アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

ノラニンジンにアカスジカメムシ

2024-06-29 23:00:00 | みんなの花図鑑



セリ科の何かであることは間違いないのですが、ノラニンジンか?フェンネルか?ディルか?
花後のセリ科はよく分かりません。






セリ科の花と言えば、必ず来るのが このアカスジカメムシ(Graphosoma lineatum)。





アカスジカメムシはセリ科植物の若い実の汁を吸うのだそうです!



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ニンジンの花は 雄性期→雌性期 と移行する雄性先熟花!
そして カメムシは この果実の実を吸うのです!





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not 《萼》アジサイ, but 《額》アジサイ

2024-06-29 12:00:00 | みんなの花図鑑

ガクアジサイの「ガク」は 「萼」ではありません。中心部の本当の花(シベシベしい部分)を真花といいますが、その周りにあって、絵を囲う額縁に見えることから「額アジサイ」と呼んでいます。
絵の額部分を担当する花を「装飾花」と呼んでいます。花弁のように見える部分は実は「萼片」の変化したものであることはご存じのことと思います。
でも、装飾花は「萼だけ」で出来ているわけではありません。ちゃんと中心に(退化した)雄しべと雌しべがあります。上の画像のガクアジサイの装飾花にはちゃんと花弁もあります。
もしも萼だけの花があったら、それは植物ではなく化け物でしょう "(-""-)"




よく知られているように、一般に見られる手まり状のアジサイは、このガクアジサイ(原種)を改良したもので、花すべてが装飾花となったものです。




私はあとから出来た装飾花ばかりのアジサイよりも原種アジサイのほうが好きです、シベ(をもった花)があるから。



アジサイのことをよく「よひら」と呼びます。風流ですね。
でも、本当はアジサイの花弁は「五ひら」なのです(´∀`)



「四ひら」というのは 額を担当する装飾花(飾り花)のほうの萼片が「四ひら」が多いことから来ています。



この小さな花には、小さい三角形をした5枚の萼片、楕円形をして先のとがった5枚の花弁、10本のおしべ、3~5本に分かれた1本の めしべ があり、実を結びます。
繰り返しますが、本当はアジサイは「五ひら」といったほうが良かったのです !(^^)!







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