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美術コースブログ

八戸工業大学第二高等学校美術コースの公式ブログです

学生まちづくりコンペティション参加

2014-02-23 21:34:06 | お知らせ

2月22日(土)、美術コース3年生が、八戸ポータルミュージアムはっちで行われた「学生まちづくりコンペティション」に参加しました。



このコンペは八戸市総合政策部市民連携推進課が行う、学生(大学、高専)による地域振興や地域貢献活動の促進を目的にした取り組みです。
今回は特別に高校生にも発表の場が設けられ、本校がゲスト枠として参加しました。

 

3年8組が総合学習の授業で作成した六日町活性化の企画を、代表者3名が発表しました。
これは八戸市六日町商店街振興組合から依頼を受けて取り組んだものです。
昨年12月に商店街振興組合からレクチャーを受け、グループで取材して資料を集め、約1か月かけて作成しました。

 

豊富なアイデアが、審査員の小林眞市長やアドバイザーから好評価を得ていました。

 

コンペティションの後、八戸市やぐら横丁「福年ファクトリー」で行われた交流会に参加しました。
ここでは弘前大学4年生と、八戸高専5年生の研究発表が5件ありました。
共にレベルが高く、生徒にとって大変勉強になるものでした。


小林眞市長も交流会に参加し、関心の高さを伺わせました。


種差少年自然の家作品展示

2014-01-30 17:59:32 | お知らせ

種差少年自然の家で、工大二高美術コースの移動作品展が始まりました。

 

「美術コースミニギャラリー」と題して、1月30日(木)~2月27日(木)、午前9時から午後4時まで、2階の小ホールで展示しています。

この企画は、種差少年自然の家から依頼を受けたもので、ボランティア活動の一環として行いました。展示期間中、施設の利用者が自由に観覧できます。

3年生の作品を中心に、高総文で最優秀賞を受賞した2年生の作品や、過去の優秀作品など、選りすぐりの16点を展示しました。

1月30日、2年生の7名が、展示作業を行いました。

自然の家を利用する子供たちが、作品を見て楽しんでくれたら幸いです。

 


坂本サトルミリオンレディオ出演

2014-01-24 17:55:18 | お知らせ

1月23日、美術コース3年生の工藤あかりさんが、エフエム青森「坂本サトルミリオンレディオ」に生放送で出演しました。
工藤さんの作品を見て興味を持ったミュージシャンの坂本サトルさんから、出演の依頼を受けたものです。

 坂本サトルさんは南部町出身のミュージシャンです。
ロックバンドJIGGER'S SONでデビュー後、1999年よりソロ活動を開始。
数々のCM音楽制作や他ミュージシャンのレコーディングも行い活躍中です。
「坂本サトルミリオンレディオ」はエフエム青森で毎週木曜日、夜8時から9時45分までの生放送番組です。

 この合掌土偶のポスターに坂本さんが興味を持って工大二高に来校。ラジオ番組への出演交渉があり、1月23日(木)、青森市のエフエム青森本社で夜8時からの生放送に出演しました。

 工藤さんは作品の写真をファイルしたポートフォリオを持参。
番組ではファイルを見ながら、作品制作のことや将来の夢などについて語り、和やかに進行しました。


 こちらは坂本さんがとても気に入った作品。(油彩F15)


 こちらは高校生国際美術展で「産経新聞社賞」を受賞した作品。「八戸」(油彩F30)

 最期は坂本さんから激励の言葉をいただき終了しました。
良い作品を作れば、それを見て評価してくれる人がいるのですね。



番組はこちらのサイトから聴くことができます。
「坂本サトルミリオンレディオPodcast」
https://itunes.apple.com/jp/podcast/ban-bensatorumirionrediopodcast/id727445889?mt=2


作品紹介2

2014-01-14 11:07:48 | お知らせ

2013年12月13日~15日にかけて行われた美術コース作品展での3年生の作品を、引き続き紹介します。

 

左「 Libiamo 」 右「 La canzone di un usuraio 」

水戸彩夏 (泊中学校出身) 各 アクリル/73×103cm

 

