
激しい雨が小休止。
庭に出てみました。
草花の雨の雫って、何故か、懐かしさを感じるんですよね。
子供の頃、
夏休みの朝、早起きして里芋の葉に溜まった朝露を集めに畑へ行きました。
朝露で墨を擦ってお習字を書くと字が上手になると祖母に言われました。
私は少女期を厳しい祖父母の元で過ごしました。
南九州の祖父母の家は高台にあって遠くに霧島山が眺められました。
霧島山は孤独な少女の慰めでした。
いつか、あの山を越えて父母と暮らせるようになると空想していました。
現実は、両親の別離という厳しいものでしたが。
雨の日は縁側で膝を抱えて、雲に隠れた霧島山を眺めていました。
雨がことさら孤独を誘いました。
しかし、自然溢れる南九州で育った思い出は、ワタクシの人生の宝物です。
厳しい祖母に育てられたことも感謝しています。
花好きは祖母の遺伝です。
いつも庭には花が一杯咲いていました。
因みに、ワタクシはいまだに字が下手です。

庭の隅に植えた里芋

ノウゼンカズラ

ゼラニューム




ラムュウムピンクの花が咲きました