アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

ユキノシタとアオドラセナ

2024-06-07 15:00:00 | みんなの花図鑑
コロナも下火になってきて(もっとも第11波がまたぞろ始まってますが)、外で見知らぬ人に声をかけられることも多くなって来ました。

ユキノシタ

先だっても柳川瀬公園(豊田市)で、このユキノシタのマクロ写真を撮っていたところ、背後から3人連れの方に声をかけられました。



「何か植物の写真を撮っていらっしゃるんですか?」
ハイ、これはユキノシタといって日陰が好きな植物なんです。



「ユキノシタというんですか。 花が面白い恰好をしていますね」
エエ、上の3枚の花びらが小さく、下の2枚の花が大きく、漢字の「大」のような形をしているでしょう、仲間に文字通りダイモンジソウなんて植物もあるんですよ。



「へぇー、初めて聞くお話ばかりなのでとても面白いです。」
日影が好きなので写真に撮るには不向きな植物なんです。
で、こんな風に木漏れ日の当たっている花を探して撮っています。



「どんなお写真が撮れるんですか?」
(液晶画面を見せながら)こんな写真です。この黄色い部分が花盤といって蜜がここから出てるんですよ。
花弁の間から出ている頭が丸くなった白い棒が雄しべで、普段は花弁と同じ位置にあるんですが、時おり交代でめしべ寄りのほうへ近づいて訪れた虫の体に花粉が付きやすくしてるんですよ(´・ω・)
それと、同じ花のおしべとめしべの活動時期はちがうんです。それで自家受粉しないように調整してるんです!(^^)!





アオドラセナ

わが家の庭にあるアオドラセナです。
キジカクシ科(←リュウゼツラン科)のコルディリネ属。
和名は、葉が緑色で 葉容がキジカクシ科(←リュウゼツラン科)の「ドラセナ」に似ていることから。



> 十数年に一度の奇跡! 「幸福の木(ドラセナ)」に花が咲いた! ! |

などという記事がありますが、我が家のアオドラセナは毎年花が咲きます。




> ドラセナの花が咲くと幸せが訪れる
とか言いますけれど、それは5年に一度とか、ごくたまにしか咲かないドラセナのばあい。
いや、平常なら花を咲かせない植物が花を咲かせたということは 何か自身の存続が危ぶまれるような環境の変化があったからではないか?
竹に花が咲くのと同じ理由を感じてしまう私です"(-""-)"



それにしても可愛いものです (^^ゞ
黄色い花粉をもった6個のおしべに囲まれて めしべは1個だけ。
別に咲いた花を落としているわけでもないのですが、私は結実したのを見たことがありません。




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