御朱印ヴァンディッツ

(現在、制作中です。)
主に北海道の寺・神社をお参りしています。

[鎌倉探訪 5] 建 長 寺  ~ 未来の仏像 ~

2012-01-31 22:45:47 | 神奈川県 寺院・神社
○ 名 称: 建 長 寺
 
○ 宗 派: 臨済宗建長寺派

○ 霊 場:  鎌倉三十三観音霊場第31番                         

○ 場 所: 鎌倉市山ノ内8

○ 拝観日:平成24年1月22日

 

 鎌倉五山の筆頭(第一位)に位置する建長寺さんです。

 このお寺を訪ねるのは4~5回目。ですからそんなに物珍しさはなく。

 まずは三門が有名ですが、

 この中におられるという五百羅漢さんをはじめとする仏像群は未だお目にかかったことはありません。

 それで本堂。こちらのご本尊はお地蔵さん。なんで禅寺で本尊がお地蔵さんか?っていうことは省略しますが、とにかく訪れるたびにちょっとビビルんですよ。

 丈六であること、半眼よりやや目を開き気味であることとか理由は色々考えられるんですが、なによりも感覚的に「怖い」んですよねぇ。

 

 それで今回訪れた際にもやっぱり恐怖心に駆られたんですが、それと同時に変なことも考えちゃったんですよ。

 それは、現代日本ってやたら「カワイイ」とか「ヤサシイ」とかがもてはやされるじゃないですか。この「波」ってまさかお寺や仏像にまで及ぶなんていうことないですよね?

 いや・・・、絶対ないとは言えないかなぁ?

 最近、

 こういうのとか、 こう言うのを見ると、

 

 

 

 ウワッ、聖観音さんだっ

 っておもっちゃうんですよ。

 だから、どっかで誰かがこういう雰囲気の仏像を作り出して

 

 

 萌 え 寺

 

 とか言い出しそうな気がするんだよなぁ・・・

 

 とここまで書いてなんですが、これってそんなに目新しい話じゃないですね。

 だって、

 

     

 

 こういうお地蔵さんってすでにいっぱいいますもんね。

 

  それで御朱印。

 こちらでも三十三観音さんやその他の御朱印がいただけるようですが、

 

 お地蔵さんのをいただきました。アリガトウございました。

 

 

 

 


[鎌倉探訪 4] 浄 智 寺  ~ 現在・過去・未来 ~

2012-01-29 23:07:44 | 神奈川県 寺院・神社
○ 名 称: 浄 智 寺
 
○ 宗 派: 臨済宗円覚寺派

○ 霊 場:  鎌倉三十三観音霊場第31番                         

○ 場 所: 鎌倉市山ノ内1402

○ 拝観日:平成24年1月22日

 

 京都で学生ガイドなんていうものをやっているとき、何度か訪れたのが京都と奈良の県境付近にある岩船寺と浄瑠璃寺。

 まぁ細かいことは書きませんけどこの時、仏教の教えって

・過去(前世)  薬師如来

・現在(現世)  釈迦如来

・未来(来世)  阿弥陀如来

 なんだなぁと思っていたんです。

 もちろんこのほかにもこれら全体を包括するモノとして大日さん(密教系だが)とか、56億7千万年後に弥勒如来が現れるとか色々ありますけど、基本はこの形かと。

 

 それで今回訪れた浄智寺さん。

 こちら、鎌倉五山の第4位ということからも由緒高いお寺なんだと思います。そんな中、一番興味があったのは曇華殿(どんげでん)。

 

 

 

 こちらには阿弥陀・釈迦・弥勒の三如来がおられるんですよねぇ。

 それはいいとしてその位置づけ、

・ 未来 ・・・ 弥勒

・ 現在 ・・・ 釈迦

・ 過去 ・・・ 阿弥陀

 なんだそうで。

 阿弥陀さんって「来世」じゃないのかなぁ?

 少なくとも(上に書いた)浄瑠璃寺って浄土系のお寺じゃなく、真言律宗だから・・・っていいか?

 とにかく三十三観音の御朱印もいただけましたがここは

 

 

こちらをいただきました。アリガトウございました。


 

 

 

 

 

 

 


[鎌倉探訪 3] 東 慶 寺  ~ さだ・まさしをBGMに ~

2012-01-26 22:58:30 | 神奈川県 寺院・神社
○ 名 称: 東 慶 寺
 
○ 宗 派: 臨済宗円覚寺派

○ 霊 場:  鎌倉三十三観音霊場第32番                         

○ 場 所: 鎌倉市山ノ内1367

○ 拝観日:平成24年1月22日

 

 円覚寺さんをあとにして向かったのがこちら、東慶寺さんです。

 こちらのお寺、オレ的には

 

 あの、水月観音さんがおられるお寺

 

 としての印象なんですが、世間一般には「縁 切 寺」として有名かと思われます。

 いずれにしても人がいっぱいいて落ち着いて拝観出来ないだろうなぁと思い、水月観音さんの事前予約ってしなかったんですよね(この観音さんは事前予約が必要)。

 ところが・・・、円覚寺さんの喧噪がウソのように静かだったなぁ。みなさん円覚寺さんからまっすぐ建長寺さんに向かうんですかねぇ?

