ぶらりドリブルの旅

ひたすらサッカー観戦がメイン

DAZN観戦 2023年J2リーグ第37節 モンテディオ山形vs徳島ヴォルティス

2023-10-04 17:03:02 | サッカー視聴記(2023年J2)

※前回の山形の記事はこちら(33節・大宮戦、1-1)
※前回の徳島の記事はこちら(32節・金沢戦、1-0)
※前回対戦時の記事はこちら(21節、徳島 1-1 山形)

<山形スタメン> ※()内は前試合のスタメン

  • 35節(岡山戦、2-0)で負傷交代した熊本が2試合ぶりにベンチ入り。

<徳島スタメン>

  • 前試合は38節で、熊本が天皇杯で準決勝進出したため前倒しとなる形で4日前に開催。(0-1)
  • 中野の負傷が発表され、9/11に手術実施して全治は未定との事。
  • エウシーニョの負傷が発表され、今季絶望との事でブラジルへ帰国。
  • 34節(いわき戦、2-0)で負傷交代した渡は、無事に次節も出場。
  • 同じく34節で負傷交代したケサダは離脱するも、今節4試合ぶりに復帰してベンチ入り。
  • 玄が日本国籍を取得し、韓国から国籍変更。
  • J3・琉球に育成型レンタルしていた森田が、レンタル先変更という形でJ3・奈良へ移籍。

前回対戦時、「前年最終節でプレーオフ圏を争うべく対戦した2チームが、低い順位同士でぶつかる事を余儀なくされる」という旨を書きましたが、再戦となったこの日はさらにややこしい事態となり。
山形はあれ以来順位を上げて昇格争いには加われているものの、その位置はトップハーフ最下層である11位。
目標達成には何が何でも勝たなければならないですが、最近は下位相手での取りこぼしも目立つためかなりのプレッシャーを強いられている感があり。

徳島はあの日以降も低空飛行を続け、J2残留が唯一の目標という立ち位置に。
それは順位的なもの以外にも、新しく就任した吉田達磨監督が、「とりあえず残留争いを凌ぐ戦い」へとシフトしたのも大きく。
先週は水曜にも試合が挟まった過密日程の中、理想に掲げていたボール保持のスタイルをかなぐり捨てたかのようなサッカーとなり。
例えクラブの将来に響く事があっても、安全圏に到達するには早いうちに勝ち点3が欲しいという、こちらも勝利に飢えている状況。

スルーパスを供給してサイド奥を取るという、平常運転のスタイルをこの日も貫く山形。
一方徳島はその攻めを凌ぐと、前半5分にボール奪取した永木が裏狙いのロングパスを送る(森海が抜け出すもオフサイド)という、堅守速攻にも近い形を早々に見せます。

そうしたスタイルにより、山形サイドは相手対策におけるギャップが生まれてしまったでしょうか。
11分にゴールキックから短く繋ぎに出た徳島ですが、ここも内田のロングパスで中盤省略し、セカンドボールを拾った浜下がドリブルからシュート(枠外)と手数の少ない攻め。
特に途中からチームを受け継いだ渡邉晋監督は、自身は前監督(ピーター・クラモフスキー氏、現FC東京監督)のスタイルを受け継ぎながら……という戦いを演じていただけに、この流儀とは違う徳島の姿勢はどれだけ頭にあったか。

17分の徳島のゴールキック、今度はGKスアレスがロングフィードを選択すると、西谷にダイレクトで収まりドリブルという状況に。
それに対してイサカがチャージしてしまい反則、フリーキックを与えてしまいます。
「堅守+セットプレーの一発」という危機がチラつきますが、ここからキッカー永木のクロスをクリアしてカウンターに持ち込む山形。
拾った後藤優が中央をドリブルしたのち溜めて右へ展開、イサカが奥を突いてグラウンダーでクロスを入れると、中央で待ち構えるのはチアゴ。
ダイレクトでシュートを狙うもミート出来ず、軸足に当たってこぼれた所を後方から藤本がシュート。
偶然ながらも完全に崩した格好でのフィニッシュでしたが、GKスアレスのセーブに阻まれ先制はなりません。

