オータムリーフの部屋

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「ニホン人の、幸せってなんだっけ?」NHK 日本再考 GO

2011-07-29 | 日記

 

 
ニホン人が、長く描き続けてきた幸せのカタチとは?三種の神器と言われた家電をはじめ「豊かさ」を求めていたニホンの高度成長期。「失われた20年」を経てもニホンは幸せを見つけられない。今、世界中で幸せの指標づくりが行われていると言う。そんな中、ある調査結果によると中南米のコスタリカが世界一幸福な国だと言う。道行く人に訊ねてみると、ほぼ100%の人が「幸せ!」と即答した!そこで起こっていることは?ニホン人にとって理解し難いことだった。
 
子供は両親がそろっていた方が良い。どんな親でも実の親に勝るものはない。子供ができて結婚するのは現代の常識。
 
どうもそんな通念があやしくなってきた。コスタリカの離婚率は48%。シングルマザーが最高に元気だ。幸せですか?の質問に躊躇なくイエスと即答する。子供の顔も晴れやかだ。大統領は女性。国会議員の38%は女性。
 
仲の悪い夫婦の喧嘩を見て過ごすより数段良いでしょう?彼らは何の迷いもなく、幸せのために離婚する。性差別がないから、薄給で虐げられることもない。
 
この番組を見てこの前からひっかかっていたことが解決したような気がする。
 
家族家族とこだわるから八方塞になるのだ。女性の能力が正当に評価され、社会が子育てを手厚く支援すれば、離婚した方が子供のためにもシングルマザーのためにも良い。児童虐待も大幅に減るのではないだろうか?
 
天童荒太さん、結婚制度解体、家族解体すると人間は幸せになれるか?小説の中でシュミレーションしてみてください。新たな問題も起こってくるかもしれないけれど、他人に依存して幸福を得ようとするから、深刻な家族の問題が起こってくるように思う。一人で生きていけたら、子供も施設で豊かに生きていけたら、社会の無言の圧力から逃れて自分の最良の道を選択できたら、今起こっている家族の問題は消滅するのではないでしょうか?
 
昔、処女性が重んじられる時代があった。性的暴行や出戻りは自分が汚れていると感じ、一生肩身の狭い思いをした。今は処女喪失なんて当たり前だから、トラウマに陥ることは少ない。そんな風に人間の感覚は時代とともにどんどん変わっていく。結婚願望から自由になり、婚活なんか蹴飛ばしてしまえば、女はもっと自由に活き活きできる。一度きりの自分だけの人生、社会通念にとらわれないで、内面から湧き起こる願望に忠実でいよう。結婚は妥協してするものではない。そしていつでもやり直しがきく社会は人々に勇気を与える。
 
日本は幸せの後進国です。まず自分の頭を改革して幸せになろう。みんなと同じことをするだけでは幸せにはなれない。自分の尺度で幸せを測ろう。

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