無呼吸症の家に住むのは恐い  ~あなたの家は呼吸していない?!~

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住宅の住まい方

2010-02-08 09:59:27 | 換気、住宅
アメリカの家で感ずる事は、家の中のパブリックなスペースとプライベートな部分の住み分けが、きちんとしている事であります。

特に、所得が高い層は、皆さんが思うアメリカスタイルで整理整頓され、優雅に暮らしております。

しかし、所得が少ない庶民派の家になると、その辺の住み分けが怪しくなってきます。

何処の国でもそうですが、所得が少ない家庭は整理整頓が出来てない?

何故か?生活する事に忙しく、室内を優雅に飾ったり、整理したりする余裕が無いのは当然と言えば当然であります。

室内の空気環境も、煩雑で散らかっていれば埃も溜まるし、換気も充分に行われなくなるため、臭いはこもるしカビも生える。

ただし、これは偏見でもあります。所得が高くてもしない人はしないし、所得が低い人でも小奇麗にしている人も沢山いる訳であります。

日本も、室内インテリアに関しては急速に発展してきました。

昔に比べれば、本当に室内も綺麗にしている家庭も増えてきたことは間違いないのです。

ただし、住宅を造る時にインテリアまで思いも及ばないケースがほとんどであります。

家と内装家具のアンバランスなケースが多いのと、何もかも新しくしてしまい、古い良い家具や装飾品を上手く使いこなせない人が多いのであります。

私のアメリカ人の知人は、こんなに良い家具が捨てられる国は日本だけだと、いつも言っております。

何故か古いものをコピーした箪笥や家具を買いたい人はいるけど、その横で平気で捨ててゆく人も多いのです。

使い捨てに鳴らされて育った人は、捨てる事に違和感は無いのかもしれませんが、長く大事に使い込む事により、素晴らしい家具に変わってゆくことを知らないのであれば、とても悲しい事であります。

住宅と同じで、薄っぺらなプリントの一見見映えのよさそうな家具を買って、無垢の重厚な家具を捨てて行くお馬鹿さんが、なんと多い事か!

アメリカの友達の家では、何十年も前の日本の箪笥や家具が置かれる事により、室内の落ち着き感を作り出しているのを見ると、やっぱり日本の古い家具は素晴らしいと感じるのです。

日本の家は狭いから、収納スペースを沢山作って行きますが、沢山作って綺麗に収納している人は珍しいです。

一生に一度の家であれば、自分のライフスタイルが決まらないのであれば、借家でよく勉強してからでも遅くないのです。

住宅を取得する目的が自分の家を持つ、便利な所に住む、まわりがの友達が家を持ち始めたから、自分の不動産を持つ年頃とか、特に自分の家に対する住み方の考えが無い人は家を買っても、愛着の持てる家に替えることができません。

結果、日本の家の寿命は20数年という、先進国では一番短いウサギ小屋になってしまっている訳であります。

日本ではホームパーティーは、流行りません。一部外国暮らしが長い人や、家にお客を呼べるスペースがある人以外は、外で宴会をやるのがスタンダードであります。

家に客を招きいれるドアは、外国ではウエルカムで内開きであります。日本は追い返すために外開きであります。

外で会うことに慣れた日本人は、自分の家にはパブリックなスペースが無いため、客人が家に入る事にためらいがあります。

客人の来ない家は、散らかし放題ですから、愛着が持てなくなります。愛着の持てない家は寿命が短くなります。

故に、日本の家は寿命がみじかのであります。

気密、断熱、換気、冷暖房は基本ですが、インテリア、間取り、自分達の住宅が愛着持て楽しい暮らしが出来る家を、本当に目指していますか?