新聞に見るオーストラリア

新聞から「オーストラリア関連記事・ニュース」をスクラップしてみました。

調査捕鯨10年間停止提案

2010年02月24日 | 政治
 北海道新聞2010.02.23.夕刊第一面
 日本を取り巻く状況は陸のトヨタといい、海の捕鯨といい厳しいものがあります。

調査捕鯨10年間停止提案
IWC議長 沿岸捕獲を容認



【ロンドン共同】
 日本の沿岸捕鯨再開や調査捕鯨の在り方などを検討してきた国際捕鯨委員会(IWC)、事務局・英ケンブリッジ)のマキエラ議長(チリ)は22日、IWCの頭数管理が及ばない現行の調査捕鯨を10年間停止する代わりに、捕獲頭数を「大幅削減」した上でIWC管理下で南半球や沿岸での捕鯨を認める提案をまとめた。

 事実上の商業捕鯨容認とも受け取れる内容。提案は日本の沿岸捕鯨の基地として、日本政府がこれまで求めてきた網走市、鮎川(宮城県)、和田(千葉県)、太地(和歌山県)の4カ所を挙げている。
 赤松広隆農水相は23日、記者会見で「譲るべきところは譲り、柔軟に対応したいL。と述べ、提案に基づく交渉に応じる方針を示唆した。ただ員体的な賛否については「手の内は明かせない」として言及しなかった。
 IWCはこれをたたき台に、3月に米国で開く中間会合と作業部会で議論、6月のモロッコでの年次総会で成案を得たい考えだ。しかし、容認する捕獲頭数などは示しておらず、合意できるか否かは予断を許さない。
 日本やオーストラリアなど12カ国からなる「支援グループ」が同案を作成。日本がこれまで「調査捕鯨」名目で毎年数百頭を捕獲してきた南極海での捕鯨も、限定的ながら容認しており、南極海捕鯨に反対するオーストラリアの有力紙は「同国政府は計画を拒否するだろう」と伝えた。
 年次総会で決着すれば、南半球が捕鯨シースンになる今年11月から同案を実行し、2015年に見直しを行う。20年以降は未定。



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