goo blog サービス終了のお知らせ 

アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

アツミゲシ、ナガミヒナゲシ

2020-05-03 18:16:29 | みんなの花図鑑

妖艶な花が畑の縁に植わっている。ケシの仲間だとはすぐ分かったが、名前が思い出せない。




そしたら、 写真を撮った日、 ブログにこの花をアップされてる方が見えました (^^)/
いわく 「アツミゲシ 〜 咲かないほうがいいけど勝手に咲く」(ロマン派☆自己流トレーニング)




そうです、アツミゲシなのでした。
「地中海沿岸域が原産地である。現在も原産地には多数の野生株が自生している。」
「日本ではあへん法で栽培が原則禁止されている種に指定されている。」
「和名は、1964年に愛知県渥美半島の沿岸部において日本への帰化が発見されたことに由来する。」
(以上、すべて wiki 「アツミゲシ」より)


つぎは、 同じくケシ科の ナガミヒナゲシ。

5月になると 道端など至る所に出現します。




原産地は アツミゲシと同じく 地中海沿岸。




「ナガミヒナゲシは他のヒナゲシと同様、阿片の原料となるアルカロイドを含んでいないとされ、あへん法による栽培や所持等の禁止対象とはなっていない」(wiki 「ナガミヒナゲシ」)




「根と葉からは周辺の植物の生育を強く阻害する成分を含んだ物質が生み出される(アレロパシー)。」(同上)
アレロパシーは ソバももっていて、私たちはソバ栽培のとき 草むしりをしなかったら、ソバより周囲の雑草のほうがよく育ちました(´・ω・) アレロパシーって、自分自身の生育も抑制してしまうんではないのでしょうか?!

カエデ - 花から実に

2020-05-03 11:12:20 | みんなの花図鑑
安祥城址公園のカエデ9種の同じ日の姿です(4月27日撮影)。
品種名が分かりませんので、番号で。

カエデ1

ほとんどが翼果の赤ちゃんになっていました。



カエデ2

カエデ2 の葉は緑です。
役目を終えた雄花が多数花柄に残っています。雌花(翼果)の数は少ないです。



カエデ3

このカエデは 葉の様子が一般的なカエデ(イロハモミジなど)とまるで違います。 そして 葉が赤いです。



カエデには 雌花が先行するタイプと 雄花が先行するタイプがあります。 この株は 雄花がまだ花粉を出し切ってないので、雌花が受粉してから 雄花が伸長する雌性先熟型の株のようです。



翼果の根元に 退化した雄しべらしきものがしっかり残っています。




カエデ4

この株は 葉が緑の一般的なイロハモミジのようです。
空に向かって やや赤みを帯びた翼果が伸びています。葉の緑と 翼果の赤が好対照です。


アオスジアゲハが 番っていました (^^)/


近づいても逃げません。




カエデ5

カエデ5 は カエデ3 とよく似て、 葉が細く切れ込みがあり、新葉の時から 赤いです。



果実はよく見る翼果です。



雄花が多数残っていますが、葯が黒いので、こちらは、すでに花粉を出し終えた雄花と思われます。




カエデ6

緑の葉のカエデです。


この果実の赤ちゃん、 カエデ1 と同様、翼果の付け根に 退化した雄しべが残っていません。 カエデ3のような 赤い葉のカエデでは 翼果の付け根にはっきり残っていたので、 赤い葉と緑の葉で 品種が違うと 翼果も形が違うのでしょうか?




カエデ7

今度は 葉は赤いけれど、幅広の葉のカエデです。


この株もやはり雄花がたくさんついていますが、雄しべの先端が黒いので、花粉を出し終わっているものと思われます。
翼果の根元には 退化した雄しべはあまりついていないようです。



カエデ8 (花や翼果は付いていませんでしたので割愛します)

カエデ9(ノムラモミジ)

これだけは 種類が分かります。樹名板に「ノムラモミジ」と書いてあります。



他のカエデに比べ、開花が一番遅いのがこの ノムラモミジ なのですが、その木もすでに 翼果をつけています。