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アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

ハコネウツギ - 安城総合運動公園

2020-05-17 16:18:23 | みんなの花図鑑

ハコネウツギは ウツギがつくけど、 ウツギ(卯の花)とは 別の系統の木です。あちらは アジサイ(ユキノシタ)科。 ハコネウツギは スイカズラ科。 日本固有種です。
(借景は ケムリノキ(スモークツリー) です ^^)




スイカズラ科というのは 花の咲き方を見ると頷けます。 咲き始めは 白色なのですが、その後、色が変わります。 スイカズラは 黄色(金色)に変わりましたが、 ハコネウツギは 赤色(紅色)に変化します。




きれいな紅色に変化しました。 (花が咲き始めから濃紅色で内側も紅色の ベニウツギ という園芸品種もあります)(ただし、wiki では ハコネウツギの別名を ベニウツギ としているようですが (´・ω・))
白花と赤花を付けることから 「源平卯木」と呼ばれたりします。




まぎらわしいのは ハコネウツギの葉です。 この葉、どうみても そこらにある アジサイの葉にしかみえないのです。なので 花のシーズンが終わり葉だけになると、 私は よく アジサイと勘違いします。




(なぜ名前に ハコネ がつくのか、箱根にはあまり自生してないとか、の記事はネット上にたくさんありますが)花の構造については あまり記事がありませんけど、 花弁は5枚、 雄しべは 5本、真ん中に 大きなボール状の柱頭の雌しべが1個の両性花のようです。(見ればわかるということでしょうかね (´v_v`))

エゴノキ - 安城総合運動公園

2020-05-17 12:07:14 | みんなの花図鑑
(花弁の数と雄しべの数を間違えてコメントしていたので 訂正しました)

エゴノキというと 白い花が多いと思いますが、 こんなピンクのエゴノキもあるんですね。



「エゴノキ ピンク」でググると、 「赤花エゴノキ ピンクチャイム」という流通名の 通販サイトが複数出てきます。



これは下から見上げて撮ったものです。 エゴノキの花は真下を向き、花冠の中心から おしべと 雌しべの花柱が突き出ています。

「エゴノキは日本、朝鮮半島、中国に分布するエゴノキ科エゴノキ属の落葉性高木です。
日本では、北海道から九州、沖縄まで分布しており、日当たりの良い雑木林などでごく普通に見かける樹木です。
美しい花を咲かせることから、ジャパニーズ・スノーベル(Japanese snowbell)と呼ばれ、欧米やヨーロッパなどでも庭木として植栽されています。」 (ガーデニングの図鑑「エゴノキの育て方」)





雄しべはたくさんあるように見えます。 松江の花図鑑には「雄しべは 10個」(樹に咲く花) とありますが・・・
「おしべも基本10本ですが、8本~10本以上あるものも観られました。」(奄美自然観察記「花びらやおしべの数もまちまち エゴノキ」)

こうして近くで まじまじと雄しべを観察していると、ナス科の雄しべ、とくに ワルナスビの雄しべを見ているような錯覚にとらわれます(というのは、病気かな? (´∀`))



つぎは、よく見る 白い花のエゴノキ。

花はやはり下を向いています。



5弁花と思いましたが、6枚の花もありますね。それどころか 4枚のもあります。

ネットで記事を調べてみると、あります、あります∧||∧
「これまで確認したのは最小で4枚、最大で8枚。それも2の倍数というわけではなく、4/5/6/7/8とバリエーションがあります。しかも、1本の木に花びらの数が違う花が咲いているのです。」(奄美の森金作原原生林「エゴノキの花びらは何枚?」)

「花びらの数は4枚から9枚まで6種類もありました!
で、その数はというと、以下のようになりました。
6枚 191個 51%
5枚 131個 35%
7枚  45個 12%
4枚  2個 0.5%
8枚  2個 0.5%
9枚  1個 0.2%
(中略)

図鑑では5深裂しとあり(合弁花だったのですね)
5枚が通常の数だったのですが、 じつは6枚(6深裂)のほうが多かったのです。
もちろん「この木に関しては」の話です。」(驚きの日々!日刊・祖師谷公園をめぐる四季「不思議なエゴノキ 花びらは4枚から9枚まで!」





ピンク色の株も 白色の株も 今朝 安城総合運動公園で撮ったものですが、 白色のエゴノキのほうが少し早く時期が終わりにさしかかっています。



これなどもう花後の感じですが、それでもハチが来ています。 エゴノキは蜜を多く持つことで知られています。