「 一望 」 高成花織(江陽中出身) 油彩/162×130cm

 

 

左「 IWATE ZOO① 」 中央「 IWATE ZOO② 」 右「 IWATE ZOO ポスター 」

舘石静羅(種市中学校出身) 各 CG/73×103cm

 

「 水 」 三浦実沙都(下長中学校出身) 油彩/72.7×116.7cm

 

左「 和装 ー春ー 」 右「 和装 ー冬ー 」 

上野美貴(根城中出身) 各 アクリル/51.5×72.8cm

 

「 多肉植物とカエル 」 鯨井菜未(下長中出身) アクリル/73×103cm

 

「 鰐 」 川村萌絵璃(白山台中出身) 日本画/130×97cm

 

「 merci ロゴマークパネル 」 村岡柚希(木ノ下中出身) フェルト/50×50 2点組

 

「 覗くもの 」 和田秋津(下長中出身) 油彩/162×130cm

 

「 ヘッドホン『Black』ポスター 千葉彩乃 (北陵中学校出身)  CG/51.5×72.8cm

 

「 白黒ちゃん 」 川崎陽(根城中出身) 映像/5分

 

 

 


作品紹介1

2013-12-25 17:31:54 | お知らせ

12月13日~15日にかけて、美術コース作品展が行われました。
3年生の作品を紹介します。

 

「雨の色」 中野亜理沙 (大深内中学校出身) 油彩 162×130cm

 

 

「桜田酒店」 成田香月 (十和田中学校出身) 油彩 130×97cm

 

「 しか 」 伊保沙羅 (八戸東中学校出身) 段ボール 90×125×25cm 7体組

 

「 浮遊 」 佐藤有里子 (湊中学校出身) 日本画 91×73cm

 

 

「 トラ 」 日當幸子 (久慈中学校出身) ストーン・ビーズ 73×103cm

 

  

「GAME MAGAZINE」 立花麻衣子 (湊中学校出身) CG 73×103cm

 

 

「青い本を読む人」 勝山夏生 (八戸第一中学校) 油彩 117×91cm

 

「宮沢賢治・太宰治ブックデザイン」 金田一裕衣 (大館中学校出身) CG 73×103cm 2点組

次回も紹介を続けます。

 


第28回美術コース展

2013-12-16 19:43:56 | お知らせ

美術コース第28回作品展が、2013年12月13日から15日の3日間、八戸ショッピングセンターラピアの2階と1階の催事場で行われました。
美術コース生全学年87名が制作した、162点の作品が展示されました。

1階には2年生が共同制作で作った大型の立体作品が設置されました。高さ4mになる作品は、観客の注目を集めました。また高校総合文化祭で最優秀賞を受賞した作品など、各種のコンクール受賞した作品も展示されました。

3年生の卒業制作では、100号サイズの油彩、日本画、アニメーション、照明器具の工芸デザイン等、各自の専攻分野で作られた作品が、来場者の目を楽しませていました。



↑ 2Fのラピアホールは3年生の卒業制作を中心に展示

 

4分のアニメーション

大事なものは身近にある、とメッセージが込められた作品で

小中学生に人気がありました。

壁の装飾。気流を表し、三角のパネルは一枚一枚取り外しができます。

上昇や下降どちらの流れも見えてくる配置に工夫が見られます。

和紙を使用し照明のシェードをきのこに見立てた作品。

和紙のつなぎ目部分が透けて見えており、結晶のようにも見える

繊細な作品です。


来場者は903名となり、盛況のうちに終了しました。
最後に、3年生の感想文を抜粋して紹介します。

・油彩でやりたいことが見えはじめたのはごく最近のことだと思います。技術も構成力もまだ不自由な点が多くありますが、自分の表現したいものをしっかり考え、追いながら描くことができました。この展覧会は最終地点ではなく、高校での3年間への答えであり、まだまだ道の出発点です。絵への興味は尽きません。

 高校3年間、私達はいつも締切に追われていました。大変でしたが充実していました。それが一番の思い出です。

 集大成となる卒業制作は、3年間を通して好きになった日本画で描きました。この3年間では、楽しかったこともそうでなかったことも沢山ありました。それら全てのことがあって今の私があり、まだ絵を描くことができています。友人をはじめとする先生方、家族、支えてくださった方々に感謝したいです。

 高校での3年間は、あっという間で、「こんなに毎日楽しくていいのか?」と思うほどでした。クラスの皆、美術の先生方、3年間、本当にありがとうございました!

