2004(平成16)年3月27日放送の「美の巨人たちスペシャル 世界を巡る危険な色 “プルシャンブルー” 」によると、フランスの画材店では青の油絵具だけで30種類はあるという。画材メーカーの技術博覧会といったところだが、まあそれはそれで結構だが、使う側からすると全く実用的でない。少なくともそんなに種類は要らないことは確かだ。
さて代表的な青色としては、ウルトラマリン、プルシャンブルー、コバルトブルー、セルリアンブルーの4種類が挙げられる(ここで取り上げるウルトラマリンは天然ではなく人工)。ひょっとしたら人によってはこの4色を使い分けているかもしれないが、そういう人でも主力として使うのはこのうちのどれか1色だろう。その色はどれか、どれにするのか。
それを決める簡単な方法がある。それは白を混ぜたときの色だ。その気に入った色を使うのがよい。というのも青という色は白を混ぜて使うことが多い。その代表的な例が空の色だ。ここで好みがはっきり分かれる。
私は白を混ぜたプルシャンブルーの色がどうしても好きになれない。ウルトラマリンとコバルトブルーは白を混ぜたときの色は非常に似ているが、厳密にはウルトラマリンの方が澄んでいて美しい。セルリアンブルーは白と混ぜても特に不満がない。というわけで私はウルトラマリンを使いたいのだが、いかんせん乾燥が遅い。昔にウルトラマリンとチタニウムホワイトを混ぜた色を風景画の空に使って、その乾きの遅さに閉口したことがある。真冬で3週間待った、いや待たされた記憶がある。
そんなわけで私はコバルトブルーを使っている。多くの人がコバルトブルーを使っている。乾燥は速いし、堅牢だし、耐光性も十分、言うことなしの色だ。しかしもし青色にこだわりがなく、大して期待もせずほとんど使わないけど、一応1色は持っておきたいというなら、セルリアンブルーが最強の味方になる。この色はコバルトブルー同様、耐光性も堅牢性も高い。そしてその最大の特徴は半不透明性にある(透明、半透明、半不透明、不透明の4段階に分けた場合、ちなみにコバルトブルーは半透明)。加えて青色で唯一赤味を含まない純粋な青色でもある。
これが、私がウルトラマリン、プルシャンブルー、コバルトブルー、セルリアンブルーの4種類を使って得た見解である。もし自覚的にセルリアンブルーを使いこなしている人がいれば相当通である。青色をあまり使わない私もそうしたいところだが、もともとの色味がコバルトブルーのように濃くないので、若干不安があってどうしても踏み切れないでいる。
別にコバルトブルーでいいじゃんとか、安いし乾燥が速いからプルシャンブルーでいいやとか、考え方はさまざまである。しかし昔と違って今の時代、青が高嶺の花でなくなった以上、自分なりの見解は持っておくべきだと思っている。基本色が4種類もあり、それぞれ色がはっきり違うのは青色ぐらいである。それゆえ悩ましい。とはいえ迷ったらコバルトブルー、これだけははっきしてますが。
さて代表的な青色としては、ウルトラマリン、プルシャンブルー、コバルトブルー、セルリアンブルーの4種類が挙げられる(ここで取り上げるウルトラマリンは天然ではなく人工)。ひょっとしたら人によってはこの4色を使い分けているかもしれないが、そういう人でも主力として使うのはこのうちのどれか1色だろう。その色はどれか、どれにするのか。
それを決める簡単な方法がある。それは白を混ぜたときの色だ。その気に入った色を使うのがよい。というのも青という色は白を混ぜて使うことが多い。その代表的な例が空の色だ。ここで好みがはっきり分かれる。
私は白を混ぜたプルシャンブルーの色がどうしても好きになれない。ウルトラマリンとコバルトブルーは白を混ぜたときの色は非常に似ているが、厳密にはウルトラマリンの方が澄んでいて美しい。セルリアンブルーは白と混ぜても特に不満がない。というわけで私はウルトラマリンを使いたいのだが、いかんせん乾燥が遅い。昔にウルトラマリンとチタニウムホワイトを混ぜた色を風景画の空に使って、その乾きの遅さに閉口したことがある。真冬で3週間待った、いや待たされた記憶がある。
そんなわけで私はコバルトブルーを使っている。多くの人がコバルトブルーを使っている。乾燥は速いし、堅牢だし、耐光性も十分、言うことなしの色だ。しかしもし青色にこだわりがなく、大して期待もせずほとんど使わないけど、一応1色は持っておきたいというなら、セルリアンブルーが最強の味方になる。この色はコバルトブルー同様、耐光性も堅牢性も高い。そしてその最大の特徴は半不透明性にある(透明、半透明、半不透明、不透明の4段階に分けた場合、ちなみにコバルトブルーは半透明)。加えて青色で唯一赤味を含まない純粋な青色でもある。
これが、私がウルトラマリン、プルシャンブルー、コバルトブルー、セルリアンブルーの4種類を使って得た見解である。もし自覚的にセルリアンブルーを使いこなしている人がいれば相当通である。青色をあまり使わない私もそうしたいところだが、もともとの色味がコバルトブルーのように濃くないので、若干不安があってどうしても踏み切れないでいる。
別にコバルトブルーでいいじゃんとか、安いし乾燥が速いからプルシャンブルーでいいやとか、考え方はさまざまである。しかし昔と違って今の時代、青が高嶺の花でなくなった以上、自分なりの見解は持っておくべきだと思っている。基本色が4種類もあり、それぞれ色がはっきり違うのは青色ぐらいである。それゆえ悩ましい。とはいえ迷ったらコバルトブルー、これだけははっきしてますが。
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