アトリエ 籠れ美

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平成27(2015)年5月4日より

史上最高の声優は、富山敬。

2021-06-10 03:00:00 | 昔のアニメ、ゲーム、実写、音楽、本、雑誌
 っていう話を聞いたことがあります。史上最高の声優は富山敬だと。

 その理由は、彼の代表作「タイガーマスク」「宇宙戦艦ヤマト」「ヤッターマン」に集約されています。

 未だに人気がある「タイガーマスク」「宇宙戦艦ヤマト」で主役を務め(前者は伊達直人役、後者は古代進役)、それのみならず「ヤッターマン」ではナレーションを務め、それも代表作になっているという(例の「説明しよう」というセリフは、あまりに有名)。

 ナレーションを務めた作品もが代表作になるというのは稀。それが富山敬を史上最高の声優とする大きな理由になっているのだそうです。

 個人的に思うのは、富山敬の声って、控え目っていうか、良い意味で目立たなくて、それでいて甘い声なので、脇役やってても、結構「あっ、この声は富山敬だ」と気づかない。そこがすごいところかなと。

 例えば、NHKBSプレミアムで放送されている「名探偵ポワロ」のヘイスティングズ役なんかがそう。全然気づきませんでした、私。随分経ってから「あれっ、あの声はひょっとして富山敬か」って、そんな感じ。

 これが山田康雄とか、ささきいさおとかだとすぐにわかってしまう(どっちもいい声してますけどね)。

 まあそれにしても「タイガーマスク」と「宇宙戦艦ヤマト」での主役かあ。どっちもすごい話。苦労どころか、死にそうな目に何回も遭う主人公の声は、富山敬のように、甘くて控え目な声がぴったりということなのかもしれません。

 確かに、力強い声だと「こいつ、どんな困難でも乗り越えそうだな」とか「頼もしそうだな」とか思われてしまって、主人公が危機に陥っても「まあ、何とかなるんでしょ」とか視聴者は安心してしまいそう。

 富山敬が亡くなったのが1995年だそうで(もう26年も経つの?)、その声は作品の中で生き続け、多くのファンを新たに生み出していると思います。

 これ、言っちゃいけないんだけど(今更言ってもどうにもならないんだけど)、声優さんも昔の方がすごかったなあ。

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