 

 それはそうとして入り口で拝観料(100円)をお支払いし、お参りを。

 

 本堂内です。

 画像的には本堂に上がり込んで撮影したっぽいですが、ちゃんと庭から撮影しましたよ

 それで御朱印をいただいたんですが・・・・、思いこみというか何というか当然「水月観音さん」もしくは「(本尊である)釈迦如来さん」の御朱印をいただけると思っていたんです。

 が、実際にいただけたのは、

 三十三観音の聖観音さん。

 このお寺のあともそうだったんですが、鎌倉のお寺でただ「御朱印ください」というと三十三観音さんのになるようです。

 う~ん・・・、って実際に水月観音さんの御朱印があるのかどうかわからないんですけどね

 

 

↓ オレ的境内BGM

<!-- 縁切り寺 -->

 

 


[鎌倉探訪 2] 佛 日 庵  ~ ふぅ、やっと結願。・・・・じゃないんだけれども(^^; ~

2012-01-24 22:38:10 | 神奈川県 寺院・神社
○ 名 称: 佛 日 庵
 
○ 宗 派: 臨済宗円覚寺派

○ 霊 場:  鎌倉三十三観音霊場第33番

       鎌倉地蔵霊場第14番                         

○ 場 所: 鎌倉市山ノ内434

○ 拝観日:平成24年1月22日

 

 円覚寺さんの次に向かったのがこちら、・・・ってか円覚寺さんの一角にあるこちらのお寺をお参りしました。

 ここは北条時宗さんをはじめとする北条家の廟所(簡単に言うと墓地)で有名なようです。

 それで拝観料100円(円覚寺さんの拝観料とは別)をお支払いし、境内に。

 

 御朱印は受付でいただけたんですが、まずは本堂をお参りし、

 

 ↑ 本堂(多分)。中には観音さんや時宗公像が。ちなみにお地蔵さんは向かって左側の建物の中に。

 

 そしてそのあと御朱印を頂くことに。

 受付の案内によるとここの御朱印は

・ 三十三観音さんの十一面観音

・ お地蔵さん

・ 時宗公廟所

 の三種類のがいただけるようです。 

 ※詳しくはお寺のHPに載ってます

 

 それでどれを頂こうか考えたんですが、俺自身「○○番霊場」というものにあまり興味がないモノで時宗公のをいただきました。それがこちら。

 

  ありがとうございました。

 今度お参りするときには三十二観音さんをお参りしたあとの結願寺として・・・、ってそれは無理だな


[鎌倉探訪 1] 円 覚 寺 ~ 大日さんですか?あっと失礼しました・・・ ~

2012-01-23 21:20:05 | 神奈川県 寺院・神社

 諸事情ありまして、この週末(H24.1.22)に鎌倉方面へ行ってきました。

 それで全部で10か寺お参りしたんですが、このうちの4か寺は別のカテゴリーとし、残りの6か寺について[鎌倉探訪]として書いていきます。

 

○ 名 称: 円 覚 寺
 
 ○ 宗 派: 臨済宗円覚寺派

○ 霊 場:  (多分)なし                         

○ 場 所: 鎌倉市山ノ内409

○ 拝観日:平成24年1月22日

 

 雨の鎌倉、降り立ったのはJR北鎌倉駅。

 

 

 それで、流石鎌倉ですねぇ。シーズンオフだと思うんですが、大勢の観光客が。

 入場口で(確か)300円を支払うと、そのすぐ向かいに朱印場が。ここで書いて頂いている間に拝観をするというシステムのようで。

 それでお書き頂いた御朱印。

 これ、なんて書かれているかわかります? 「宝冠釈迦如来」さんと書かれているんですよ。

 こちらのお寺ではこのように書いて頂けるのは知っていました。が、どうにも腑に落ちなかったんですね。というのは・・・、

 お釈迦さんとか薬師さんとか阿弥陀さん・・・、要は如来さんって普通質素な衣しか着てないじゃないですか。宝飾品を身につけるったら観音さんをはじめとする菩薩さん、そして如来では唯一大日如来さんだけのハズ。

 それでいざ実際のお釈迦さんと対面しますと・・・、確かに宝冠をかぶっておられますね。

 これが

・ 作られた最初から冠をしていた

 のか、

・ あとの時代になって冠をかぶせた

 のか、

・ 元々大日さんとしておられたのがいつのまにかお釈迦さんに変わった

 のかはわかりませんけれども大変珍しいかと思います。

 

 ちなみに、このお釈迦さんがおられる仏殿の隣の「選仏場」というところに薬師さんがおられました。いつの時代の作かはわかりませんが、右手薬指の曲がりっぷりがステキでした。