その後攻勢に入る山形、裏狙いのロングパスを多くするようになり、長短交えて堅守を崩さんとします。
守備意識を高めた徳島は前線のプレスも抑制気味で、ボールを持たされる状況を避けたかったという思惑があったでしょうか。
27分には高江の右へのロングパスをイサカが頭で受け、そのまま奥を取ってマイナスのクロス。
しかし合わせにいったチアゴのシュートはまたもジャストミート出来ずと、フィーリングが今一つに思えたこの日のチアゴ。

攻撃体勢を整えつつあった山形ですが、それが反則というファクターで乱れる事となり。
意識変更によりデュエル勝負へと舵を振った感のある徳島により、21分に川井に対し反則を犯した安部への警告が幕開けとなりカードが乱れ飛ぶ展開となります。
山形サイドも、24分に森海が柿谷のフリックを受けて抜け出さんとした所を野田が倒してしまい反則・警告。
さらに徳島サイドが「DOGSOで一発レッドでは無いのか」という異議の下、主審に詰め寄る絵図にも繋がってしまい。
31分・32分と立て続けに反則を犯したイサカも警告を受けてしまい、結局その流れを止められなかったのがスコアにも直結する事となります。

続く33分にも、森海が内田のロングパスに右サイドで抜け出して(この場面、浜下が後ろに残り白井が右を上がるという変節があり)深さを取りに行く徳島。
これに対し野田がまたも反則を犯し、更なるカードこそ出なかったものの右サイド奥からのFKに。
キッカー永木が中央にクロスを入れると、密集のなか安部が合わせきり、ヘディングシュートをネットに突き刺します。
やはりセットプレー一発という展開で、みすみすその機会を与えてしまった山形サイドは悔やまれる失点となり。

ようやく意識を改め、反撃体制を取る山形。
挽回するべく野田が前に出てのボール奪取を頻発させ、そこから好機を生み出します。
40分にはその流れから、後藤優のスルーパスを受けたチアゴが左からカットイン、ポケットを突いてシュート。
内田のブロックでこぼれた所を自ら追撃しますが、これもGKスアレスがセーブ。
攻め立てる事でコーナーキックも量産し、流れとセットプレー双方でゴール前に迫り、同点を狙いにいきます。

しかし反則プレーへの傾倒は止まず、44分にポストプレイに入った藤本が白井に倒されると、今度は笛が鳴らず徳島の反撃に。
藤本が痛み倒れ続けた事により、徳島サイドも攻め入らずラインアウトを選択しましたが、起き上がった藤本が異議を唱えるなどしこりが残り。
アディショナルタイムには、今度は西谷がイサカと交錯して倒れてしまうと、反則と思い込んだ徳島サイドが足を止めた事で山形の好機が生まれる事態に。(右から川井がクロスもクリア)
一転して、笛が吹かれない事で混乱を生み出す状況と化したのも、カードを出し過ぎたという主審(窪田陽輔氏)の自負によるものだったでしょうか。

結局前半は0-1のまま終了となり。
反撃の流れを堰き止められた格好となった山形、それを引きずるかのように後半立ち上がりは徳島の攻勢に入ります。

それでも以前のようなポゼッションによる攻撃では無く。
後半2分に内田のロングパスを受けた森海が左奥を取ってカットイン(ディフェンスに遭いCKに)という、ロングボール・縦に速い攻めに依存するのは変わりません。
4分には中央から縦に速く運ばんとし、柿谷が前進からスルーパスを送るも森海とは合わず。
しかもこの際に体勢を崩しながらのパスを余儀なくされた柿谷が、足を痛めて5分に倒れ込む事態を招いてしまいます。
素早く交代措置を採る吉田監督、杉本が投入されて同ポジションに入り。

そんな相手の状況を突きたい山形ですが、その攻撃体勢は芳しくなく。
中央を固める意識が強い徳島により、サイドでどうにかする姿勢を余儀なくされていた感があり。

前半より一層サイドバックに高い位置を取らせ、何とか変化を付けようとしたでしょうか。
15分左サイドで繋ぐなか、川井が最前線ボックス内にまで上がってチアゴのラストパスを受け。
そしてシュートを放つもブロックに遭い決められず。
直後に2枚替えを敢行しチアゴ・イサカ→泉・横山と、両SHを入れ替えます。

