2024-06-09 06:00:00 | みんなの花図鑑
オルレア(オルラヤ)



6月1日(土)、於大公園(東浦町)にて、家族連れで駐車場がいっぱい





オルラヤ・グランディフローラ
セリ科オルラヤ属
別名 ホワイトレースフラワー
「大散形花序に小さな花を多数つける。(中略)総苞と小総苞があり、総苞には白色の縁取りがある。
 小散形花序は直径10~15㎝。花弁は白色。外側の花弁は深く2裂し、内側のものよりも7~8倍大きい。」(三河の植物観察「オルラヤ・グランディフローラ」)





「果実は2分果、長さ6~8㎜、長さ2~3㎜の白色の刺が密生する。」(同上)





ガイラルディア

毎年撮っていますご近所のキク科テンニンギク属ガイラルディア



和名では、オオテンニンギク(大天人菊)が多年草タイプで、テンニンギク(天人菊)と呼ばれているのが一年草タイプのガイラルディアのことらしいです。




ガイラルディア(テンニンギク)は花弁(舌状花部分のこと)が黄色とオレンジの複色が特徴ですが、今私たちの関心は中央のシベ(筒状花の集合のこと)にあります。
 すぐ上の画像で、左半分が筒状花部分で今 外側から中心に向かってつぼみが開きかけています。右半分が大きな一枚の花弁をもつ舌状花部分で、花弁の付け根に1個だけ雄しべ筒が煙突のように伸びていてトップが花粉で包まれています。





これは開花の進んだ筒状花の部分で、外周ほど開花が進んでいます。
中心部 まだ蕾
その外側 雄しべ筒が立ち上がる
そのまた外側 雄しべ筒の中から未熟な雌しべが出て来る
 最外周部分 雌しべが成熟し2つに割れて柱頭を展開しています




終期の筒状花部分






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