旧聞ですが、読売新聞07.08.17.朝刊によりますと、日本国内動物園のコアラがクラミジアに感染している例があると、京都大学の研究で判明したそうです。
画像は読売新聞ですが、以下は朝日新聞WEB版の記事です。
コアラ、ウイルス感染確認 京大が全国の動物園調査へ
2007年08月17日13時23分
コアラにリンパ腫や白血病、感染症を起こすとされるコアラレトロウイルスが、国内の動物園で飼育されているコアラに広がっている恐れがあり、京都大ウイルス研究所は近く、全国の動物園を対象にした調査に乗り出す。このウイルスはコアラに特有で人には感染しない。国内のコアラは96年以降、死亡数が出生数を上回っており、ウイルスが影響している可能性もある。
同研究所の宮沢孝幸・特別教育研究准教授らによると、オーストラリア北東部に生息する野生のコアラの大半がこのウイルスに感染している。国内のコアラ63頭のうち53頭は、この地域の生まれか子孫。宮沢准教授は、多くがウイルスに感染している可能性があるとして、昨秋、コアラを飼育している全国9カ所の動物園に調査への協力を打診した。
その後、神戸市立王子動物園で、オスの「モモジ」がウイルスが起こすとされるリンパ腫を発症して重体になっていることを知り、今年1~4月に同動物園で飼育されていた6匹のコアラとすでに死んでいた2匹の保存血液などを分析した。その結果、8匹すべてからウイルス感染の証拠が見つかった。「モモジ」は2月に死んだ。子どものオス2頭、メス1頭は他の動物園にいる。
コアラレトロウイルスは、宿主の細胞に自らの遺伝子を組み込んで増殖する。精子や卵子などの生殖細胞に感染すると、子どもにも感染すると考えられている。宮沢准教授は「国内の実態を調べ、ウイルスに感染していないコアラを繁殖に使うなどの方策を検討する必要がある」と話している。
画像は読売新聞ですが、以下は朝日新聞WEB版の記事です。
コアラ、ウイルス感染確認 京大が全国の動物園調査へ
2007年08月17日13時23分
コアラにリンパ腫や白血病、感染症を起こすとされるコアラレトロウイルスが、国内の動物園で飼育されているコアラに広がっている恐れがあり、京都大ウイルス研究所は近く、全国の動物園を対象にした調査に乗り出す。このウイルスはコアラに特有で人には感染しない。国内のコアラは96年以降、死亡数が出生数を上回っており、ウイルスが影響している可能性もある。
同研究所の宮沢孝幸・特別教育研究准教授らによると、オーストラリア北東部に生息する野生のコアラの大半がこのウイルスに感染している。国内のコアラ63頭のうち53頭は、この地域の生まれか子孫。宮沢准教授は、多くがウイルスに感染している可能性があるとして、昨秋、コアラを飼育している全国9カ所の動物園に調査への協力を打診した。
その後、神戸市立王子動物園で、オスの「モモジ」がウイルスが起こすとされるリンパ腫を発症して重体になっていることを知り、今年1~4月に同動物園で飼育されていた6匹のコアラとすでに死んでいた2匹の保存血液などを分析した。その結果、8匹すべてからウイルス感染の証拠が見つかった。「モモジ」は2月に死んだ。子どものオス2頭、メス1頭は他の動物園にいる。
コアラレトロウイルスは、宿主の細胞に自らの遺伝子を組み込んで増殖する。精子や卵子などの生殖細胞に感染すると、子どもにも感染すると考えられている。宮沢准教授は「国内の実態を調べ、ウイルスに感染していないコアラを繁殖に使うなどの方策を検討する必要がある」と話している。
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