ここから左SHに入った泉が仕掛けるシーンを増やす山形。
安易なクロスを選択せず、細かいタッチでカットインの姿勢を取りつつ崩さんとするその心意気は良いものの、肝心の結果が付いて来ず。
対峙する最中に徳島の戻りを受け、結局実のある崩しは出来ずに終わる事多々。

26分に再度ベンチが動き、高江・後藤優→田中渉・高江へと2枚替え。
2トップ(藤本・高橋)気味へとシフトした山形。
一方徳島も28分に動き、浜下・森海→杉森・渡へと2枚替え。

押し込まれ続ける徳島ですが、それと反比例するかのようにボール保持の状況を増やして時間を使いに掛かり。
やはり第一は簡単に失点せず、得たリードを守りきるという意識は普遍のようでした。
こうした塹壕戦は不向きという印象のあった吉田監督ですが、前年の(甲府での)天皇杯制覇を経てその戦いも様になってきたようであり。

それでもこうした戦いはアクシデントを招き易く。(34節では前半のうちに負傷者を2人出していた)
35分には安部が足を攣らせてしまい、安部は根性を見せてインプレーの最中に起き上がるも、それが逆に試合を止められず苦境を招いた感もあり。(すかさず西谷が左SBに回り穴を埋める)
何とか途切れた36分に交代を敢行、安部・西谷→石井・ケサダへと2枚替え。
センターバックを1枚増やすという、5バックシステム(3-4-2-1)へのシフトと解り易い逃げきり体制に入ります。

山形の最後の交代は38分で、藤本→藤田。
これにより再び高橋の1トップとなり、田中渉がトップ下にシフトします。

この交代以降攻撃機会を独占と、文字通り「後は決めるだけ」の展開に入る山形。
39分にようやく泉が左からカットインシュートを放ち。(枠外)
41分には内田までもが足を攣らせてしまった徳島、その隙をついて最終ラインが4人のうちに攻め込み、今度は右から横山のカットイン。(クロスを選択も跳ね返される)
両ワイドをふんだんに活かして押し込むも、やはり引いた相手を崩すのは高難度というのは全国共通であり。

そしてATへ突入。
サイド攻撃を余儀なくされていた山形ですが、川井のロングパスが中央で高橋に収まるという好機が生まれ。
そのままエリア内へ切り込んだ高橋、ディフェンスに遭いCKを獲得し、最後の押し込みに賭ける体勢を築きます。(ここからはクロスを高橋が合わせるも枠に飛ばず)

その後再びCKを得ると、GK後藤雅も前線に上がる総動員体制に。
キッカー田中渉はその後藤雅が走り込むニアにクロスを入れるも跳ね返され、引き続き右スローインからの攻め。(後藤雅は下がる)
受けた小野が素早くクロスを入れ、ファーサイドで野田が合わせると、高く上がったボールに高橋が落下点に入り。
これをGKスアレスがパンチングで掻き出すも、跳ね返りを西村がボレーシュート。
しかし枠を捉えられず、強引ながらも繋いだ末のフィニッシュは実らず終わりました。

以降も野田が上がりっぱなしの体勢で攻める山形。
その野田の落としが惜しいシーンも生み出しましたが、後一歩及ばず。
結局最後まで得点出来ず、試合終了の時を迎えました。

残り5試合となりましたが、この試合により徳島は当面の目標達成までほぼ後一歩の状況に。
一方の山形は最後尾から追い掛ける立ち位置は変えられず、俗に言う「泣いても笑っても……」という言葉は山形の状況が様になってきたでしょうか。
千葉はじめ他クラブが昇格への機運を高めており雰囲気的にも厳しいといえますが、それを覆す一手を生み出せるかどうか。

Jリーグランキング にほんブログ村 サッカーブログ J2へ


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« DAZN観戦 2023年J1リーグ第2... | トップ | DAZN観戦 2023年J2リーグ第3... »

コメントを投稿