アトリエ 籠れ美

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平成27(2015)年5月4日より

クラッシックギターを習ってます その6(私が教室をやめた理由)

2021-07-15 03:00:00 | 将棋、チェス、囲碁、麻雀、花札、クラッシックギター、社交ダンス、乗馬、書道
 前回の記事、「クラッシックギターを習ってます その5(私がクラッシックギターを挫折しなかった理由)」(2021-06-03 の記事) で書いた通り、私なりの譜読みの方法で努力したにもかかわらず、授業についていけず、6月いっぱいで地元のクラッシックギター教室をやめてきました。

 直接の原因は、副教本である「大人のためのやさしいギター練習曲集」(写真参照)の32ページ掲載の「ふるさと(岡野貞一作曲)」をテンポ40で弾けなかったことにあります。

 この曲集自体は先生から「結構難しいよ」と言われていたものの、私はこの「ふるさと」を弾くとき、左手の動きが難しく、また右手も引く弦を間違えやすく、結果、テンポ40でも拍子を乱さずに弾くのが困難でした。

 クラッシックギター教室に通い始めてちょうど4ヶ月、随分と悩みましたが、教室をやめる決断をしました。


 今年3月から習い始めたんですが、当初から苦戦続きでした。教室で出された課題(宿題)をこなすのに精一杯で、第一優先である絵画制作に支障が出ない範囲で最大限努力してきました。

 アルバイトで疲れて寝てしまう日もあるものの、ほぼ毎日、クラッシックギターにかかりっきりで、日々の睡眠時間は5時間を切るような状態で体調不良に陥ることもあり、もう限界でした。

 それでもクラッシックギターが順調に上達していくのなら、それもいいいと思っていたんですが、「ふるさと」をテンポ40で弾けない始末。ここまで頑張って、この体たらく。これでは割に合いません。

 そもそも、つらつら考えるに、どうやら私のクラッシックギター学習能力は、先生の想定する速度の3分の1みたいです。ですから常人の3倍の時間が必要ですので、私が教室で出された宿題ができないのは当たり前なのです。

 生来の不器用さが祟りました。テレビゲームで、アクションやシューティングゲームをやると下手。反射神経を要求されるものはとにかくダメ。そんな私ですから器用に指が動くわけがない。


 で、今後ですが、教室はやめたものの、クラッシックギターは独学で続けます。私の学習速度が常人の3分の1だというなら、3倍の時間をかければいいだけです。

 今までのように、平日なら2、3時間、休日なら6時間、こんな練習をしていたら、それは私生活が破壊、崩壊しても不思議ではありません。

 そんな生活は間違っていますので、今後は平日だろうが、休日だろうが、クラッシックギターに割ける時間は一日一時間程度。その範囲内で最大限の努力をする、ということになります。

 せっかく始めたクラッシックギターですので、ここで諦めるのはもったいない。私自身、クラッシックギターを習い始めてから、さまざまな発見があり、そうした副次効果を含めて、楽器を弾くことの魅力を感じているところですので(つい最近も、昔の特撮ヒーローの主題歌をユーチューブで聞いていたら、その歌手がものすごく拍子を取ることを意識して歌っていることに気づいた次第)。


 つまりは、クラッシックギターを続けるために、教室をやめてきたわけです。

 働きながらクラッシックギターを練習するにはどうしたらいいのか、細く長く継続する、無理なく日々練習していくにはどうしたらいいのか。それが教室をやめるという結論でした。

 授業についていけず、落第し、自主退学したようなものです。だから、もちろん好きで教室をやめたわけじゃないんですよ。何事も最初は誰かに手ほどきを受けた方がいいに決まってますし、理想的には教室に通って上達していくのが望ましいわけで。

 泣く泣く、やむなく教室をやめたわけなんです。独学なんて大嫌いなんですよ、私自身は。日本では何であんなに独学を珍重するんですかね。「独学で始めました」なんて言うと「ほう、独学ですか。すごいですね」っていう会話になりがち。

 独学は、ある意味で効率が悪いので(わからないことがあっても聞くことができない)、回り道をすることになりやすい。今はネット環境さえあれば、簡単に情報が手に入りますが、間違っていたり、自分に合っていなかったりで、正しく取捨選択していかないと、情報過多で迷うことにもなります。


 さあ、今後はクラッシックギターは、私自身が先生であり、生徒であります。自分の学習能力は、自分のことですのでよくわかってますし、自分がどういうクラッシックギター弾きになりたいのか、それもわかっています。

 つまりは目標設定がちゃんとできていますので、それに向けて着実に努力していけばいいだけです。ただし上記の通り、割ける時間には限りがありますので、日々こつこつと真面目に練習する、地道にやっていく、まして手先が不器用ですので、上達もゆっくりでしょう。

 とはいえ、のんびりするつもりもありませんので、「慌てず、急いで、正確にな」(映画「さらば宇宙戦艦ヤマト」参照)という感じでしょうか。


 最後に、これから具体的にどうやって勉強していくの? という話になりますが、教室で渡された教本があります。それがこちら。



 当面はこの教本にしたがって練習していきます。

 教室ではこの教本の48ページ、練習21まで授業は進んでいたので、同ページ下段の練習22から、今後は独学になりますが、再開していきます。

 今「再開していきます」と書きましたが、6月いっぱいで教室をやめました。この記事は昨日、7月14日に書いてます。

 じゃあこの2週間、何をしてたの? というと、それは教本の47ページの練習20と、副教本(曲集)の、例の「ふるさと」を練習しつつ、教室に通っていたときに、あれこれとわいてきた疑問についてネットで調べてました。

 つまりは、ちょっとギターの練習は控え目にして、気になることを勉強してました。2週間経ちますので、大体の疑問は解消、納得。

 明日からはギター練習に比重を置いて、頑張っていきます(お勉強も大事なんだけど、やっぱり弾けないと始まらないよね、本当に)。

*記事が長くなりましたので、いったんここで終わりにして、続きを今週中に書きたいと思ってます。

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