 次回、3年生の卒業制作を掲載します。お楽しみに!


第28回美術コース作品展開催のお知らせ

2013-12-05 15:06:11 | お知らせ

第28回美術コース作品展を開催します。

期日:12月13日(金)~15日(日)

場所:八戸ショッピングセンター ラピア 
   1階フェスタプラザ 2階ラピアホール

時間:10:00~19:00 (最終日16:30まで)

 

12月13日から3日間、3年生の卒業制作を中心に、美術コース生が通常授業で制作している水彩画、日本画、油彩画、ポスター、立体などの作品を八戸ショッピングセンターラピア1階フェスタプラザと、2階ラピアホールで展示します。

2年生による共同制作の立体作品もあり、美術における様々な分野の基礎から応用まで多様な表現を見ることができます。特に3年生の卒業制作は、美術コースで学んだ3年間の集大成です。この機会に是非ご覧ください。
開催期間中はバルーンアートプレゼントなどの企画も予定しています。

 

ここで、3年生卒業制作の一部を紹介します。

F100号/油彩

F100号/油彩

 

F60号/日本画

 

CIデザイン

 

エディトリアルデザイン

 

 

 


展覧会見学 岩手県立美術館「アントニオ・ロペス展」

2013-10-31 11:00:29 | お知らせ

 

 10月25日(金)、美術コース全学年で岩手県立美術館で開催している「現代スペイン・リアリズムの巨匠 アントニオ・ロペス展」を見学しました。
 アントニオ・ロペス(1936-)は現代スペイン・リアリズムを代表する作家であり、本展は、初期の美術学校時代の作品から近作まで、ロペスが手がける油彩・素描・彫刻の各ジャンルから代表作約65点を厳選して紹介する日本初の個展。現在美術コースでは、2年生と3年生の絵画専攻の生徒が油絵の課題に取り組んでおり、生徒達は授業で学んだ知識を展示作品と関連させて興味深げに作品を鑑賞していました。また、これから油絵の授業が始まる1年生にとっては良い事前学習になりました。


 

<展覧会の感想>

・鉛筆で描かれた少女の頃の娘を描いた「マリアの肖像」は鉛筆とは思えない、まるでモノクロの写真のような細かな表現でとても驚きました。「トイレと窓」という作品もまた印象深く残っています。変哲もない汚れたトイレが描かれてり、一見薄暗く感じるものの、そこにはしっかりとした光が存在し、画面を包みこんでいるのを感じます。窓の光を受けている便器を見ると時間の流れというものも何となく感じることができました。今回、様々な代表作を間近で鑑賞することができ勉強になりました。(1年・女子)

 

・特に感動したのは、ロペスが町並みを描いた作品群だった。まるで自分がその道路に立っているかのような錯覚に陥るほどだった。映像コーナーで見たのだが、ロペスがこれらの作品を描く時には、自分から街に足を運び、光の関係から夏場にしか作品づくりをしないことが分かった。本人によれば暑さではなく光を感じに来ているそうだ。そのためか、その作品群からは、光の美しさや奥行きは伝わってくるが、暑さ、いやむしろ冷たく静かな感じさえした。(1年・男子)

・一つの作品のために様々な研究をしていると知りました。下描きや素描も展示されていて、作品ができあがる工程も見ることができました。今は授業で油絵を描いているので、より作品のすごさや丁寧さが伝わってきました。(2年・女子)

・バラとスミレの油絵は近くで見てみると案外単純に描かれているようなのに、リアルで美しく見えました。とても大きな風景画も、遠くから見るとまるで写真かと見紛うほどの作品でした。建物の窓はどれも緻密な描写で圧巻でした。その割には木々の緑はざっくり塗られており、そのギャップも面白いなと感じました。(3年・女子)

