めんどりおばあの庭

エッセイと花好きのおばあさんのたわ言

久しぶりね~

2016-09-01 20:36:14 | 日記

今日はクリニックの受診日。
月曜日の検査結果を伺いに行きます。
気が重いです。

バス停に向かう途中で、仲良しのワンちゃんに会いました。
暑い日と雨の日はお家の中にいるらしくて、このところ、姿を見ていませんでした。
「元気だった?」と、話しかけると側に来てくれます。
首を傾げて、私の話しを聞いています。
ワンちゃんの優しい表情に、心が和みます。

傍に行って撫でてあげたいけれど、リードで繋がられていて届きません。
今度、飼い主の方をお見かけしたら、名前を教えて頂きたいな。

検査結果は相変わらずよくありませんでした。
あなた、真面目にやっていますか? と、女医さん。
そう言われると、なんとお答えしてよいのやら…
食事療法は難しいです。
あまり、真面目ではないかもしれませんと、つい、正直に答える私。
そうでしょう、と女医さん、苦笑いなさっていました。
困った患者です。



百日草が色鮮やかに咲いていました。








学校から持ち帰った朝顔
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ピンクのシャツ

2016-09-01 00:34:22 | 日記

 今日、久し振りに、昔、書いたエッセー集を読み返した。
 自分の書いた作品は恥ずかしくて、殆ど開かないのだが、家族の肖像と題した作品は
 思い出がいっぱい詰まっている。
 特に、娘や息子の子育て時代が、ありありと浮かんできて懐かしい。
 子供たちが愛おしい。
 ああ、あんな事もあったなあと、今更のごとく、年月の流れを思い知らされる。
 
 作品を読み返して、あれ、親方だけは昔も今も同じだと思った作品が目に止まった。
 2001年5月に書いた作品、「ピンクのシャツ」だ。
 15年前の親方のエピソードを書いているのだか、85歳になった今も変わらずだ。
 恥ずかしながら、掲載させて頂きます。

 ピンクのシャツ

 私たち夫婦は結婚して、すでに37年が経った。
 まさに、風雪37年だ。育った環境も価値観もまったく異なるものが夫婦として、良く
 続いたものだと思う。これも、お互いの信頼と愛情と思いやりと忍耐と我慢でやって
 来れたのだろう。
  しかし、いまだに、夫を理解しがたいときがある。37年も一緒に暮らしていて、私
 はいったい何をしていたのだろうと、心が迷子になるときがある。
  息子が結婚して5年になる。先日、息子の衣類を整理しょうと衣類箱を開いた。
  学生時代のバレー部とテニス部のユニホームなどを見ていると、子育てで大変
 だったが、毎日が充実して楽しかった頃を思い出す。私は、来年、60歳だ。それな
 のに、子供が成長したのに反比例して、どうも私は後退しているような気がする。
 あまり、思い出に浸ってばかりいるからだろうか。
  息子の衣類の中から、ピンクの柄物の長袖シャツを見つけた。殆ど傷んでいない。
 多分、私が買ったものだが気に入らず、袖を通さなかったのであろう。そうだ、これ
 は夫のペンキ塗りの仕事のときによさそうだと取り出す。
 夫は、日曜大工が趣味である。私にとって有難い場合もあるが、そうでないときの方 
 が多い。今も、本職の大工さんに修繕してもらいたいのだが、勝手に家の外壁を修理
 しているのだ。とても不細工で見栄えが悪い。
 「この家は犬小屋じゃないのよ」
  と、私が憎まれ口を叩くと、何を言うかとばかりに、こちらを、じろりと、ひと睨み。
 後は、平気で仕事を続けている。
 「○○のだけれど、これ、ペンキ塗りのときにでも着ますか」
  と、夫にピンクのシャツを見せた。
 「ちょっと派手だから、おかしいわよね」
 「いいよ、着るよ」
  夫の目が輝く。そして、いそいそと試着している。
  テニスと日曜大工で日焼けした夫の顔とピンクのシャツはそぐわない。夫はこの夏で
 70歳だ。多少、年より若く見えるのだが、どうにも無理がある。外国の銀髪の老紳士に
 ピンクのシャツはとても似合って素敵なのだが。
  失敗したと、私は後悔したが、もう遅かった。
 「いいじゃないか、これ。ゆったりして着やすいよ」
  夫はことのほかお気に召した様子。
 「そう、じゃ、ペンキ塗りのときに着てね」
  夕方、一仕事終えた夫は風呂に入った。そして、風呂から出てきた夫を見て驚いた。
 さっぱりした顔の夫はピンクのシャツを着ているではないか。
 「そのシャツは仕事着よ。普段に着ないで」
 「いいじゃないか」
  私は15年ほど前のグリーンのポロシャツを思い出した。あのときも、息子に買った
 シャツを喜んで着ていたっけ。
  今、夫は、買い物にでかけるときにも、ピンクのシャツ姿である。道行く人が振り
 返って行くのは、私の気のせいだろうか。
  最近、私の頭は混乱している。いまだに、夫という人間がつかめなくて。
  不可解なりわが夫。余程、奥の深い人物なのだろう。
                                 2001年5月記
 
 
 85歳の親方、現在もピンクのシャツを愛用している。
 そして、いまだに不可解な人だ。  
  
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