アトリエ 籠れ美

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平成27(2015)年5月4日より

水彩筆

2016-09-28 05:48:46 | 画材、技法、芸術論、美術書全般、美術番組
 私が水彩画を描くのに使っている筆は、主に、というかほとんど彩色筆です(写真の一番左とその隣)。写真の左から三番目は削用筆ですが、特に意味はありません。彩色筆のつもりで買ったのが、たまたま削用筆だったんじゃないかと(昔に買ったので詳しく覚えていません)。

 他には隈取筆や鼬毫面相筆も持っていますが、ほとんど出番がありません。私は水彩で大作(30号以上)を描くことはないので、これで十分です。いずれの筆も値段は高くありません。

 さて、高価な水彩筆として有名なのがフランスのラファエル。水彩画は筆一本あれば描けるので、つまりさっと水入れで洗うだけで簡単に絵具が落ちるので、奮発して高価なラファエルを一本買うという手もある(私の絵の先生も、お金に余裕があるならと勧めていました)。

 私が持っている唯一のラファエルが、写真の一番右の「 9 Raphael 8354 PETIT GRIS PUR 」です。このラファエル水彩筆には実は安価なものもある。この筆がそれ。いざ買いに行ったものの、値段の高さに驚き、試しにとこれで妥協した次第。でもはっきり言って、こうした安価なラファエルは駄目です。使い出してすぐに毛が抜けるし、それもしばらくは使う度にです。まあ安いんだから仕方ないと言えば仕方ないのですが、だからこのラファエルを買うなら、ちゃんと高価なものを買うべし。

 何だかこの記事書いてて情けなくなってきたな。豚毛の油彩筆もそうなんだけど、安物を買うから使い始めてしばらくは毎回毛が抜ける。そろそろ筆にこだわらないといけないですね。

 蛇足)写真の彩色筆や削用筆も使い始めてしばらくは毛が抜けました。こちらも安物なので致し方なし。


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