新聞に見るオーストラリア

新聞から「オーストラリア関連記事・ニュース」をスクラップしてみました。

調査捕鯨 賛成?それとも反対?

2008年03月02日 | 政治
調査捕鯨 賛成?それとも反対?
日本の食文化の一つ
国際世論に配慮の声も
 北海道新聞08.03.01.朝刊「どっち Which さっぽろ」というコーナーで北海道民の捕鯨に対する意見を特集していました。
 オーストラリアンとは意見が全く異なっておりますが、日本人としてはこんなところが平均的だと思います。







 日本の調査捕鯨に対する欧米諸国の風当たりが強まっている。一月には米国の環境保護団体の活動家が調査捕鯨船に侵入するなど、過激な抗議行動も目立ってきた。今週の「どっちWhichさっぼろ」は、調査捕鯨への賛否を聞いてみた。
 「賛成」は68・3%、「反対」は28・4%。男性では76・6%が「賛成」と答えたが、女性は59・5%にとどまった。どの年代も「賛成」は過半数を占め、三十代は74.6%、六十歳以上は74.5%に上った。最低は十代の56・3%だった。
 賛成派は、「鯨を食べるのは日本の食文化の一つ」(六十五歳・女性)と訴える。「日本古来の伝統を海外の圧力でやめる必要はない」(53歳・男性)「鯨油を取ってあとは捨てた欧米と異なり、日本は余すところなく利用している。欧米は乱獲。日本は昔から共存の姿勢で臨んでいる」(三十九歳・男性)とし、調査捕鯨を擁護する。
 海洋生態系の維持を理由に挙げる人も多い。「ある種を過剰に保護すれぱ生態系が乱れる。適正数の維持には必要な行為」(三十四歳・男性)「実際の生息数や生態を知ることは大事」(三十八歳・男性)と強調する。「調査なら鯨を取り尽くすことはない」(六十五歳・女性)との立場だ。
 一方、反対派は欧米諸国との関係を重視する。「あえて他国の反感を買う必要はない」(五十七歳・女性)「他国ともめてまで『調査』と称してやる必要はない」(三十九歳・女性)といい、国際世論に配慮する。また、「捕らえずに調査すべきだ」(四十七歳・女性)「傷付けず、生きたまま海に帰すことはできないのか」(二十九歳・女性)「鯨がかわいそう」(三十八歳・女性)などと捕獲調査への疑問や、「調査なのに(鯨肉を)販売するのはおかしい」(二十一歳・男性)との声も目立った。
 日本人の食文化の変化を指摘する意見も。「鯨肉はほとんど食べない」(六十二歳・男性)「今は食べ物があふれている」(三十四歳・女性)とし、「あえて鯨肉を食べなくてもよい」(四十三歳・女性)との書えだ。ただし、「鯨はだめでカンガルーの肉はいい、という考え方は分からない」(四十七歳・女性)と、反捕鯨国・オーストラリアヘの皮肉もあった。ちなみに、好き嫌いはともかくとして、ほぼ全員が鯨を食べたことがあると回答。「給食の竜田揚げがうまかった」(三十四歳・男性)「子供のころは豚、牛、鶏はいつでも食べられる肉ではなく、空揚げもショウガ焼きもカツも、すべて鯨だった」(六十二歳・女性)。鯨は確かに、身近な食べ物だった。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。