1526GMT 29日終盤
ユーロ/ドル<EUR=> 1.3330 1.3301
ドル/円<JPY=> 82.430 82.400
ユーロ/円<EURJPY=> 109.89 109.62
30日終値 前営業日終値
株 FT100 5768.45(+26.42) 5742.03
クセトラDAX 6946.83(+71.68) 6875.15
金 現物午後値決め 1662.50 1657.50
先物 現物利回り
3カ月物ユーロ(6月限) 99.335 (+0.000) 0.055(0.057)
独連邦債2年物 0.217(0.215)
独連邦債10年物(6月限) 138.33 (+0.02) 1.809(1.805)
独連邦債30年物 2.464(2.480)
<為替> 不安定な取引のなか、ユーロが対ドルと円に対して若干上昇した。スペイン政府が2012年の予算削減策を発表したことで、同国が緊縮財政路線を堅持できるとの期待が膨らんだ。ただ経済指標がまちまちの内容となったことで、おおむねレンジ内での取引となっている。
ユーロ/ドルは0.22%高の1.3330ドル、ユーロ/円は0.25%高の109.89円で推移した。
ドル/円は0.04%高の82.43円。
<株式> ロンドン株式市場は反発。鉱山株が買われ、上昇を主導した。
FT100種総合株価指数<.FTSE>終値は26.42ポイント(0.46%)高の5768.45。
月間では4カ月ぶりに下落し、1.8%安。
四半期ベースでは3.5%上昇したが、米、仏、独の主要株価指数の上昇率と比較すると、出遅れが目立った。
鉱山株<.FTNMX1770>は月間では大きく売られたが、この日はしっかりとなった。
リオ・ティント<RIO.L>は2.1%、BHPビリトン<BHP.AX>は1.6%それぞれ上昇し、同セクターを押し上げた。クレディ・スイスが両社株の買いを推奨したことが追い風となった。
同日発表された3月のロイター/ミシガン大学米消費者信頼感指数(確報値)が2011年2月以来の高水準に上方修正されたことを好感し、景気敏感株が買われた。
ユーロ圏財務相が救済基金の融資能力拡大で合意したことも相場を支援し、午後に入り銀行・石油株を中心に買いが入った。
半面、ディフェンシブ株は軟調に推移した。
欧州株式市場は反発して取引を終えた。1─3月期は6.8%高で終了、2006年以来の上昇幅となった。ユーロ加盟国が財務相会合で、ユーロ圏救済基金の合計融資能力を5000億ユーロから7000億ユーロに引き上げると決定したことを受けた。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は9.82ポイント(0.93%)高の1069.03。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は24.54ポイント(1.00%)高の2477.28。
鉱山株や鉄鋼株<.SXPP>が上げを主導した。アングロ・アメリカン<AAL.L>、鉄鋼大手アルセロールミタル<ISPA.AS> は共に1.7%高。卑金属価格の上昇が後押しした。
今年に入りこれまでに30%近く上昇して、各部門の中で最も堅調な自動車株 <.SXAP>も大きく値を上げた。独ダイムラー<DAIGn.DE>は2.4%高、BMW<BMWG.DE>も2.8%高だった。
FT100種総合株価指数<.FTSE> は0.5%高、CAC40種平均指数<.FCHI>も1.3%高。独DAX指数は1%上昇。第1・四半期としては1998年以来の上昇を記録した。
市場の関心は再びユーロ圏の政治に移った。IGマーケッツのセールストレーダー、ウィル・ヘデン氏は「2011年の第4・四半期はイタリアにスポットライトが当たり、(2012年)第1・四半期はギリシャが焦点だったとすれば、第2・四半期はスペインにユーロ圏の注目が集まるだろう」と述べた。
スペイン政府は、2012年予算の下で省庁の歳出を削減することを明らかにした。法人税改革、公務員給与凍結、省庁の歳出削減などを通して、2012年は総額270億ユーロ(358億5000万ドル)を超える予算を削減する。
投資家のリスク選好度は急ピッチで回復し、ユーロSTOXX50種ボラティリティ指数<.V2TX>は11%低下して22.55となった。
<ユーロ圏債券> スペイン政府が大幅な歳出削減を盛り込んだ2012年予算案を発表したことを受け、スペインとイタリアの国債利回りが若干低下した。独連邦債は安定的に推移した。
第1・四半期最後の取引となったこの日は、リスクの高い取引を控える動きが広まり、商いは薄かった。
欧州中央銀行(ECB)が3年物資金供給オペを通して大量の資金を銀行システムに供給したことで、周辺国国債に買いが入り、特にイタリア国債の投資リターンは第1・四半期は10%を超えるなど、大きく恩恵を受けてきた。
ただ、ここ数週間の経済指標が思わしくなかったことで買いは鈍化。今後の指標で経済成長が上向いていることが示されない場合、イタリア、およびスペインの国債は第2・四半期に向かい風にさらされる可能性もある。
市場関係者は「ECB効果がすでに薄れたのか、その場合は何が次の動意になるのかを見極めるため、一息入れる動きが出ている」と指摘。「現時点ではスペインが焦点になっている。ギリシャで総選挙が予定されており、フランスの大統領選挙も近づいている。楽観的な見方は後退しているため、今後数週間はレンジ内の取引が続くとみている」と述べた。
同関係者は、スペインとイタリアの国債利回りが、ユーロ圏債務危機が最も深刻化していた時期に並ぶ水準に再び上昇するとは予想していないとしながらも、周辺国国債の投資リターンは、今後は第1・四半期よりも低くなるとの見方を示した。
この日はスペイン10年債利回りは5.40%で推移。イタリア10年債利回りは8ベーシスポイント(bp)低下の5.14%で推移した。
独連邦債先物は14ティック高の138.45。
ユーロ加盟国はこの日の財務相会合で、ユーロ圏救済基金の合計融資能力を5000億ユーロから7000億ユーロに引き上げることを決定。これに対し債券市場では大きな反応は見られなかった。
[東京 31日 ロイター]
引用元:yahoo ニュース
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