新聞に見るオーストラリア

新聞から「オーストラリア関連記事・ニュース」をスクラップしてみました。

アディ・ギル元船長、傷害罪は否認 捕鯨妨害初公判

2010年05月28日 | 社会
2010.05.27.北海道新聞夕刊
 オーストラリア関係の新聞記事を最近あまり見ませんが、たまにあった記事がアディ・ギル号元船長の裁判のニュースです。あまり楽しくありませんよね。




元船長、傷害罪は否認 捕鯨妨害初公判
「背景には事情」 東京地裁

 日本の調査捕鯨に反対する団体「シー・シェパード」の妨害活動で、傷害など五つの罪に問われたメンバーのニュージーランド人ピーター・ベスーン被告(45)は27日、東京地裁(多和田隆史裁判長)の初公判で傷害罪のみ起訴内容を否認、威力業務妨害、器物損壊、艦船侵入、銃刀法違反の四つの罪は大筋で認めた。
 艦船侵入は「正当な理由があった」とし、威力業務妨害については「背景にはいろんな事情があり、これからの審理で明らかにしたい」と述べた。ベスーン被告はシー・シェパードの抗議船アディ・ギル号の元船長。メンバーが日本の法廷で栽かれるのは初めて月央月にも結審する見通し。
 検察側は冒頭陳述で、艦船侵入の目的を「ドキュメンタリー番組のカメラマンに撮影させるためだった」と指摘。調査捕鯨船側の乗組員が撮影した、被告らが酪酸入りのガラス瓶を投げ、歓声を上げて逃げる様子の映像が法廷で流された。
 弁護側は「調査捕鯨に反対する意見が国際社会で有力に存在する」と述べた上で「被告はけがをさせるつもりはなく、酪酸の危険性も認識していなかった。酪酸を投げた行為とけがの因果関係にも疑いを差し挟む余地がある」と主張した。
 起訴状によると、ベスーン被告はほかのメンバーと共謀し2月11日、調査捕鯨船団の監視船第2昭南丸に向けて酪酸入りのガラス瓶を発射、甲板上に飛散させて乗組員の業務を妨害し、男性乗組員(24)の顔に1週間のやけどを負わせた。
 4日後には水上バイクで第2昭南丸に接近、侵入防止ネット(約13万円相当)を携帯ナイフで切断して船内に侵入した、としている。
 次回以降の公判は第2回が28日、第3回が31日。


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