アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

サボテン 「ナイト・ドリーム」

2024-06-28 22:00:00 | みんなの花図鑑
6月27日、安城デンパークの園内を歩いていると放送があり
「フローラルプレイス(大温室)のサボテン 「ナイト・ドリーム」が咲いています。開花は一日限りなので皆さまお見逃しなきようお越しください」
ということで、見てきました。




安城デンパークのサイトの説明
「掲載:2024年06月27日
フローラルプレイス しあわせの塔東側
ナイト・ドリーム(Selenicereus macdonaldiae × pteranthus)はメキシコ原産、サボテン科の熱帯植物「夜の女王」と「夜の王女」の交配種です。形質は2種の中間型となっており、華やかな花が数輪まとまって咲くのが特徴です。本来は夜咲きですが、開花調整を行ない、開園時間にご覧いただけるようにしました。
花は一日限りとなります。お見逃しなく!」







ナイト・クイーンとナイト・プリンセスを交配してこのナイト・ドリームが出来たという訳です。






解説板の説明(サイトの説明とほとんど同じですが)
Denpark Collection
ナイト・ドリーム
開花時期 : 6月中旬ごろ
ナイト・ドリーム (Selenicereus macdonaldiae × pteranthus) は
メキシコ原産、サボテン科の熱帯植物 「夜の女王」と 「夜の王女」の交配種です。2013年6月28日に同時開花した2種を交配して、2015年に初開花しました。
形質は2種の中間型となっており、華やかな花が数輪 まとまって咲くのが特徴です。本来は夜咲きですが、 開花調整を行ない、開園時間にご覧いただけるように しました。花は一日限りとなります。








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モクゲンジ - ムクロジ科

2024-06-28 12:00:00 | みんなの花図鑑

安城総合運動公園の野球場の両サイドにモクゲンジが植わっています。
モクゲンジはムクロジと同じムクロジ科の植物で、どちらも堅くて黒い種子がなり、数珠の起源説があります。





学名は Koelreuteria paniculata。
小種名がpaniculata (円錐花序) という名前の通り、見事な円錐花序です。
英名は Golden rain tree










上は雄花です。
左が咲き始め。咲き始めは雄しべの名褐色の葯がドーナッツ状にくっついています。
成熟すると、右のようにドーナッツがばらけ、独立して立ち上がります。
モクゲンジの花でいちばん面白いのは、(左のような)花弁の中ほどがあるとき折れ曲がり反転して(右の花のように)反り上がることです。





折れ曲がったライン上に、初めは黄色で後に真っ赤になる付属体という飾りが付きます。




クマバチが止まっている花が 雌花です。
雌花にも雄しべがついているので、雌花というより両性花と言った方が良いかもしれませんが、こちらのおしべは退化気味のようです。

















以下は 2018-07-11に撮った同じ公園のモクゲンジの果実です。





果実の大きさは同じムクロジ科のムクロジと比べてずっと小さく、つる植物のフウセンカズラよりちょっと大きいくらいです。






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