・描写が細かい所と大ざっまな所で差が大きいのに、完成されていてすごいと思いました。形が定規によって細かく計られていて、気が遠くなる作業だなと思いました。だから現実により近く、本物のようになるのだと思い、卒業制作で、細かい描写をできるようにしたいと思いました。(3年・女子)

 


第34回青森県高総文入賞

2013-10-26 12:52:34 | お知らせ

第34回青森県高校総合文化祭美術部門において、
美術コース2年生の新山智子さんが最優秀賞、佐藤晴香さんが優秀賞を受賞しました。
さらに、来年度茨城県で開催される、全国高校総合文化祭出品作品に選ばれました。

今年の出品数は約180点でした。
入賞作品は17点で、その中から全国大会へ選出されるのは、平面作品では5点です。
本校の全国大会出場は8年連続となります。

二人はコンクールに向けて、8月から制作に打ち込んできました。
審査員の東北芸術工科大学の石井博康教授からは、
デッサン力の確かさと、粘り強い描写が評価されていました。

作品を紹介します。

最優秀賞2年8組 新山智子さん
「それぞれの年月」油彩117×91cm

 

優秀賞2年8組 佐藤晴香さん
「朝の光」油彩117×117cm

 

来年度も入賞目指してがんばってください。


東北芸術大学連携授業

2013-10-10 21:36:24 | お知らせ

10月8日(火)9日(水)、美術大学から講師を招いて特別授業を行いました。講師は東北芸術工科大学の柳田哲雄先生です。身近な材料による染料制作と、すり込み(ステンシル)による染め体験授業を行いました。1日目は1年生、2日目は2年生が受講しました。

 

染色に使用するのはエンジュやスオウなどの植物から抽出された染料です。ユニークなものでは、紅茶のでがらし。こんなに身近なものから色が取り出せるとは驚きです。出がらしを使うので、まずは紅茶をみんなで飲む所から授業がスタート。どんな色が出るのでしょうか。

 

午前中は染料の制作を行いました。

沸騰したお湯にスオウやエンジュ、紅茶等を入れて箸でかき混ぜながら15分煮詰めます。

その後、布で濾して絞った液体を今度はコーヒーフィルターに入れて濾します。 

午前の部はここで終了。午後は、型紙の制作を行いました。

専用の紙を思い思いの形に切り抜いていきます。
「○、△、□の単純な形でいいですよ」と指導されても、そこは美術コース生。
こだわりのある形になっていきます。個性豊かな型紙ができました。

いよいよ抽出した染料で染色開始です。木綿のハンカチに専用の筆で色をつけていきます。

 

 

出来上がり

 制作終了後、東北芸術工科大学の説明会が行われました。美術の大学をスライドで詳しく知ることができ、進路選択の幅を広げるきっかけとなったようです。

 

<生徒感想より>

・最初から色があるのではなく、葉っぱなどから搾り取って色を作るのがすごく楽しかったし、自分なりにもすごく勉強になりました。やっぱり美術は自分が思っていた以上に範囲が広くて、やっぱり美術は楽しいなと改めて思いました。

・初めはただエンジュやスオウなどのものを煮て染めるものかと思っていたけれど、それだけではなくミョウバン液や消石灰水など、色々なものを混ぜてそれを濾して色をつけるというのを学んで、大変だったけど、とても楽しかったです。

・顔料のインド茜を作りましたが、作る途中がまるでトマトケチャップのようで、それでいてラー油のようできれいでした。実際に顔料ですり込みをしてみましたが、お手本のようにはいかず最初がすごくにじみました。でも、段々慣れるとにじまなくなって楽しかったです。ぜひまたやりたいです。

・どれも自然の素材なのにこんなにもきれいな発色をしてすごいという感動がありました。実際に染め物をしたら普通の色塗りみたいだけれど、やり方はペンペンと叩く感じで、更ににじませないようにしなければいけなくて少し大変でした。楽しかったです。とても良い経験になりました。