○ 名 称:月浦山宗圓寺
○ 宗 派:曹洞宗
○ 場 所:小樽市潮見台1丁目19番10号
○ 拝観日:平成26年9月
小樽市にある宗圓寺さんへ行って来ました。
こちらは、地図上では比較的行きやすい街中にありそうなんですが、
う~ん、伝わるかな?結構な坂道の上にあります。
建物はこんな感じ。
そして五百羅漢さんがおられる所へ行こうとすると、
このような注意書きが。
内容は、
・写真撮影厳禁
・拝観期間:4月~10月
とのこと。
あとでお聞きしたんですが、冬場はこのお堂自体鍵をかけてしまうそうです。
そしてお堂の中へ。
こちらで有名なのは、室町後期から明治初期に造られた五百羅漢群。
パンフ等の言葉をそのまま転載しますと、
・五百羅漢像を安置している宗圓寺は、寛永7年(1630)に松前藩主7代公廣の追善供養のため福山に建立されましたが、明治42年(1909)に船で羅漢像や建物の部材とともに小樽へ移設されたものです。
・この五百羅漢像は、14代章廣が供養のため南部藩主に依頼し、文政8年(1825)盛岡より勧請(霊を分けること)して宗圓寺に納めたといわれています。
・これらの像は、昭和37年(1962)京都美術院国宝修理所の調査により、室町~桃山時代の作と思われるものが11体、江戸中期のもの236体、江戸末期のもの268体という調査結果が報告されています。江戸中期のものに製作者銘「暉常」が墨書されている像が15体あります。
・この「暉常」は、最近の調査で松前に居住した能面師であったことがわかりました。また、制作年代についても墨書があり、「天明8年、天明9年」(1788、1789)の作であることがわかっています。
・このように、羅漢像の大半が江戸中期から末期のものであり、製作者についても一様ではないことから、かえって江戸期におけるこの種の彫刻技術を検討するうえで貴重な資料となっています。
同じような制作様式ではあるんですが、その時期によって全然印象が異なります。別に古ければよいというものでもありませんが、やっぱり室町時代のに迫力を感じます。
そして・・・、こちらのお寺に関しては(上記の)五百羅漢像が有名なんですが、俺的にはご本尊がすごいと思うんですよね。
室町末期から江戸初期の制作と伝えられる丈六の釈迦如来像。最近、補修されたみたいで古さは全く感じないお姿。
こちら、顔つきは飛鳥寺の飛鳥大仏に近い系統の顔つき。そして指は阿弥陀如来の下品中生っぽいんですよ。
※阿弥陀如来の印相については コチラ 参照
こちら・・・、元は阿弥陀サンだったんじゃないか?という気もするんですが・・・余計なお世話ですかね?
そんやこんやで御朱印をお願いしてみると、「書き置きなら」とのこと。
それでいただいた御朱印は
こちら。
ありがとうございました。